アクセストークンの更新
アクセストークンには有効期限があり、定期的にトークンの再発行が必要となります。
以下の手順ではDirectory Syncでのアクセストークンの更新手順を説明します。
オンプレミスのActive Directoryサーバの場合
手順 | 作業 | 備考 |
---|---|---|
1 | Directory Sync導入時にアクセストークンの取得をしたIIJ IDサービスのID管理者ユーザで、IIJ IDコンソールにログインします | 別のID管理者ユーザを利用することも可能ですが、Directory Syncの同期によって生成されるジョブの実行ユーザが変わるため、注意してください |
2 | 以下の内容で新たにアクセストークンを発行し、その値をメモ帳などに控えます
アクセストークンの発行について詳しくは「アクセストークンの発行」をご覧ください | アクセストークンをメモ帳などに控える際、改行せずそのまま控えておいてください |
3 | 手順2で発行したアクセストークンの有効期限を確認します この有効期限が、次回アクセストークンの更新を行う時期となります | アクセストークン更新の実施頻度を少なくしたい場合は、有効期限を長めにしたアクセストークンを発行しなおしてください |
4 | Directory Syncのタスクスケジュールを停止し、Directory Syncが実行されないようにします | 定期実行対象ではないDirectory Syncの場合は、この手順をスキップします |
5 | Directory Syncのsecret.ymlを開き、手順2で取得したアクセストークンの値に書き換えます secret.ymlの設定について詳しくは「設定ファイルサンプル」をご覧ください | 更新の際、OSの再起動は不要です |
6 | Directory Syncのrecovery_mode_dry_run.batを実行し、新しいアクセストークンでIIJ IDサービスに問題なく接続できることを確認します 実行ファイルについて詳しくは「実行ファイルの種類」をご覧ください | Directory Syncの実行ファイルのデフォルトの配置先は以下のとおりです
ファイル構成について詳しくは「ファイル構成」をご覧ください |
7 | Directory Syncのタスクスケジュールを再開させます | 定期実行対象ではないDirectory Syncの場合は、この手順をスキップします |
8 | 手順1のユーザでIIJ IDコンソールにアクセスし、既存のアクセストークンを削除します 失効方法について詳しくは「アクセストークンの失効」をご覧ください | 既存のアクセストークンの削除が必要ない場合は、この手順をスキップします 新しく発行したアクセストークンを誤って削除しないように注意してください |
IIJディレクトリサービス for MicrosoftのActive Directoryサーバの場合
手順 | 作業 | 備考 |
---|---|---|
1 | Directory Sync導入時にアクセストークンの取得をしたIIJ IDサービスのID管理者ユーザで、IIJ IDコンソールにログインします | 別のID管理者ユーザを利用することも可能ですが、Directory Syncの同期によって生成されるジョブの実行ユーザが変わるため、注意してください |
2 | 以下の内容で新たにアクセストークンを発行し、その値をメモ帳などに控えます
| アクセストークンをメモ帳などに控える際、改行せずそのまま控えておいてください |
3 | 手順2で発行したアクセストークンの有効期限を確認します この有効期限が、次回アクセストークンの更新を行う時期となります | アクセストークン更新の実施頻度を少なくしたい場合は、有効期限を長めにしたアクセストークンを発行しなおしてください |
4 | Directory Syncのタスクスケジュールを停止し、Directory Syncが実行されないようにします | |
5 | Directory Syncのsecret.ymlを開き、手順2で取得したアクセストークンの値に書き換えます secret.ymlの設定について詳しくは「設定ファイルサンプル」をご覧ください | |
6 | 下記のマニュアルを参考に、Director Syncの既存のconfig.ymlと今回書き換えたsecret.ymlを再アップロードします これにより自動的にリカバリーモードが実行されます | 定期実行対象ではないDirectory Syncの場合は、この手順をスキップします |
7 | IIJディレクトリサービス for Microsoftのイベントビューアを確認し、正常にDirectory Syncが動作されたことを確認します | 定期実行対象ではないDirectory Syncの場合は、この手順をスキップします |
8 | 手順1のユーザでIIJ IDコンソールにアクセスし、既存のアクセストークンを削除します 失効方法について詳しくは「アクセストークンの失効」をご覧ください | 既存のアクセストークンの削除が必要ない場合は、この手順をスキップします 新しく発行したアクセストークンを誤って削除しないように注意してください |