UOMへのZabbix障害イベント情報の連携
Zabbixでトリガー状態の変更による障害イベントが発生した場合に障害イベント情報をUOMへ連携し、アラート通知機能によりUOMからアラート通知を行えます。
障害イベント情報のUOMへの連携は、トリガーアクションにより行います。
【注意】
取得した監視データに特殊文字が含まれる場合はUOMへの連携が失敗します。
障害イベント情報のUOMへの連携で使用するZabbixの各設定
項目 | 設定名 | 備考 |
---|---|---|
ホストグループ | uom########※1 | 障害イベント情報をUOMへ連携するホストが所属するホストグループ |
ユーザーグループ | uom########※1 | 障害イベント情報連携用のユーザー「link2uomuser」が所属するユーザーグループ |
ユーザー | link2uomuser | 障害イベント情報連携用のユーザー |
メディアタイプ | link2uom_uom######## | 障害イベント情報連携用のメディアタイプ |
トリガーアクション | link2uom_uom######## | 障害ベント情報連携用のトリガーアクション |
※上記のZabbix設定は削除、変更しないでください。
※1:「uom########」は「UOMコード」です。
UOMへ連携する障害イベント情報
Zabbix障害イベント情報 | UOMのアラート通知項目名※1 |
---|---|
ホスト名 | 運用対象ノード名※2 |
ホストID※3 | 監視ID※4 |
トリガーID※3 | 監視ID※4 |
トリガーの名前 | 検知メッセージ(オリジナルメッセージ)※5 |
アイテムの値※6 | 検知メッセージ(オリジナルメッセージ)※5 |
障害イベント発生日時 | 障害検知日時 |
※1:UOMのアラート通知項目の詳細については、『IIJ統合運用管理サービス サービス設定機能 操作編』をご覧ください。
※2:運用対象ノード名は、「ホストグループ名_ホスト名」の形式です。
※3:ホストID、トリガーIDはZabbixが自動で付与するユニークなIDです。
※4:監視IDは「API-ホストID-トリガーID」の形式です。
※5:検知メッセージは「トリガーの名前:アイテムの値」の形式です。
※6:トリガー条件式に複数のホスト、アイテムを設定している場合、1番目のホスト、アイテムの値を連携します。
Zabbixの設定を行う
Zabbixの障害イベント情報をUOMへ連携するためにZabbixの設定を変更する場合は、以下の手順で行います。
【注意】
イベント情報をUOMへ連携するホストは、ホストグループ「uom########」に所属させます。
1.「Zabbix Webインターフェース」に特権管理者ユーザーでログインします。
2. 障害イベント情報を連携するホストの「グループ」にホストグループ「uom########」を設定します。
設定方法は、「UOMのZabbix設定情報の取得」の「Zabbixのホストグループの設定を行う」をご覧ください。
3.トリガーアクションの実行条件を変更する場合は、トリガーアクション「link2uom_uom########」の実行条件を変更または追加します。
【注意】
トリガーアクション「link2uom_uom########」の実行条件のデフォルト設定は以下のとおりです。
項目 内容 計算のタイプ And A and B 実行条件 ラベル 名前 A ホストグループ 等しい uom######## B トリガーの深刻度 以上 警告 ※実行条件の順序は異なる場合があります。
- トリガーアクションの実行条件で、UOMへ連携する障害イベントを指定します。
- 本設定では、ホストグループ「uom########」に所属するホストで、トリガーの深刻度が警告以上のトリガーの状態が正常から障害へ変更した場合に発生する障害イベントの情報をUOMへ連携します。
- トリガーの深刻度が未分類のトリガーの障害イベントはUOMへ連携できません。
- お客様の要件に合わせて、実行条件の変更及び実行条件の追加を行ってください。実行条件を追加する場合は、計算のタイプ「And」を指定してください。
- 実行条件の名前「ホストグループ 等しい uom########」の設定は、削除及び変更をしないでください。
- トリガー条件式の変更直後に障害イベントが発生した場合は、正常に連携できない可能性があります。
- トリガーアクション「link2uom_uom########」では「キャンセルされたEscalationの通知」の設定はOFFとなります。