ネットワーク構成

提供可能なネットワーク構成パターン

本サービスで提供するネットワーク構成パターンは以下のとおりです。

  • WAN(広域通信網)の種別やネットワークの可用性などから構成パターンを選択できます。
  • 通信網種別に関わらず、子拠点間の通信はメッシュ型のみです。
ネットワーク構成パターン機器可用性回線可用性通信網種別

親拠点機器冗長

子拠点機器冗長

アクティブ系スタンバイ系
シングルスターシングルエッジインターネットVPN
広域イーサネット網
デュアルスターシングルエッジインターネットVPNインターネットVPN
デュアルスターシングルエッジ(回線冗長構成)インターネットVPN広域イーサネット網
広域イーサネット網インターネットVPN
デュアルスターデュアルエッジインターネットVPNインターネットVPN
広域イーサネット網※1広域イーサネット網※1
インターネットVPN広域イーサネット網
広域イーサネット網インターネットVPN

※1:広域イーサネットにて回線を冗長する場合、アクティブ系の回線とスタンバイ系の回線で異なる通信キャリアをご利用ください。

インターネット接続パターン

本サービスで提供するインターネット接続パターンは以下のとおりです。

インターネット接続パターン説明
拠点直接型各拠点のサービスアダプタから直接インターネット向けの通信を行う。インターネットVPNのみをご利用の拠点で選択可能。広域イーサネットをご利用になっている拠点では選択できない
親拠点集約型子拠点からのインターネット向け通信は親拠点で集約し、親拠点のインターネットゲートウェイ機器または親拠点サービスアダプタから通信を行う

※インターネット接続パターンは拠点ごとに選択できます。インターネット向け通信を利用しない場合はフィルタ設定により通信を制御することも可能です。

シングルスターシングルエッジ構成

親拠点と子拠点のサービスアダプタとアクセス回線はシングル構成です。

ネットワーク構成イメージ(※インターネットVPN利用)

ネットワーク構成の特徴
  • 通信にIPsecを使用し、1つの親拠点を頂点とするVPN構成です。
選択可能なサービスアダプタ

選択可能なサービスアダプタは以下のとおりです。

ネットワーク規模親拠点利用機種子拠点利用機種拠点間通信の方法備考
50拠点まで

Cisco 891FJ、Cisco 892FSP

Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、C1121-8P

メッシュ型
100拠点までC1121-8P

Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、C1121-8P

メッシュ型
100拠点以上、750拠点までASR 1001-X

Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、C1121-8P

メッシュ型

※ネットワーク規模については目安であり、記載した拠点数の規模を保証するものではありません。

ネットワーク構成イメージ(※広域イーサネット網利用)

ネットワーク構成の特徴
  • 広域イーサネット網を利用し、1つの親拠点を頂点とする構成です。
  • 顧客プライベートネットワーク用途とは別に親拠点にグローバルIPアドレスの割当が可能な接続サービスを終端し、マネージメント用回線として利用します。接続サービスについて詳しくは、「対応接続サービス」をご覧ください。
  • 親拠点はマネージメント用回線の引き込みが必須です。
  • 子拠点はマネージメント用回線の引き込みは任意ですが、マネージメント用回線が無い場合、「IIJサービスオンライン」でトラフィックグラフを閲覧できません。
選択可能なサービスアダプタ

C1121-8P、Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、Cisco 2951(新規受注停止)、Cisco ISR 4351、Catalyst 3650-24TS-E(新規受注停止)、Catalyst 9300L-24T-4G-A、Catalyst 3850-12XS-E(新規受注停止)、ASR 1001-X(新規受注停止)、Catalyst 9300X-12Y-A

デュアルスターデュアルエッジ構成

親拠点と子拠点のサービスアダプタとアクセス回線を完全冗長化する構成です。

ネットワーク構成イメージ(※インターネットVPN利用)

ネットワーク構成の特徴
  • 通信にIPsecを使用し、1つの親拠点を頂点とするスター型VPNを2つ構成します。
  • アクティブ系VPNに障害が発生した場合、自動的にスタンバイ系に切り替わります。
選択可能なサービスアダプタ

選択可能なサービスアダプタは以下のとおりです。

ネットワーク規模親拠点利用機種子拠点利用機種拠点間通信の方法備考
50拠点までCisco 891FJ、Cisco 892FSP

Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、C1121-8P

メッシュ型
100拠点までC1121-8P

Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、C1121-8P

メッシュ型
100拠点以上、750拠点までASR 1001-X

Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、C1121-8P

メッシュ型

※ネットワーク規模については目安であり、記載した拠点数の規模を保証するものではありません。

ネットワーク構成イメージ(※広域イーサネット網、インターネットVPN利用)

