ネットワークのタイムアウトにより、クラウドストレージ「abgw:44445」への接続にてバックアップ失敗した場合の回避方法

2022/07/07 にて本現象は解消されました。

残念ながら、クライアントまでに正しい情報が伝播するのに遅れて反映されますため

本事項を掲載いたします。

現象

バックアップ処理及びリストア処理において 下記のメッセージでエラーとなる   

  • 「バックアップに失敗しました ネットワークのタイムアウトにより、クラウドストレージ「abgw:44445」への接続に失敗しました」
  • 「アーカイブ '/' を開こうとしているときに、DNSはクラウドストレージホスト名をIPアドレスに解決できませんでした」
詳細の流れ

クライアント側で、不正な情報としてクラウドストレージのURIをローカル設定として保持

そのため、本事象が発生する。


原因

ベンダー側の管理DB上においてお客様情報に紐づけられたクラウドストレージ情報が不整合によるもの

回避方法
※Linux の場合 

/etc/Acronis/BackupAndRecovery.config  で以下のブロックであることを確認し、ブロックごと削除してください。

/etc/Acronis/BackupAndRecovery.config記載例
<key name="FesAddressCache">
<key name="Default">
<key name="sbu*******"> ※ ***部分はマシンによって異なります。
<value name="FesUri" type="TString">"abgw:44445"</value>
</key>
</key>
</key>


※Windows の場合 

Windowsコマンドクリックし、「regeditでレジストリエディタを起動します


レジストリエディタで、以下のキーを念のためエクスポートします。

設定します。 FesUri という項目をダブルクリックします。

レジストリ
[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Acronis\BackupAndRecovery\Settings\OnlineBackup\FesAddressCache\Default\sbu********]
"FesUri"="gw002.sbu.iijgio.jp:44445"
***部分はマシンによって異なります。


Q&A

Q1 .この手順は、事象が発生しているサーバのみ実施する認識でよいでしょうか?それとも予防薬的に全サーバについて実施した方がよいものでしょうか?
A1.  この事象が発生しているサーバのみに実施してください。現状、トリガーが不明であり、予防として全サーバに適用には、効果が見られない可能性が高いです。


Q2.  Windowsの場合、この手順でOS再起動は必要でしょうか。

A2.  不要でございます。