FAQ

ドメイン管理サービス

Q. gTLD型ドメイン管理サービスとは何ですか?

お客様の使用するドメイン名とドメインを管理するDNSサーバ名を、弊社がお客様に代わってgTLDレジストラ(指定事業者)に申請するサービスです。

Q. 汎用JP型ドメイン管理サービスとは何ですか?

JPRSが定める規定に則り、弊社がお客様の使用するドメイン名(汎用JP型ドメイン名)の指定事業者となり、ドメイン名の登録申請、DNSサーバ情報の登録、及び登録情報の適切な維持管理を行うサービスです。

Q. 属性地域JP型ドメイン管理サービスとは何ですか?

JPRSが定める規定に則り、弊社がお客様の使用するドメイン名(属性型JPドメイン名または地域型JPドメイン名)の指定事業者となり、ドメイン名の登録申請、DNSサーバ情報の登録、及び登録情報の適切な維持管理を行うサービスです。

  • LG.JPドメイン(地方公共団体・行政サービス用ドメイン)について
    • LG.JPドメイン名に関する申請の取り次ぎ、及び維持管理は、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)のみが行えます。各種申請及び維持管理をIIJで行うことはできないため、属性地域JP型ドメイン管理サービスでLG.LPドメイン名を申し込むことはできません。
    • LG.JPドメインのDNSサーバの設定は、お客様から直接J-LISに申請する必要があります。ドメイン名の登録、DNSサーバの設定などJPRSへのすべての申請は、J-LISのみが取り次げます。J-LISは、地方公共団体からのみDNSサーバの設定申請依頼を受け付けているため、IIJなどのISP事業者からは依頼できません。

Q. 登録したgTLDドメインの権利を奪われることはありますか?

お客様がレジストラ(指定事業者)との契約事項を違反することによって、権利を奪われる場合があります。詳しくは、レジストラ(指定事業者)の登録契約をご覧ください。

Q. 登録したJPドメイン名が廃止されることはありますか?

以下のような場合などは、弊社が廃止することがあります。

  • サービス料金の未払いがある場合
  • 登録者の情報に偽りがあり、連絡が困難な場合

Q. 複数のgTLDドメイン名の登録はできますか?

はい、希望する数だけ登録できます。ただし、登録するドメイン名ごとにgTLD型ドメイン管理サービスをお申し込みいただく必要があります。

Q. 複数の汎用JPドメイン名の登録はできますか?

はい、希望する数だけ登録できます。ただし、登録するドメイン名ごとに汎用JP型ドメイン管理サービスをお申し込みいただく必要があります。

Q. 複数のJPドメイン名を登録できますか?

複数のJPドメイン名が登録できるかどうかの判断は、登録を希望するドメイン名と既に登録済みのドメイン名によって異なります。登録済みのドメイン名の情報を含めて弊社までお問い合わせください。

Q. ドメイン名の登録期間を更新する手続きと、更新にかかる費用を教えてください。

ドメイン名の登録期間更新処理は弊社で代行します。お客様が行う作業はありません。また、ドメイン名の維持管理にかかる費用は月額料金に含まれています。

Q. 登録したドメイン名の検索ができないのですが、どうしたらよいですか?

ドメイン名管理組織のWHOISデータベースに反映されていない可能性があります。反映されるまでに2営業日から3営業日程度かかる場合があります。

Q. 登録したドメイン名をしばらく利用する予定がないのですが、どうしたらよいですか?

登録したドメイン名の維持及び利用には指定事業者との契約が必要になります。引き続き、ドメイン管理サービスを利用することを推奨します。

Q. 登録したJPドメイン名を維持するためには、指定事業者とサービス契約を結ばないといけないのですか?

JPドメイン名の登録者は、必ずいずれかの指定事業者のサービスを利用することになります。ただし、そのサービス内容、申し込み手続き、料金などは、各指定事業者により異なります。

