事前準備

Directory Syncを実行するLinuxユーザの準備

Directory Syncを定期実行するためのLinuxユーザを準備します。

用意したユーザはジョブスケジュールに基づいてDirectory Syncを定期実行します。

 

OpenLDAPへの接続用ユーザの準備

OpenLDAP上の同期対象となるすべての「ユーザ」及び「グループ」に対して参照権限を持つユーザを用意します。

用意したユーザはDirectory SyncがLDAP接続を行なうときに認証を行い、「ユーザ」及び「グループ」の情報を取得します。

【参考】

必要に応じて、用意したユーザに対するアクセスコントロールの設定を行ってください。


IIJ IDサービスに接続するIIJ IDユーザの準備

OpenLDAPの変更内容をIIJ IDサービスへ送信する際に利用するIIJ IDユーザを作成し、管理者権限を付与します。

IIJ IDユーザの作成及び管理者権限の付与については、「IIJ IDサービス オンラインマニュアル[管理者用]」をご確認ください。

【注意】

ここで作成したIIJ IDサービスのユーザは削除及び無効化をしないでください。ユーザを削除及び無効化した場合は、アクセストークンが失効し、利用できなくなります。


作成したIIJ IDユーザのアクセストークンの入手
  1. 「IIJ IDコンソール(https://www.auth.iij.jp/console/)」に「IIJ IDサービスに接続するIIJ IDユーザの準備」で用意したユーザでログインします。

  2. マイメニューの「アクセストークンの管理」 をクリックします。


  3. 「アクセストークンを発行する」をクリックします。


  4. 「アクセストークン名」、「利用するリソースサーバ」、「許可するスコープ」及び「有効期限」を入力し、「発行する」をクリックします。

    【参考】

    有効期限は、アクセストークンの利用用途に合わせて適切に設定してください。

    項目内容
    アクセストークン名アクセストークンの名前を入力します
    利用するリソースサーバ「IIJ IDサービス API」を選択します
    許可するスコープ

    以下の4つのスコープを選択します

    • escim_read_users
    • escim_write_users
    • escim_read_groups
    • escim_write_groups
    有効期限

    アクセストークンの有効期限を入力します

    有効期限が過ぎたトークンは失効され、アクセストークンの一覧に表示されなくなります



  5. アクセストークンが表示されます。

    【注意】

    入手したアクセストークンの取り扱いには十分ご注意ください。

    【参考】

    • アクセストークンが確認できるのは、発行直後のみです。
    • アクセストークンを忘れた場合は、アクセストークンを失効させた上で再発行してください。再発行したアクセストークンは、Directory Syncに反映する必要があります。