主な仕様変更内容

主な仕様変更内容は以下になります。

変更点などあれば、随時お客様へのご連絡および本ページの更新をいたします。

項目従来の設備新設備備考
コンテンツ出し分け機能の廃止

X-IIJ-Client-Device ヘッダをCAS設備からオリジンサーバへ送付するリクエストヘッダに付与しています。

このヘッダにより、pc/mobileを識別できます

X-IIJ-Client-Device ヘッダの付与を廃止いたします
クエリストリングの削除機能の廃止クエリストリングをサーバ側で削除する機能を提供していますクエリストリングの削除機能を廃止いたします


クエリストリング付きアクセスのキャッシュについて
クエリストリング付きリクエストがあった場合の動作を以下より設定可能です
  • クエリストリング付きアクセスをキャッシュしない
  • キャッシュするクエリパラメータ名を指定する
  • すべてキャッシュする

クエリストリング付きリクエストがあった場合、すべてキャッシュいたします


クエリストリング付きアクセスのキャッシュ区別設定の追加本機能はありません

クエリストリング付きリクエストがあった場合の動作を以下より設定可能です

  • クエリパラメータにより区別しない
    • 付与されたクエリストリングが異なるキャッシュでも利用します
  • すべてのクエリパラメータを区別する
    • 付与されたクエリストリングがすべて一致するキャッシュのみ利用します
  • 区別するパラメータを指定する
    • 指定されたクエリパラメータ名が一致するキャッシュのみ利用します。指定していないパラメータの値は問いません

本機能追加に伴い、新設備では以下CAS-APIにて以下のリクエスト、レスポンスフィールドが追加されます

  • フィールドが追加されるAPI
    • GET cache_setting
    • PUT cache_setting
  • 追加されるリクエストフィールド
    • CacheTtl.CacheType2
    • CachedKey2
  • 追加されるレスポンスフィールド
    • Result.CacheTtl.CacheType2
    • Result.CachedKey2 

詳細につきましては、IIJ GIOコンテンツアクセラレーションサービス APIリファレンスをご確認ください

CNAME向け先のFQDN

pXXsXXX-XXXX.cas.iijgio.jp

【参考】

  • Xには任意の数字が入ります
  • お客様が設定するCNAME向け先のFQDNはIIJサービスオンラインよりご確認できます

(契約FQDN).(idXXXXXX).cas.iijcdn.jp
【参考】

  • 契約FQDNには、お客様がCASを契約する際に設定した契約FQDNが入ります
  • idXXXXXXのXXXXXX部分には、任意の数字が入ります
  • お客様が設定するCNAME向け先のFQDNはIIJサービスオンラインよりご確認できます

並行運用期間中は、CNAME向け先のFQDNを従来の設備、新設備両方でコンテンツの配信が可能です

本機能変更に伴い、新設備では以下CAS-APIでの挙動が変更となります

  • フィールドが追加されるAPI
    • GET contract

  • 追加されるレスポンスフィールド
    • Result.CNAMEV2

詳細につきましては、IIJ GIOコンテンツアクセラレーションサービス APIリファレンスをご確認ください


POST時のリクエストサイズ上限1MBが上限となります50MBが上限となります
キャッシュ状態の確認方法リクエストヘッダ及びレスポンスヘッダに付与されたX-IIJ-Cacheヘッダを確認することでキャッシュ状態を確認することが可能です

Cashe-Statusを確認することでキャッシュ状態を確認することが可能です

Cashe-Statusは、RFC 9211に準拠いたします

Cashe-Statusはレスポンスヘッダにのみ付与されます


キャッシュ設定の対象http通信、https通信それぞれで個別に設定をすることが出来ます

http通信、https通信で共通の設定となります


新設備には、以下のような設定が反映されます

  • https通信がOFFの場合
    • 全てhttpの設定が反映されます
  • https通信がONの場合
    • 以下の設定はhttpの設定が反映されます
      • HTTPリダイレクト設定
    • 上記以外のキャッシュ設定につきましては、httpsの設定がhttpの設定にも反映されます
パターンでのキャッシュ削除時の挙動
  • 検索対象となるURLは1週間前までにアクセスがあったURLです
    アクセス頻度が低いURLは1週間以内にアクセスがあっても検索できない場合があります
  • 一度の検索で抽出されるURLの上限は10,000件です
  • 削除されたURL一覧ファイルをダウンロードできます
  • 検索対象となるURLは存在するキャッシュ内すべてとなります
  • 一度の検索で抽出されるURLの上限は8,000件です
  • 削除されたURL一覧ファイルのダウンロードはできません

CBCモードを用いた暗号化スイートの設定

CBCモードを用いる暗号化スイートを無効化することが出来ます

CBCモードを用いる暗号化スイートを無効化することが出来ません
設備セグメント

210.130.137.64/27
210.130.239.96/27
202.214.115.192/27
210.130.137.96/27
210.148.162.128/26

202.232.224.0/24
202.32.8.0/24
210.138.240.0/24
210.138.75.128/26
210.149.92.0/24
210.173.2.128/25

新設備の設備セグメントにつきましては2024年4月25日に実施した下記お知らせもご確認下さい

  • 並行運用期間決定及び新環境の弊社設備セグメント追加のお知らせ | IIJ GIO コンテンツアクセラレーションサービス
オリジンサーバの「オリジンサーバ設定」にて、「指定されたIPアドレスにアクセス」で複数のIPアドレスを指定した場合の挙動ラウンドロビンで各IPアドレスにアクセスいたします
  • 1つ目のIPアドレスをアクティブ、2つ目のIPアドレスをスタンバイとしてアクセスいたします
    • 3つ目以降のIPアドレスは利用されません

本機能変更に伴い、以下CAS-APIにおいて、新設備では以下の制限が発生します

  • 制限が発生するAPI
    • GET contract

    • GET origin

    • PUT origin
  • 制限が発生するリクエストフィールド
    • OriginIPList
  • 制限が発生するリクエストフィールドの内容
    • 新設備に設定できるIPアドレスの数が最大2つとなります
    • 1つ目のIPアドレスがアクティブ、2つ目のIPアドレスがスタンバイとなります
    • 3つ目以降のIPアドレスは利用されません
  • 制限が発生するレスポンスフィールド
    • Result.Origin
    • Result.NextOrigin
  • 制限が発生するレスポンスフィールド内容
    • 設定されたIPアドレスの数のうち、新設備で利用されるIPアドレスは最初の2つのみとなります
    • 1つ目のIPアドレスがアクティブ、2つ目のIPアドレスがスタンバイとなります
    • 3つ目以降のIPアドレスは利用されません

詳細につきましては、IIJ GIOコンテンツアクセラレーションサービス APIリファレンスをご確認ください

グラフ機能で表示される「トラフィックグラフ」の転送量及び課金対象となる転送量レスポンスヘッダが転送量に含まれません
  • レスポンスヘッダが転送量に含まれます
  • アクセスログの「(7)クライアントに送信されたバイト数」につきましては、新設備においてもレスポンスヘッダ分のデータ量は含まれません



CAC-APIによるアクセスログのダウンロード従来の設備のアクセスログダウンロード手法に変更はありません

新設備のアクセスログをダウンロードする際には、アクセスログをダウンロードするためのURLにクエリパラメータ「type="v2"」を追加してください

詳細につきましては、IIJ GIOコンテンツアクセラレーションサービス APIリファレンスをご確認ください