Q. DNSサーバを登録しないとJPドメイン名が廃止されてしまうと聞いたのですが、本当ですか?

この規則は、2001年4月1日に廃止されています。現在は、DNSサーバを登録しないことで登録したJPドメイン名が廃止されることはありません。

Q. ドメイン紛争に巻き込まれた場合は、IIJが対応してくれますか?

いいえ、ドメイン紛争については、弊社は一切関与しません。

Q. JPドメイン名の紛争処理方針(JP-DRP)は、どのようになっていますか?

JPRSは、JPNICにJPドメイン名の紛争処理方針の策定、及び紛争処理機関の選定を委託しています。

JPドメイン名の紛争処理方針について詳しくは、以下のURLをご覧ください。

https://www.nic.ad.jp/ja/drp/index.html

Q. JPRSとは何ですか?

JPRSとは、株式会社日本レジストリサービスの略称です。

JPRSは、JPドメイン名全体の登録管理、JPドメイン名を利用する上で基幹となるDNSサーバの管理などを行う目的で、2000年12月26日に設立された会社です。

JPRSについて詳しくは、以下のURLをご覧ください。

https://jprs.jp/

Q. JPドメイン名の登録管理事業は、JPNIC(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)が行っていたのではないですか?

2002年4月1日に、JPドメイン名の登録管理事業はJPNICからJPRSに移管されました。現在は、JPRSがJPドメイン名の登録管理を行っています。

Q. 指定事業者とは何ですか?

指定事業者は、ドメイン名登録者とJPRSの間に入ってドメイン名登録に関する窓口業務を行います。

Q. 指定事業者制度とは何ですか?

指定事業者制度とは、JPRSがサービス品質の向上を目的に定めた制度です。JPドメイン名の登録希望者または登録者に対して、JPRSと指定事業者契約を結んだ事業者が窓口サービスを提供することを定めています。

Q. 指定事業者変更とは何ですか?

JPドメイン名の登録者は、登録したドメイン名の窓口サービスを提供する指定事業者を変更できます。このことを指定事業者変更と言います。


Q. 認証コード(Auth Code)とは何ですか?

ドメイン名ごとに設定されるパスコードのようなもので、不正なドメイン移管を防ぐために利用されます。

ドメイン移管(指定事業者変更)を行う際は、移管元の指定事業者から取得し、移管先の指定事業者へ提示することになります。

なお、弊社にAuth Code発行を依頼される際は、ドメイン管理サービスの解約のお申込みが必要です。

解約のお申込が確認できない場合、解約意思の確認の連絡をさせていただきます。詳しくは「ドメイン管理サービス解約時のお願い」をご覧ください。


Q. IIJ(インターネットイニシアティブ)は指定事業者ですか?

IIJは、JPRSとJPドメイン名に関する指定事業者契約を結んでいる、正式なJPドメイン名の指定事業者です。

Q. 指定事業者の一覧はどこに掲載されていますか?

指定事業者の一覧については、以下のURLをご覧ください。

https://jprs.jp/registration/list/

Q. 登録したJPドメイン名に対するDNSサーバを登録する際、JPNIC会員による接続承認が必要と聞いたのですが、本当ですか?

この制度は、2001年4月1日より廃止されています。現在は、その必要はありません。

Q. 登録したJPドメイン名のDNSサーバを設置したいのですが、DNSサーバの登録数に対する規定はありますか?

JPドメイン名の登録規則では、特にDNSサーバの登録数を定めていません。実際には、システム上の理由などにより上限が定められてしまいますが、一般的な設置台数である1台から5台程度の範囲であれば問題ありません。

Q. 登録したJPドメイン名のDNSサーバを登録する場合は、そのDNSサーバのホスト名もJPドメイン名と同じでないといけないのでしょうか?

DNSサーバのホスト名にドメイン名の制限はありません。例えば、example.co.jpのDNSサーバとして、ns.example.comを登録しても構いません。

また、DNSサーバのIPアドレスについても、正式に登録されたグローバルアドレスであれば、JPNICから割り当てられたIPアドレスでなければいけないとの制限はありません。

Q. 「IIJサービスオンライン」の「設定と管理」>「サービスの設定と管理」ページで、DNSサーバの設定及びホスト情報の登録が行えない場合はありますか?

「IIJサービスオンライン」のメンテナンス期間及びJPRSのメンテナンス期間は、設定が行えない場合があります。

なお、各種メンテナンスについては、「IIJサービスオンライン」の「お知らせ」>「メンテナンスのお知らせ」に掲載していますので、事前に確認してください。


Q. DNSサーバの設定を予約できますか?

はい、指定日に変更できるように予約できます。なお、指定日は翌日から7日先までの間で指定ができ、指定日の午前0時に変更されます。日付指定はできますが、時間指定はできません。

Q. DNSサーバの設定及びホスト情報の登録を行いましたが、WHOIS及びルートサーバへの反映にはどのくらい時間がかかりますか?

DNSサーバの設定及びホスト情報の登録を行ってから、15分から20分程度でWHOIS及びルートサーバに反映されます。設定時に反映日時の指定などは行えません。

ただし、午前3時から午前5時の間は、原則としてJPRS側での処理が停止となるため、5時以降に順次反映されます。注意してください。

Q. IPアドレスとは何ですか?

インターネットで通信を行う通信機器(ホスト)の、ネットワーク上の位置(物理的な位置とは関係ありません)を示すアドレスです。IPアドレスは、32ビット(IPv4)または128ビット(IPv6)からなる数値で表わされます。

Q. ドメインとは何ですか?

ドメイン(「領域」の意)は国や組織などを表し、ホストの所属と名前を一意に指定します。

DNSのドメイン空間は「.」(ルート)を起点とした階層構造を持っており、各階層の間は「.」(ドット)で区切られます。(例:host1.example.jp.)

