プライベート接続拡張リンク オプション

冗長構成オプション

2台のリンク機器による冗長構成で、プライベート接続拡張リンクを提供するオプションです。

項目仕様
契約単位1
最小契約数0
最大契約無制限
通信制御

リンク機器を通過可能な通信は、「IIJ統合運用管理サービス」の各サービスを提供するための通信に制限します

制限事項
  • リンク機器はお客様ラック内(2U)にラックマウントします
  • リンク機器を接続する電源を提供していただきます
  • お客様ラック内に弊社設備との構内配線を敷設※1します
  • リンク機器設置作業時に、ご契約者のラックを開錠し、作業を実施します
  • リンク機器のI/Fに設定するIPアドレスを割り当てていただきます※2
  • 提供可能なセグメント数はリンク機器によって変更される可能性があります
  • リンク機器とお客様ITシステムとの結線はお客様が実施してください
  • メンテナンスなどで縮退運転になる場合は、弊社指定の日程でメンテナンスを実施します
  • リンク機器間で冗長構成を組むため、お客様ITシステム内でリンク機器間のマルチキャスト通信を許可していただきます
  • リンク機器が故障した場合、障害対応として保守ベンダによるお客様ラック内での作業を実施します※3
  • サービス提供に支障をきたすため、引き渡し前後にかかわらず、リンク機器に対して、以下の行為はおやめください
    • リンク機器の移動
    • 電源断となる行為

やむを得ない理由により上記作業を実施する場合は、事前に弊社担当営業へ連絡してください

  • リンク機器の対向にあるお客様機器のI/Fの抜線や停止をする場合は、事前に弊社担当営業へ連絡してください
  • お客様指定の場所にリンク機器が設置できない、お客様指定の場所から電源が取れないなどの理由で、予定どおりに設置作業ができなかった場合は、再作業が必要となります。再作業となった場合は、設定変更作業として別途費用をいただく場合があります
  • お客様はリンク機器にログインできません
  • リンク機器の設定情報などは開示できません
  • 「IIJ統合運用管理サービス」の設備IPアドレスと、お客様ITシステムのIPアドレスが重複する場合は、サービスを提供できない可能性があります※4
  • 1つのVLAN I/Fを複数の物理I/Fにアサインすることはできません
  • 同一経路に関する複数の静的経路設定はできません
  • スイッチポートでの提供のため、リンク機器の対向にあるお客様機器がオートネゴシエーションではない場合は、クロスケーブルが必要になる可能性があります
  • スイッチポートの利用数は最大で4ポートです
契約条件

「IIJ統合運用管理サービス プライベート接続サービス プライベート接続拡張リンク」のご契約が必要です

障害時の動作
  • 片系障害時
    • 冗長構成が切り替わる時間(最大1分程度)は、一時的にリンク機器を経由した「IIJ統合運用管理サービス」の各サービスが提供できません
  • 両系障害時
    • リンク機器を経由した「IIJ統合運用管理サービス」の各サービスが提供できません
初期引き渡し状態
  • 以下の状態で提供します
    • リンク機器の正常性が確認できた状態
    • 2台のリンク機器で冗長構成がとれていることが確認できた状態
    • リンク機器への監視※5が正常であることが確認できた状態
お客様設定作業お客様ITシステム機器とリンク機器の結線
解約条件
  • お客様システムラックに設置したリンク機器の撤去作業は、IIJ都合による場合を除き、利用終了日(サービス解約日)及びお客様ITシステム機器とリンク機器の抜線から30日以内に実施します
  • 利用終了日(サービス解約日)にリンク機器への監視※5を停止します
お客様解約作業

お客様ITシステム機器とリンク機器の抜線※6

※1:構内配線の敷設は、IIJデータセンターサービスの利用開始日より可能です。
※2:お客様が利用しているセグメントから、I/Fのアドレスと冗長化に利用するVIPを割り当てていただきます。
※3:復旧に半日程度かかる可能性があります。
※4:設備IPアドレスの確認が必要な場合には弊社担当営業へ連絡してください。
※5:リンク機器に対して、死活監視、ログ監視を行います。
※6:リンク機器の撤去作業は弊社で実施します。弊社撤去作業時にお客様ITシステム機器とリンク機器が結線されていた場合、弊社でケーブル抜線を実施します。

提供構成例