プライベート接続PBBリンク

弊社が提供するPBBを経由して、AWSやAzureなどのマルチクラウド環境を始めとするお客様ITシステムに対して、「IIJ統合運用管理サービス」の各サービスを提供するためにプライベート接続ゲートウェイを提供します。
また、弊社の管理IPアドレスとお客様ご利用IPアドレス間のアドレス変換(NAT)機能を提供します。
UOMコードごとに、以下のプライベート接続PBBリンクをご契約いただけます。
お客様の希望がある場合、弊社の監視設備で利用するシステムアドレスをPBBリンクとPBBとの接続用に払い出していただいたセグメントにNAT変換する機能を提供します。

項目仕様
契約単位1
最小契約数0
最大契約8※1
通信制御

リンク機器を通過可能な通信は、「IIJ統合運用管理サービス」の各サービスを提供するための通信に制限します

制限事項
  • PBBへルーティングを追加します※2。追加するルーティングについて詳しくは、「IIJサービスオンライン」の「マニュアル・ダウンロード」に掲載されている『IIJ統合運用管理サービス マニュアル』の「プライベート接続PBBリンク」をご覧ください
  • PBBリンクとPBBとの接続用に、お客様ネットワーク内で未使用の1C(/24)のセグメントを払い出してください
  • 解約後に再度契約した場合、NATアドレスは前契約時と異なります
  • 「IIJ統合運用管理サービス」の設備IPアドレスと、お客様ITシステムのIPアドレスが重複する場合は、サービスを提供できない可能性があります※3
  • NATアドレスと、お客様ITシステムのIPアドレスが重複する場合は、サービスを提供できない可能性があります
  • NATアドレスの利用数は、1契約につき30個割り当てます
  • NATアドレスの指定はできません
  • 同一経路に対して複数の静的経路設定はできません※4
  • 弊社設備で利用するシステムアドレスをNAT変換する場合には以下の機能は利用できません

    • 監視サービス Winログ詳細監視

    • 監視サービス TRAP監視

    • 監視サービス ClariceAgentを用いた内部監視

    • ジョブ管理サービス

  • 既にご契約のPBBリンクに対して弊社設備で利用するシステムアドレスをNAT変換する場合、またはNATの設定を解除する場合は、設定変更時に通信影響が発生します

契約条件
  • お客様ITシステムに対して、「IIJ統合運用管理サービス」を提供する場合のみご契約いただけます
  • PBBリンクを契約するためには、別途、PBBの契約が1つ以上必要です
  • UOMを複数のPBBと接続する場合は、 PBBリンクをPBBより同数以上契約する必要があります
障害時の動作
  • 片系障害時
    • 冗長構成が切り替わる時間(最大1分程度)は、一時的にリンク機器を経由した「IIJ統合運用管理サービス」の各サービスが提供できません
  • 両系障害時
    • リンク機器を経由した「IIJ統合運用管理サービス」の各サービスが提供できません
初期引き渡し状態PBBリンクの正常性が確認できた状態
お客様設定作業
解約条件
  • PBBリンクを経由した「IIJ統合運用管理サービス」の各サービスが提供できません
  • PBBリンクを解約後、再度、同一サービスコードのPBBとUOMを接続することはできません
お客様解約作業

※1:8契約を越える場合は、個別リンクを利用してください。
※2:弊社設備で利用するシステムアドレスをNAT変換する場合は、本設定を行いません。
※3:設備IPアドレスの確認が必要な場合には弊社担当営業へ連絡してください。
※4:マルチホーム構成になる場合は、お客様ITシステム側でポリシールーティングを設定してください。

提供可能構成

※PBBリンク1契約につき、最大30アドレスまでNAT接続できます。
※UOM1契約につき、PBBリンクを最大8つまで契約できます。
※複数のPBBと接続する場合は、 PBB契約とPBBリンクを同数契約する必要があります。
※構成3では、弊社設備のシステムアドレスのNAT変更が必要となります。