ネットワーク構成の特徴
  • 広域イーサネット網とインターネットVPNを利用し、それぞれの通信網で親拠点サービスアダプタを頂点とする構成です。
  • 広域イーサネット網で冗長することも可能です。その場合は異なる通信キャリアの広域イーサネット網を2つご利用ください。
  • 広域イーサネット網を終端しているサービスアダプタは顧客プライベートネットワーク用途とは別にグローバルIPアドレスの割当が可能な接続サービスを終端し、マネージメント用回線として利用します。接続サービスについて詳しくは、「対応接続サービス」をご覧ください。
  • 親拠点はマネージメント用回線の引き込みが必須です。
  • 子拠点はマネージメント用回線の引き込みは任意ですが、マネージメント用回線が無い場合「IIJサービスオンライン」でトラフィックグラフを閲覧できません。
  • 広域イーサネット網とインターネットVPNで冗長している子拠点の場合、インターネットVPNで利用している接続サービスをマネージメント用回線として利用することも可能です。接続サービスでグローバルIPアドレスを2つ割り当てることができる品目をご用意ください。
選択可能なサービスアダプタ

C1121-8P、Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、Cisco 2951(新規受注停止)、Cisco ISR 4351、ASR 1001-X(新規受注停止)

デュアルスターシングルエッジ構成

親拠点のみサービスアダプタとアクセス回線を冗長化する構成です。子拠点のサービスアダプタとアクセス回線はシングル構成です。

ネットワーク構成イメージ

ネットワーク構成の特徴
  • 通信にIPsecを使用し、1つの親拠点を頂点とするスター型VPNを2つ構成します。
  • アクティブ系VPNに障害が発生した場合、自動的にスタンバイ系に切り替わります。
選択可能なサービスアダプタ

選択可能なサービスアダプタは以下のとおりです。

ネットワーク規模親拠点利用機種子拠点利用機種拠点間通信の方法備考
50拠点までCisco 891FJ、Cisco 892FSP

Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、C1121-8P

メッシュ型
100拠点までC1121-8P

Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、C1121-8P

メッシュ型
100拠点以上、750拠点までASR 1001-X

Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、C1121-8P

メッシュ型

※ネットワーク規模については目安であり、記載した拠点数の規模を保証するものではありません。

ネットワーク構成イメージ(※広域イーサネット網、インターネットVPN利用)

ネットワーク構成の特徴
  • 広域イーサネット網とインターネットVPNを利用し、それぞれの通信網で親拠点サービスアダプタを頂点とする構成です。
  • 広域イーサネット網で冗長することも可能です。その場合は異なる通信キャリアの広域イーサネット網を2つご利用ください。
  • 広域イーサネット網を終端しているサービスアダプタは顧客プライベートネットワーク用途とは別に親拠点にグローバルIPアドレスの割当が可能な接続サービスを終端し、マネージメント用回線として利用します。接続サービスについて詳しくは、「対応接続サービス」をご覧ください。
  • 親拠点はマネージメント用回線の引き込みが必須です。
  • 子拠点サービスアダプタが広域イーサネット網とインターネットVPNで冗長している場合は、インターネットVPN用の回線をマネージメント用回線として利用します。
  • 子拠点サービスアダプタが広域イーサネット網2つで冗長している場合は、マネージメント用回線は不要です。この場合、「IIJサービスオンライン」でトラフィックグラフを閲覧できません。
選択可能なサービスアダプタ

C1121-8P、Cisco 891FJ、Cisco 892FSP、Cisco 2951(新規受注停止)、Cisco ISR 4351、ASR 1001-X(新規受注停止)

ディザスタリカバリネットワーク構成
ネットワーク構成イメージ

ネットワーク構成の特徴
  • トラフィックが集中する親拠点を2ヵ所にし、拠点間の通信を確保する構成です。
  • 親拠点で障害が発生しても、もう1つの親拠点に切り替わり、子拠点間との通信を維持します。
  • 対応構成は以下のとおりです。

    • シングルスター構成(シングルスターシングルエッジ)

    • デュアルスター構成(デュアルスターデュアルエッジ、デュアルスターシングルエッジ)

  • 2つの親拠点はネットワークを同一構成にする必要があります。