リテンション管理

リテンションを管理する方法を説明します。

リテンション管理では、以下のスナップショットに対して、保持期限を設定できます。

  • バックアップ対象である仮想マシンにSLAドメインが割り当てられていないスナップショット
  • バックアップ対象である仮想マシンにSLAドメインが割り当てられているが、relic※1状態となっているスナップショット
  • オンデマンドスナップショット

※1 仮想マシンが削除されたなど、バックアップサーバから仮想マシンへアクセスできなくなった場合に遷移するステータスです。ステータス表示は、「スナップショットのリテンション」画面で確認できます。

スケジュール済みスナップショットの保持期限の設定

本手順では、以下のスナップショットに対して、保持期限を設定できます。

  • バックアップ対象である仮想マシンにSLAドメインが割り当てられていないスナップショット
  • バックアップ対象である仮想マシンにSLAドメインが割り当てられているが、relic状態となっているスナップショット
【参考】

オンデマンドスナップショットに対する設定は、「オンデマンドスナップショットの保持期限の設定」をご参照ください。

1.バックアップコンソールにログインします。

【参考】

詳細は、「バックアップコンソールのログイン」をご参照ください。

2.画面左に表示されるメニューの「スナップショットのリテンション」をクリックします。

「スナップショットのリテンション」画面が表示されます。

3.保持期限を設定する仮想マシン(今回の例では、「vm-01」)のチェックボックスをチェックします。

画面右上の「Change Retention」ボタン、及び「スナップショットを削除」ボタンがクリックできるようになります。

4.「Change Retention」ボタンをクリックします。

「Change Retention」画面が表示されます。

5.任意のSLAドメイン、または「永久」(今回の例では、「Basic」)を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

「リテンション管理」の詳細は、以下のとおりです。

項目詳細
SLAドメインSLAドメインを選択した場合は、SLAドメインで設定されたスナップショットの保持期限のポリシーに基づいてスナップショットが保持されます。
永久「永久」を選択した場合は、手動で削除しない限り、取得したスナップショットは削除されません。

「スナップショットのリテンション」画面に戻ります。

6.任意でオプションを選択し、「送信」ボタンをクリックします。

7.「リテンションSLA」に手順5.で選択したSLAドメイン、または「Forever」が表示されていることを確認します。

オンデマンドスナップショットの保持期限の設定

本手順では、オンデマンドスナップショットに対して、保持期限を設定できます。

1.「スケジュール済みスナップショットの保持期限の設定」の手順1.~2.を実施します。

2.対象の仮想マシンの「Snapshots」に表示されている数字(今回の例では、「18」)をクリックします。

オンデマンドスナップショットの一覧が表示されます。

3.保持期限を設定するオンデマンドスナップショット(今回の例では、「6/24/22 8:04 PM」)のチェックボックスをチェックします。

画面右上の「リテンション管理」ボタン、及び「スナップショット削除」ボタンがクリックできるようになります。

4.「Change Retention」ボタンをクリックします。

「Change Retention」画面が表示されます。

5.SLAドメイン、または「永久」(今回の例では、「Basic」)を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

「リテンション管理」の詳細は、以下のとおりです。

項目

詳細

SLAドメイン

SLAドメインを選択した場合は、SLAドメインで設定されたスナップショットの保持期限のポリシーに基づいてスナップショットが保持されます。

永久

「永久」を選択した場合は、手動で削除しない限り、取得したスナップショットは削除されません。

オンデマンドスナップショットの一覧に戻ります。

6.「送信」ボタンをクリックします。

7.保持期限を設定するオンデマンドスナップショットの「タイプ」に、「オンデマンド」が表示されていることを確認します。