任意のバックアップを準備する

Oracle Data Pumpユーティリティ

標準バックアップに加えて、お客様が任意の時点のバックアップを作成する場合は、Oracle Data Pumpユーティリティを使用します。Oracle Data Pumpユーティリティは、Oracle Clientの一部です。使用するには、IIJ GIOインフラストラクチャーP2の仮想サーバにOracle Clientをインストールしてください。

バックアップ先

Oracle Data Pumpユーティリティでバックアップする場合は、「データベース管理」画面でバックアップ先を登録し、IIJ GIOインフラストラクチャーP2の仮想サーバでバックアップ先のディレクトリオブジェクトを作成します。

以下は、ユーザーsystem、パスワード########、接続文字列ORCLを使用して、ディレクトリオブジェクトtest_dirを作成した場合の操作例です。更に、作成したディレクトリオブジェクトに、ユーザーtestusr1のREAD権限及びWRITE権限を付与しています。

$ sqlplus system/########@ORCL
SQL> create or replace directory test_dir as '/custdir' ;
Directory created.

SQL> grant read,write on directory test_dir to testusr1 ;
Grant succeeded.
【注意】

SQL文で指定するパス名「/custdir」は、変更できません。「データベース」画面の「バックアップ先」タブで設定したパスまたは共有名が「/custdir」にマウントされます。

1.「データベース管理」画面でバックアップ先を登録します。

バックアップ先の登録方法については、「バックアップ先の登録」をご覧ください。

Oracle Data Pumpユーティリティでバックアップしたデータは、バックアップ先に登録したディレクトリパスに保存されます。

2.SQL*Plusなどのクライアントツールで、ディレクトリオブジェクトを作成し、バックアップを行うユーザーのREAD権限及びWRITE権限を付与します。