責任共有モデル
一般的なオンプレミスのデータセンターでは、お客様がシステム全体の管理と責任を負います。
しかし、「IIJクラウドエクスチェンジサービス/タイプA」とAWS Direct Connectを利用することで、その一部の管理と責任がIIJに移ります。本ページ下部の図は、お客様とIIJの責任範囲を示しています。
「IIJクラウドエクスチェンジサービス/タイプA」の責任
IIJは、「IIJクラウドエクスチェンジサービス/タイプA」における全機能の実行を支えるインフラストラクチャの運用、及び管理を担当します。このインフラストラクチャは、L1ネットワーク、データセンター、ハードウェア、L2ネットワーク、及びソフトウェアで構成されています。
IIJがL3ネットワークからL1ネットワーク、サービスが運用されているデータセンターサービスやAWS Direct Connectとの相互接続回線に至るまでの要素を運用、管理、及び制御することで、お客様のネットワーク運用負担を軽減します。
例として、IIJ責任範囲のルータのソフトウェア脆弱性や機器故障は、IIJが責任持って適宜対応します。
また、IIJの責任範囲に関する情報開示は、ドキュメントに記載された情報及びお客様に発生している問題の解決に不可欠な情報に限られます。
「お客様」の責任
お客様は、AWS Direct Connectのリソース管理、VPCなどのネットワーク設計や設定、及び必要なセキュリティ設定の適用(例:ファイアウォールルールの設定、アクセス制御の管理)について責任を負います。
責任共有
BGP(Border Gateway Protocol)は、異なるネットワーク間でルーティング情報を交換するためのプロトコルです。このプロトコルの特性上、双方向の設定が必要です。
そのため、誤った設定の変更や削除が行われないように、お客様による適切な管理が必要です。