Box - 業務アセットの作成

Boxの業務アセットの作成方法を順を追って説明します。

【参考】

本ページの内容は、2025年6月時点で弊社が検証した情報を基にしています。

カスタムアプリの作成

1.Boxにアクセスし、「開発者コンソール」をクリックします。

「Platformアプリ」画面が表示されます。

2.「Platformアプリの作成」をクリックします。

「Platformアプリの作成」画面が表示されます。

3.「カスタムアプリ」をクリックします。

「カスタムアプリを作成 ステップ1/2」画面が表示されます。

4.「アプリ名」と「目的」に任意の値を入力し、「次へ」をクリックします。

【参考】ここでは例として以下で入力しています。

  • アプリ名:IGA接続アプリケーション
  • 目的:「カスタムポータル」を選択

「カスタムアプリを作成 ステップ2/2」画面が表示されます。

5.「サーバー認証 (クライアント資格情報許可) 」を選択し、「アプリの作成」をクリックします。

作成したアプリの「構成」タブが表示されます。

6.以下を設定し、「変更を保存」をクリックします。

項目 内容
アプリアクセスレベル 「アプリ + Enterpriseアクセス」を選択します
アプリケーションスコープの「管理操作」

以下の項目がチェックされていることを確認します

  • ユーザーを管理する
  • グループを管理する
  • Enterpriseのプロパティを管理する
高度な機能

以下の項目をチェックします

  • as-userヘッダーを使用してAPIコールを行う
  • ユーザーアクセストークンを生成する

「Platformアプリ」画面に戻ります。

7.作成したアプリケーションのクライアントIDを控えておきます。

10.アプリケーションの承認を行います。

【参考】アプリケーションの承認

アプリケーションの承認はBoxの「管理コンソール」から実施することができます。

1.Boxにアクセスし、「管理コンソール」をクリックします。

次の画面が表示されます。

2.左ペインで「統合」をクリックします。

次の画面が表示されます。

3.「Platformアプリマネージャ」タブで「+」をクリックします。

「Platformアプリの追加」画面が表示されます。

4.作成したアプリケーションのクライアントIDを入力し「次へ」をクリックします。

「アプリを承認」画面が表示されます。

5.以下が設定値通りになっていることを確認し、「承認」をクリックします。

  • 名前
  • クライアントID
  • アプリケーションスコープ
  • 認証タイプ

11.承認後、開発者コンソールのPlatformアプリから作成したアプリケーションをクリックします。

12.「一般設定」タブ画面に表示される「Enterprise ID」の値を控えたら「構成」タブをクリックします。

「構成」タブ画面が表示されます。

13.「OAuth 2.0資格情報」に表示されている「クライアントID」の値を控えたら「クライアントシークレットを取得」をクリックします。

次の画面が表示されます。

14.「クライアントシークレット」欄に表示された値を控えておきます。

【参考】

「クライアントシークレットの取得」をクリックすると2段階認証が要求される場合があります。

その場合、認証完了後に再度「クライアントシークレットを取得」をクリックするとクライアントシークレットの値が表示され、内容を控えることができます。

業務アセットの作成

1.管理コンソールの「業務アセット」をクリックします。

「業務アセット」画面が表示されます。

2.右上の「SaaS接続」をクリックします。

「SaaS接続」画面が表示されます。

3.「SaaS接続」画面で「Box」をクリックします。

【参考】

以下の画像には選択するSaaSのみが表示されていますが、実際は選択可能なSaaSが複数表示されます。以下の画像と同じ状況にするには、右上にある検索欄に「Box」と入力してください。

「Box接続」画面が表示されます。

4.以下の情報を入力し、「接続」をクリックします。

【注意】作成アカウントのパスワード設定

Boxの仕様上、新規に作成したアカウントのパスワードを管理者側で設定することができないため、本サービスよりアカウントの初期パスワード設定はできません。

パスワードの設定については、アカウント作成時にBoxよりアカウントに登録したメールアドレス宛に送付される招待メールより行ってください。

項目 内容 入力必須
エンタープライズID 「カスタムアプリの作成」の「手順12」で確認した「Enterprise ID」の値を入力します
クライアントID

「カスタムアプリの作成」の「手順13」で確認した「クライアントID」の値を入力します

クライアントシークレット

「カスタムアプリの作成」の「手順14」で確認した「クライアントシークレット」の値を入力します

名寄せに使用する項目

  • 棚卸し機能で、接続先のサービス側の項目との名寄せに利用する本サービス側の項目を指定します
  • 名寄せに利用する接続先のサービス側の項目は以下のとおりです
    • ID
    • メールアドレス
    • ユーザ名
    • 表示名

「Box接続」画面で接続結果が表示されます。

【参考】

接続結果画面で業務アセットに関する以下の設定を行えます。設定項目を入力後、「保存」をクリックします。

項目 内容
業務アセット名 作成した業務アセットの名前を入力します
業務アセットID 作成した業務アセットが持つ、テナント内で一意のIDを入力します
メモ 作成した業務アセットに関するメモを入力します