本サービスを使ったシステムの冗長化(DR)の流れ
本サービスを使って2つのサイト間でシステムを冗長化することができます。
本サービスを使ったシステムの冗長化(DR:ディザスタリカバリ)について
本サービスは2つのサイトでご契約が可能です。
2つのサイトでご契約いただいた仮想ルータを関連付けることで、サイト間におけるルーティングの優先度をプライベートルーティング(以下、PR)コントロールパネルの操作で切り替えることができます。
DR連携した仮想ルータに接続されたネットワークは優先度に従ってルーティングされます。
名称 | 優先度 | 説明 |
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プライマリサイト | 高 |
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セカンダリサイト | 低 |
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優先度はPRコントロールパネルから変更が可能です。
非災害時の設定により各サイトを次のように呼びます。
名称 | 説明 |
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メインサイト |
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DRサイト |
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具体例
PRのDR連携を使った構成の具体例を挙げます。
構成図
S14をメインサイト、S12をDRサイトに設定した構成例です。
各サイトの仮想ルータには同一ネットワークが接続されているものとします。
非災害時
非災害時はメインサイトがプライマリサイトとして設定されている状態です。
お客様環境からのアクセスはメインサイトへ優先してルーティングされます。
プライマリサイト切り替え時
PRコントロールパネルから切り替え操作を実施することでプライマリサイトをDRサイトに設定します。
お客様環境からのアクセスはDRサイトへ優先してルーティングされます。
ご利用の流れ
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「サービス利用開始までの流れ」を参照し、プライマリサイト・セカンダリサイトのシステム構成を設定します。 |
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2. DR連携の申込 |
「DR連携を行う」を参照し、別サイトの仮想ルータとDR連携をします。 ※DR連携する各仮想ルータは同一のIIJプライベートバックボーンサービスに接続する必要があります。 |
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3. プライマリサイトの切り替え |
「DR切替を行う」を参照し、お客様操作でプライマリサイトを切り替えることができます。 |