アップデート手順

Directory Syncは脆弱性対応、バグ修正、新機能追加などの目的でアップデート版をリリースする場合があります。

アップデート版がリリースされた場合は、速やかにアップデートを行なってください。アップデート版のリリースは弊社よりお知らせいたします。

【注意】

Directory Syncの最新のアップデート版がリリースされて6ヶ月を経過した場合、旧バージョンのDirectory Syncについて、弊社はいかなる責任も負いません。 

  1. Directory Syncを定期実行させるLinuxユーザでログオンします。

  2. ジョブスケジューラに登録されたDirectory Syncのジョブを一時的に停止します。

    例)毎日3:30にDirectory Syncを実行するジョブを一時的に止める
    $ crontab -e
    ### Directory Syncのジョブをコメントアウトする
    # 30 3 * * * /opt/IIJ_ID_Service_Directory_Sync/bin/normal_mode.sh
  3. Directory Syncの設定ファイルをバックアップします。
    バックアップ先はお客様の環境に合わせたディレクトリを指定してください。

    $ cp -rp /opt/IIJ_ID_Service_Directory_Sync/config {バックアップ先ディレクトリ}
  4. 旧バージョンのDirectopry Syncを退避させ、新バージョンのDirectory Syncを/opt/に展開します。
    退避先はお客様の環境に合わせたディレクトリ(/var/tmpなどに)を指定し、退避してください。また、退避したDirectory Syncは、必要に応じて削除してください。

    /opt/ディレクトリへの書き込み権限があるユーザに変更してください。

    # mv /opt/IIJ_ID_Service_Directory_Sync /var/tmp/
    # tar -xvzf IIJ_ID_Service_Directory_Sync.tar.gz -C /opt/
  5. Directory Syncのインストールフォルダへのアクセス制御を設定します。
    必要に応じて、DirectorySyncを実行させるユーザに対してDirectory Syncがインストールされたにパーミッションの設定を変更してください。

    例) ユーザ iij-taro に対してDirectory Syncが実行できるように設定します
    # chown -R iij-taro:iij-taro /opt/IIJ_ID_Service_Directory_Sync/
  6. 設定ファイルをリストアします。
    上書き確認が求められた場合、上書きを許可してください。

    $ cp -rp {バックアップ先ディレクトリ}/config/* /opt/IIJ_ID_Service_Directory_Sync/config/
  7. ジョブスケジューラに登録されたDirectory Syncのジョブの一時停止を解除します

    例)毎日3:30にDirectory Syncを実行するジョブの一時停止を解除する
    $ crontab -e
    ### Directory Syncのジョブのコメントアウトを外す
    30 3 * * * /opt/IIJ_ID_Service_Directory_Sync/bin/normal_mode.sh