標準プラスオプション
運用対象ノードに対して定型化されたオペレーションを実施します。
標準プラスオプションはプライベート接続環境からお客様環境に接続して実施します。
実施結果は指定された連絡先にメール、または電話で連絡します。
運用対象ノードに拡張運用の契約がある場合は、オペレーション結果が異常時の障害ハンドリングをエンジニアリング機能で行います。
また、オペレーションに必要な情報は、「UOMポータル」の「サービス設定」から申請できます。
標準プラスオプションの仕様は以下のとおりです。
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
契約単位 | 1 | |
最小契約数 | 0 | |
最大契約数 | 1 | |
課金単位 | 運用ノードごと
| |
提供機能 | 定型オペレーション | 受け付けたアラートに対して、以下のオペレーションを実施します
アラート受付メールから手順書の実行結果報告までにかかる時間は、20分以内を目標としています |
連絡振り分け | 対応結果などの連絡先を個別連絡先グループに振り分け指定できます | |
契約条件 | IIJ統合運用管理サービス 基本契約、IIJ統合運用管理サービス 監視サービス 標準監視、及びIIJ統合運用管理サービス 運用サービス 標準運用のご契約が必要です | |
解約条件 | 本オプションのみの解約が可能です |
補足事項
「UOMポータル」の「サービス設定」から「定型手順設定」で設定する情報は以下のとおりです。
手順書種類 | 入力項目 |
---|---|
UNIXプロセス起動 |
|
Windowsサービス起動 |
|
コマンド実行 |
|
アラート連絡 |
|
定型手順の流れ
UNIXプロセス起動
| Windowsサービス起動
| コマンド実行(UNIX)
| コマンド実行(Windows)
| アラート連絡
|
- 拡張運用をご契約の場合のみ、手順実施結果が異常であった場合に限りエンジニアリング機能にエスカレーションします。
エンジニアリング機能では 、運用コンサルティングで定義した内容に従いお客様ITシステムの障害調査や復旧対応などを行います。
障害調査、及び復旧作業は運用対象ノードにログインして行われます。
※手順実施結果が異常であった場合のエンジニアリング機能の振る舞いは、必ず運用コンサルティングで定義してください。
制限事項
- 本機能はアラートをトリガーに実施します。お客様からの依頼に基づくオペレーションは、「運用コントロールパネル」の「定型手順申請」を実施してください。
- アラート検知に伴う定期的なオペレーションは実施できません。
- Windowsサービス起動及びWindowsコマンド実行の対象OSは、Windows2008、Windows2012のみです。Windows2012以降は、自動オペレーション機能を利用できます。
- コマンド実行では、必ず実行キーワードを指定してください。
- コマンド実行で指定できる実行ファイルは、UNIX系は「.sh」、Windows系は「.bat」に限定されます。
- コマンド実行はコマンドの実行までを範囲とし、呼び出されたスクリプトなどの結果は確認、及び報告しません。
- コマンド実行では、対話型の処理はできません。
- コマンドの実行時間は1分未満とし、1分を超えた場合は強制停止(「Ctrl」+「c」、またはWindowの「×」ボタンをクリック)します。
- コマンドの実行時間が1分を超える場合は、「&(アンド)」などを用いたバックグラウンドで実行してください。
- コマンドの正常時の実行結果は必ず「command successful」としてください。
- Windowsにおいてコマンド実行を利用する場合は、デスクトップにコマンドプロンプトのショートカットを配置し、管理者モードで起動できる状態としてください。管理者パスワードの入力は実施できません。
- 「定型手順設定」で設定した各種情報は、必ず最新の状態に保ってください。情報が古い、または誤っていると正しくオペレーション機能を提供できません。
- オプション解約前、または定型手順削除前に、必ず「アラート通知/対応設定」で標準手順書へ変更してください。
- オプション解約後も定型手順の利用が確認された場合は、予告なく標準手順書へ変更する場合があります。
- 1ヵ月間の作業工数の合計が運用対象ノードごとで1時間を超える場合は、費用を調整することがあります。