イベントID: 12808 SCIM レスポンスエラー
- 1.IIJ IDに登録されていないドメイン名のユーザを作成しようとしました
- 2.IIJ IDユーザに「Subject(subject)」属性か「External user name(externalUserName)」属性が設定されている場合、「認証を委譲する外部IDプロバイダ(issuer)」の設定が必要です
- 3.IIJ IDユーザに設定しようとした外部ID(externalId)が、すでに他のユーザで利用されています
- 4.IIJ IDユーザに設定しようとしたID(userName)が、すでに他のユーザで利用されています
- 5.IIJ IDユーザの通知先メールアドレス(email)がメールアドレス形式ではありません
- 6.同一のIDもしくは外部IDのユーザがまだ削除されていません
- 7.アクセストークンが利用できません
- 8.IIJ IDユーザの電話番号(phoneNumbers)がRFC3966のGlobal Numbers形式ではありません
1.IIJ IDに登録されていないドメイン名のユーザを作成しようとしました
現象
イベント ビューアに以下のイベントが出力されます。
ログレベル | メッセージ |
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warn | [概要] |
説明
IIJ IDに登録されていないドメイン名のユーザを作成しようとしました。
対応
IIJ IDユーザのID(userName)のドメイン部を変更するか、IIJ IDにドメインを登録します。
関連ページ
2.IIJ IDユーザに「Subject(subject)」属性か「External user name(externalUserName)」属性が設定されている場合、「認証を委譲する外部IDプロバイダ(issuer)」の設定が必要です
現象
イベント ビューアに以下のイベントが出力されます。
ログレベル | メッセージ |
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warn | [概要] |
説明
IIJ IDユーザに「Subject(subject)」属性か「External user name(externalUserName)」属性が設定されている場合、「認証を委譲する外部IDプロバイダ(issuer)」の設定が必要です。
対応
以下のいずれかを行います。
- 設定ファイル(config.yml)でiid.scim.attribute.user.default.idTokenClaimsを設定する
- IIJ IDユーザの「Subject(subject)」属性と「External user name(externalUserName)」属性を空にする
3.IIJ IDユーザに設定しようとした外部ID(externalId)が、すでに他のユーザで利用されています
現象
イベント ビューアに以下のイベントが出力されます。
ログレベル | メッセージ |
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説明
IIJ IDユーザに設定しようとした外部ID(externalId)が、すでに他のユーザで利用されています。
対応
外部IDが重複しないようにするか、該当の外部IDを利用しているユーザを削除します。
該当ユーザがすでに削除されている場合、連携するサービスでプロビジョニング状態から外す処理(デプロビジョニング)が完了していない場合があります。
この場合はデプロビジョニング処理を最大1日間程度待つ必要があります。
関連ページ
4.IIJ IDユーザに設定しようとしたID(userName)が、すでに他のユーザで利用されています
現象
イベント ビューアに以下のイベントが出力されます。
ログレベル | メッセージ |
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warn | [概要] |
説明
IIJ IDユーザに設定しようとしたID(userName)が、すでに他のユーザで利用されています。
対応
IDが重複しないようにするか、該当のIDを利用しているユーザを削除します。
該当ユーザがすでに削除されている場合、連携するサービスでプロビジョニング状態から外す処理(デプロビジョニング)が完了していない場合があります。
この場合はデプロビジョニング処理を最大1日間程度待つ必要があります。
関連ページ
5.IIJ IDユーザの通知先メールアドレス(email)がメールアドレス形式ではありません
現象
イベント ビューアに以下のイベントが出力されます。
ログレベル | メッセージ |
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warn | [概要] |
説明
IIJ IDユーザの通知先メールアドレス(email)がメールアドレス形式ではありません。
対応
config.ymlのiid.scim.attribute.user.ad_bind.emails.valueに設定したAD属性を確認し、該当ユーザのAD属性値をメールアドレス形式に修正します。
6.同一のIDもしくは外部IDのユーザがまだ削除されていません
現象
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ログレベル | メッセージ |
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warn | [概要] |
説明
同一のIDもしくは外部IDのユーザがまだ削除されていません。
【注意】ID連携をしたユーザ及びSmartKey認証の登録を行ったユーザについて
ユーザが削除された後、連携するサービスでプロビジョニング状態から外す処理(デプロビジョニング)が行われます。
デプロビジョニングが完了するまでの間は、同一のIDもしくは外部IDのユーザは作成できません(SmartKey認証のデプロビジョニングには、最大1日程度かかります)。
対応
ユーザが完全に削除されてから、あらためてDirectory Syncでの同期を行ってください。
7.アクセストークンが利用できません
現象
イベント ビューアに以下のイベントが出力されます。
ログレベル | メッセージ |
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説明
アクセストークンが利用できません。
対応
secret.ymlのiid.scim.tokenについて、以下を確認してください。
- 正しいアクセストークンが記載されているか
- アクセストークンの有効期限が失効していないか
- トークンが失効されたかは、IIJ IDコンソールのジョブ履歴で確認できます。
8.IIJ IDユーザの電話番号(phoneNumbers)がRFC3966のGlobal Numbers形式ではありません
現象
イベント ビューアに以下のイベントが出力されます。
ログレベル | メッセージ |
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warn | [概要] |
説明
IIJ IDユーザの電話番号(phoneNumbers)がRFC3966のGlobal Numbers形式ではありません。
対応
config.ymlのiid.scim.attribute.user.ad_bind.phoneNumbers.valueに設定したAD属性を確認し、該当ユーザのAD属性値をRFC3966のGlobal Numbers形式に修正します。