Q. ホストとは何ですか?

IPアドレスが割り当てられた通信機器を指します。ネットワーク上では、個々のホストはIPアドレスで判別できますが、IPアドレスが32ビットの数字(IPv4)または128ビットからなる16進数(IPv6)だけで表わされるため、扱いにくい場合があります。そこで、より識別しやすいように、アルファベット、数字、及び一部の記号からなるホスト名を設定します。


Q. Whois登録者情報非表示設定に対応していますか?

対応しておりません。 Whois登録者情報非表示設定の詳細につきましては、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)のwebサイト Whois登録者情報非表示設定 をご覧ください。


Q. Whois上でのドメイン登録者の情報を公開したくないので、IIJ(株式会社インターネットイニシアティブ)をドメイン登録者として代用できますか?

申し訳ありませんが、お受けしておりません。


Q. DNSSEC設定の「有効」「無効」は何を意味しますか?

以下の通りです。


【有効】

「DSレコードを公開する」という意味です。

DNSSECの状態が「有効」であることを意味するものではありません。画面上は「有効」と表示されていても、上位ゾーンにDSレコードが登録されないと実際にDNSSEC設定は有効にはなりません。


【無効】

「DSレコードを公開しない」という意味です。

DNSSECの状態が「無効」であることを意味するものではありません。DNSSEC設定が「無効」であっても、ドメイン管理サービスのCDS検出機能は無効化されません。

対象ドメインのDNSサーバがCDSに対応していて、DNSサーバにてCDSレコードが公開されれば、DNSSEC設定が「無効」であっても、ドメイン管理サービスのCDS検出機能によりCDSレコードを確認し、上位ゾーンにDSレコードが登録されてDNSSECが有効になります。

ドメインのDNSサーバがCDSに対応しているかどうかは、DNSサーバの提供元へご確認ください。なお、IIJ DNSプラットフォームサービスではCDSサービスに対応しています。


Q. ドメイン管理サービスとIIJ DNSプラットフォームサービスを同時利用している場合、DNSSEC設定の管理はどちらで行えばよいですか?

ドメイン管理サービスとIIJ DNSプラットフォームサービスを併用している場合は、DNSSEC設定はIIJ DNSプラットフォームサービス側で操作してください。

両サービスが対応しているCDS機能によりドメイン管理サービス側の画面で操作しても、IIJ DNSプラットフォームサービス側の処理によりDNSSECの状態が変わる場合があるため、DNSSEC設定の管理は一律IIJ DNSプラットフォームサービス側で実施いただくことを推奨します。

IIJ DNSプラットフォームサービスのDNSSEC設定については、『IIJ DNSプラットフォームサービス マニュアル』の「DNSSEC管理」をご覧ください。


Q. IIJ DNSプラットフォームサービスを利用している場合、IIJ DNSプラットフォームサービスが登録したDSレコードの情報はドメイン管理サービスの画面上に表示されますか?

はい、対象ドメイン名に登録されているDSレコードの情報は、IIJ DNSプラットフォームサービスが登録したものかどうかに関わらず、ドメイン管理サービスの「DNSSEC設定」画面上に表示されます。


Q. IIJ DNSプラットフォームサービスを利用している場合、サービスを解約して他社DNSへ移行する際、DNSSECを無効に変更する必要がありますか?

はい、無効にする必要があります。

また、他社からIIJ DNSプラットフォームサービスへ移管してくる場合も同様に他社側で無効にしておく必要があります。

IIJ DNSプラットフォームサービスとドメイン管理サービスを利用している場合のDNSSEC設定については、『IIJ DNSプラットフォームサービス マニュアル』の「DNSSEC管理」をご覧ください。

Q. IIJ DNSプラットフォームサービスを利用している場合、他社DNSへ移行する際、ドメイン管理サービスではDNSSEC設定をどのように変更すればよいですか?

IIJ DNSプラットフォームサービスは解約するが、ドメイン管理サービスは引き続き利用する場合は、以下の手順になります。


1.IIJ DNSプラットフォームサービス側で対象ドメイン名のDNSSEC設定を無効にする

  • IIJ DNSプラットフォームサービス側でDNSSECを無効化することで、IIJ DNSプラットフォームサービスは削除指示のCDSレコードを出力します。その後、ドメイン管理サービスは削除指示のCDSを受け取り、DSレコードを消します。
  • ドメイン管理サービス側の画面上は「有効」のまま変化しません(「無効」にはなりません)


2.DNSサーバをIIJ DNSプラットフォームサービスから移行先に変更する


3.移行先DNSサーバ側で、DNSSEC関連レコードを追加する

  • DNSSEC関連レコードとは、DNSSECの署名(RRSIG)および署名に用いる鍵(DNSKEY)を管理するレコードのことです
  • 移行先DNS側がCDSに対応している場合は、この対応は必要ないと考えられます。CDSの対応有無については移行先にご確認ください
  • 上記のDNSSEC関連レコードが追加されると、数分程度でドメイン管理サービスは上位ゾーンにDSレコードを登録します
  • ドメイン管理側の画面は「有効」のままで問題ありません(一旦「無効」にしてから再度「有効」に変更する等の対応は不要です)