VPC(標準機能)
VPC機能によって、gisサービスコードのご契約ごとに独立した、お客様占有のプライベートネットワークを構成できます。
VPCルータ
VPCごとに1組作成される仮想的なルータです。VPC内部と外部との通信、及びVPC内部のプライベートセグメント間の通信を媒介します。
移行パッケージでは、移行元サービスのFWまたはFW+LB契約ごとに作成され、お客様ベースサーバから見たデフォルトゲートウェイのアドレスを引き継ぎます。
プライベートセグメント
VPC内のネットワークを構成する仮想的なL2セグメントです。プライベートセグメントは必ずVPCルータに接続され、他のセグメントとはVPCルータを介して通信します。
移行パッケージでは、プライベートセグメントの代わりに移行元サービスのLB接続用VLANをVPCルータに接続して利用します。
サービスセグメント
VPC内で弊社が提供するマネージドサービスのインスタンスを接続するための、特殊なプライベートセグメントです。VPCの初期設定時にお客様任意のプライベートIPv4アドレスブロックを設定し、その範囲で弊社がプライベートIPv4アドレスを管理します。
移行パッケージでは、移行元サービスのFWまたはLBが接続されていたセグメントのIPv4アドレスを引き継ぎます。
グローバルIPv4アドレスプール
VPCをインターネットと接続する際に使用する、グローバルIPv4アドレスの割り当てを管理する機能です。IPアドレス1個ごとに、割り当て先の管理及び逆引きDNSレコードの設定ができます。グローバルIPv4アドレスは、VPCごとに標準で5個まで利用でき、追加IPv4アドレスのご契約により25個まで増やせます。
移行パッケージでは、移行元サービスのご契約に割り当てられていたグローバルIPv4アドレスを引き継ぎます。
NAT
プライベートセグメントの任意のIPv4アドレスに対し、グローバルIPv4アドレスプールのグローバルIPv4アドレスを1対1で対応付け、グローバルIPv4アドレスを用いて通信できるようにします。
移行パッケージでは、プライベートセグメントの代わりに移行元サービスのVLANが接続されるため、接続先のサーバリソースで管理します。移行元サービスのLB及びFWに設定されていたNAT設定を引き継ぎます。