10.2.2 ファイアウォールのネットワーク初期設定を実行する

ファイアウォールは、契約しただけでは利用を開始できません。利用を開始するには、ネットワーク初期設定を実行する必要があります。以下に、ファイアウォールのネットワーク初期設定の実行方法を説明します。ファイアウォールのネットワーク初期設定は、ファイアウォールの詳細画面で実行します。

重 要

ネットワーク初期設定では、ファイアウォールのExternalネットワークとInternalネットワークにネットワーク種別を設定します。Externalネットワークに設定したネットワーク種別は、ネットワーク初期設定を完了した後は変更できません。そのため、ネットワーク初期設定を始める前に、ご利用用途に合わせたExternalネットワークのネットワーク種別をあらかじめ決定しておいてください。ExternalネットワークとInternalネットワークに設定可能なネットワーク種別について詳しくは、「10.2.1 ファイアウォールに設定可能なネットワーク種別について」をご覧ください。

1.「ファイアウォールの一覧」画面を表示します。
補 足

「ファイアウォールの一覧」画面の開き方について詳しくは、「10.1.1 ファイアウォールの一覧」をご覧ください。

ネットワーク初期設定が必要なファイアウォールの「ステータス」には、初期設定待ちが表示されています。

「ファイアウォールの一覧」画面
2.ネットワーク初期設定を実行するファイアウォールのサービスコードをクリックします。
サービスコードをクリック

選択したファイアウォールの詳細画面が表示されます。

3.画面上部の「ネットワーク初期設定」ボタンをクリックします。
ネットワーク初期設定ボタン

「ファイアウォールネットワーク初期設定」画面が表示されます。

4.「ファイアウォールネットワーク初期設定」画面内上部で、External VIPネットワークを設定します。「External VIPネットワーク」ドロップダウンリストでネットワーク種別を選択し、各項目を設定します。
External VIPネットワーク

選択したネットワーク種別によって、設定項目の入力内容が異なります。各項目について、以下に説明します。

設定項目 ネットワーク種別の選択
グローバルネットワーク 標準プライベートネットワーク プライベートネットワーク/V
External VIP名称 External VIPの名称として任意の文字列を入力します。
ネットワークアドレス 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。
  • ネットワークアドレスを設定済みのプライベートネットワーク/Vの場合、設定したネットワークアドレスが表示されます。
  • ネットワークアドレスを設定していないプライベートネットワーク/Vの場合、使用するネットワークを識別するための任意のネットワークアドレスを入力します(例:192.168.0.0/24)。
    • 標準プライベートネットワークのアドレス範囲に加え、利用できないネットワークがあります。詳しくは「B:サービス仕様」の「5.1.2 ネットワークのIPアドレス」をご覧ください。
Masterホストの実アドレス 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 ファイアウォールのMasterに割り当てるIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。
Slaveホストの実アドレス 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。

ファイアウォールのSlaveに割り当てるIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。

VIPアドレス 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 VIPアドレスに指定するIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。
5.「ファイアウォールネットワーク初期設定」画面内下部で、Internalネットワークを設定します。「Internalネットワーク」ドロップダウンリストでネットワーク種別を選択し、各項目を設定します。
Internalネットワーク

選択したネットワーク種別によって、設定項目の入力内容が異なります。各項目について、以下に説明します。

設定項目 ネットワーク種別の選択
標準プライベートネットワーク プライベートネットワーク/V
ネットワークアドレス 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。
  • ネットワークアドレスを設定済みのプライベートネットワーク/Vの場合、設定したネットワークアドレスが表示されます。
  • ネットワークアドレスを設定していないプライベートネットワーク/Vの場合、使用するネットワークを識別するための任意のネットワークアドレスを入力します(例:192.168.0.0/24)。
    • 標準プライベートネットワークのアドレス範囲に加え、利用できないネットワークがあります。詳しくは「B:サービス仕様」の「5.1.2 ネットワークのIPアドレス」をご覧ください。
Masterホストの実アドレス 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 ファイアウォールのMasterに割り当てるIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。
Slaveホストの実アドレス 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 ファイアウォールのSlaveに割り当てるIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。
VIPアドレス 自動的にアドレスが割り当てられます。入力不要です。 VIPアドレスに指定するIPv4アドレスを入力します。「ネットワークアドレス」に入力したネットワーク範囲内のアドレスを入力してください。

なお「Internalネットワーク追加」ボタンをクリックことで、追加でInternalネットワークの追加が可能です。

設定するボタン

最大5本までInternalネットワークの追加が可能です。なお、追加で表示したInternalネットワークの設定欄は「Internalネットワーク削除」ボタンをクリックすることで、表示を削除できます。

6.「設定する」ボタンをクリックします。
設定するボタン

処理を受け付けたことを示すメッセージが「ファイアウォールネットワーク初期設定」画面に表示されます。

7.「閉じる」ボタンをクリックします。
閉じるボタン

「ファイアウォールネットワーク初期設定」画面が閉じ、ファイアウォールの詳細画面に戻ります。

「ファイアウォール概要」欄の「ステータス」に設定中が表示されます。ネットワーク初期設定が完了すると設定済が表示され、ファイアウォールが利用可能になります。