8.3.2 ドライバ、及びユーティリティの更新

OSのマイナーバージョンのアップグレードに伴い、OSにインストールされているioMemoryのドライバの更新が必要になる場合があります。ioMemoryのドライバ、及びユーティリティを更新する方法を説明します。

補 足
  • 本手順の実施前に、ioMemoryに保存されているデータのバックアップを適宜、取得してください。
  • 本手順の実施に必要となるドライバの情報は、IIJサポートセンターにお問い合わせください。

ドライバの配置

ioMemoryのドライバを、物理サーバの任意のディレクトリに配置します。

この配置したディレクトリを<任意のディレクトリ>と表記します。

ログイン

保守作業の対象となる物理サーバにログインします。

補 足

ログイン方法の詳細は、「2.1.1 ログイン」をご参照ください。

ドライバ、及びユーティリティの更新

ioMemoryのドライバ、及びユーティリティを更新する方法を説明します。

1.物理サーバの起動時の自動アタッチを無効にするために、自動アタッチの設定のコメントアウトを解除します。

# vi /etc/modprobe.d/iomemory-vsl4.conf
(省略)
options iomemory-vsl4 auto_attach=0 ─ コメントアウトを解除します。

2.物理サーバの起動時の自動マウントを無効にするために、自動マウントの設定をコメントアウトします。

# vi /etc/fstab
# UUID=########-####-####-####-############ /mnt/iomemory ext4
defaults 0 2 ─ コメントアウトします。

3.物理サーバを再起動し、OSのマイナーバージョンのアップグレード後のバージョンで起動します。

# reboot

4.ドライバがロードされていないことを確認します。

何も出力されないことを確認します。

# lsmod | grep -i iomemory
#

5.ビルドに必要なパッケージをインストールします。

# yum install rsync tar gcc make kernel-devel-`uname -r` rpm-build

6.ドライバファイルを解凍します。

記述書式は、「unzip <任意のディレクトリ>/<ドライバファイル>」です。

<ドライバファイル>は、IIJサポートセンターから取得したファイルです。

今回の例では、<任意のディレクトリ>を「/driver」、<ドライバファイル>を「Linux_rhel-7.zip」とします。

# cd /driver
# unzip Linux_rhel-7.zip

補 足

ドライバファイルのバージョンは、ドライバのバージョンにより異なります。

7.ドライバをビルドします。

記述書式は、「rpmbuild --rebuild <ソースファイル>」です。

今回の例では、<ソースファイル>を「iomemory-vsl4-4.3.4.977-1.src.rpm」とします。

# cd Linux_rhel-7/4.3.4/Software Source/
# rpmbuild --rebuild iomemory-vsl4-4.3.4.977-1.src.rpm
(省略)
Wrote: /root/rpmbuild/RPMS/x86_64/iomemory-vsl4-3.10.0-693.21.1.el7.x86_64-4.3.4.977-1.el7.x86_64.rpm ─ ドライバが表示されます。

補 足

ソースファイルのバージョンは、ドライバのバージョンにより異なります。

8.古いioMemoryのドライバ、及びユーティリティのRPMパッケージをアンインストールします。

# rpm -e fio-sysvinit
# rpm -e fio-util
warning: /etc/modprobe.d/iomemory-vsl4.conf saved as /etc/modprobe.d/iomemory-vsl4.conf.rpmsave
# rpm -e fio-common
# rpm -e fio-preinstall
# rpm -e primergy-libvsl
# rpm -e kmod-iomemory-vsl4
# rpm -e primergy-iomemory-vsl4
# rpm -e primergy-dup

9.パッケージのアンインストールを確認します。

何も出力されないことを確認します。

# rpm -qa | grep -i -e iomemory -e fio- -e primergy-
#

10.新しいioMemoryのドライバ、及びユーティリティをインストールします。

# cd /driver/Linux_rhel-7/4.3.4/Utilities /
# rpm -ivh /root/rpmbuild/RPMS/x86_64/iomemory-vsl4-3.10.0-693.21.1.el7.x86_64-4.3.4.977-1.el7.x86_64.rpm
# rpm -ivh fio-preinstall-4.3.4.977-1.el7.x86_64.rpm
# rpm -ivh fio-util-4.3.4.977-1.el7.x86_64.rpm
# rpm -ivh fio-sysvinit-4.3.4.977-1.el7.x86_64.rpm

補 足

ユーティリティのバージョンは、ドライバのバージョンにより異なります。

11.インストールしたドライバをロードします。

# modprobe iomemory-vsl4

12.ドライバのロードを確認します。

「iomemory_vsl4」が表示されることを確認します。

# lsmod | grep -i iomemory
iomemory_vsl4        1212435  0

13.物理サーバの起動時の自動アタッチを有効にします。

# vi /etc/modprobe.d/iomemory-vsl4.conf
(省略)
#options iomemory-vsl4 auto_attach=0 ─ コメントアウトします。

14.物理サーバの起動時の自動マウントを有効にします。

# vi /etc/fstab
 UUID=########-####-####-####-############ /mnt/iomemory ext4 defaults 0 2 ─ コメントアウトを解除します。

15.マウントします。

記述書式は、「mount <マウントポイント>」です。

今回の例では、<マウントポイント>を「/mnt/iomemory」とします。

# mount -/mnt/iomemory

16.デバイスノード名を確認します。

# fio-status -L
fct0 ─ デバイスノード名です。

17.ブロックデバイスを確認します。

記述書式は、「fio-status /dev/<デバイスノード名> -Fvsu.device_name」です。

<デバイスノード名>は、手順16.で確認したデバイスノード名です。

今回の例では、<デバイスノード名>を「fct0」とします。

# fio-status /dev/fct0 -Fvsu.device_name
fioa1 ─ ブロックデバイスです。

18.デバイスにマウントポイントが表示されていることを確認します。

記述書式は、「lsblk -f /dev/<ブロックデバイス>」です。

<ブロックデバイス>は、手順17.で確認したブロックデバイスです。

今回の例では、<ブロックデバイス>を「fioa1」とします。

# lsblk -f /dev/fioa1
NAME FSTYPE LABEL UUID                                 MOUNTPOINT fioa
└─fioa1 ext4         ########-####-####-####-############ /mnt/iomemory ─ 「/mnt/iomemory」が、デバイス「fioa1」のマウントポイントです。