SDサービスアダプタ

WANアクセスを利用しているお客様拠点にSDサービスアダプタをご契約いただくことで、無線LAN機器を提供します。

  • 本サービスで提供する機器が故障した可能性がある場合は、IIJサポートセンターに連絡してください。弊社指定の作業員が必要に応じて機器を交換します(24時間365日)。
SDサービスアダプタの品目

SDサービスアダプタには、以下の品目があります。

品目 内容
SA-2 SD-LANモジュールに非対応の無線LAN機器を提供します
SDサービスアダプタ
機器仕様
項目 仕様
名称 SA-W2
PoE

受電可能(802.3af 10V/1.0A)

給電不可

スイッチポート 利用不可
無線LAN機能
項目 仕様 備考
動作モード

IEEE802.11b

IEEE802.11g

IEEE802.11n(2.4GHz)20Mhz

IEEE802.11n(2.4GHz)40Mhz

IEEE802.11a

IEEE802.11ac 20MHz

IEEE802.11ac 40MHz

IEEE802.11ac 80MHz

IEEE802.11n(5GHz)20MHz

IEEE802.11n(5GHz)40MHz

セキュリティモード

なし

WEP

WPA/WPA2-Personal(AES) WPA/WPA2-Personal(TKIP)

チャネル
  • 2.4GHz帯
    1〜13、自動選択
  • 5GHz帯
    36、40、44、48、52、56、60、64、100、
    104、108、112、116、120、124、128、
    132、136、140、屋内で使用可能なチャネルを自動選択、屋内で使用可能かつDFS対象でないチャネルを自動選択、屋内で使用可能かつDFS対象のチャネルを自動選択、屋外で使用可能なチャネルを自動選択、屋外で使用可能かつDFS対象のチャネルを自動選択

チャネル自動選択機能を使用すると、無線LANアクセスポイントは自動的に最適なチャネルを探索し、これを通信用のチャネルとして利用します

  • チャネル自動選択機能は起動時、及び「IIJ Omnibusポータル」からの設定変更に伴い行われます
  • チャネル選択完了後の動作中は、チャネルの探索、変更を行いません
  • 動作開始からアクセスポイントが利用可能となるまでに、最大10秒程度かかります
  • 無線LANアクセスポイント関連の設定が変更された場合、チャネル自動選択について変更がない場合であっても、チャネルの再探索を開始するため、本無線LANアクセスポイントを利用するすべての無線LANクライアントがいったん切断されます
SSID 任意の値
SSID隠蔽 有効/無効 SSIDを隠蔽できます
認証方式 WPA事前共有鍵/WPAパスフレーズ
マルチSSID 2.4Ghz、5Ghzそれぞれで4つまでSSIDを設定できます
MACアドレスフィルタ 許可対象のMACアドレスを指定 1000MACアドレスまで
プライバシーセパレータ 有効/無効

プライバシーセパレータ機能を有効化すると、同一アクセスポイント(同一SSID)に接続した無線LAN端末間での直接通信をブロックします

  • 同一アクセスポイント内で、無線LAN端末から別の無線LAN端末に送信されたユニキャストフレーム及びマルチキャストフレームをブロックします
  • 異なるアクセスポイントに接続した無線LAN端末への通信はパスします
  • アクセスポイントごとに有効、無効を設定できます
電波の送信出力の制限
  • 機種がSA-W2で周波数帯が2.4GHz帯
    13.5dBm(22mW)/3.5dBm(2.2mW)
  • 機種がSA-W2で周波数帯が5GHz帯
    17dBm(50mW)/7dBm(5mW)

※最大(100%)/最小(10%)

カバーすべきエリアに合わせて電波の送信出力を制限できます。多数のアクセスポイントを近距離で配置するような状況において、最大出力では必要以上に広く送信されてしまう場合に出力を制限することで、相互の干渉を低減させることができます

  • 最大送信出力を100%として、10%刻みで送信出力を調整できます
同時接続数 30クライアント(推奨) 1台あたりに同時接続可能なクライアントの数です
SDサービスアダプタの機器構成と責任分界

SDサービスアダプタは、お客様拠点に以下のパターン1から3いずれかの構成で設置する必要があります。

※LANケーブルはお客様が用意してください。

パターン1:シングルエッジ構成の拠点にお客様機器を挟んで設置

設置条件

以下の条件を満たす必要があります。

  • SDサービスアダプタのge0ポートにおいて、ネイティブVLANでDHCPによるIPv4アドレス取得、及びデフォルトルート取得ができるよう設定すること。
  • お客様機器群のスイッチなどの1つのインタフェースで、IEEE802.1Qに準拠したVLANタグ付きフレームと、VLANタグなしフレームを同時に透過、また転送できること。
  • お客様機器群のデフォルトルートがWANアクセスで提供するSAとなること。
  • SDサービスアダプタの品目がSA-2の場合、以下のプロトコル/ポート番号でSDサービスアダプタがNPSと通信できること。
    • 80/TCP
    • 443/TCP
    • 10010/UDP
    • 10443/TCP
    • 5140/UDP
    • 123/TCP
    • 123/UDP


パターン2:デュアルエッジ構成の拠点にお客様機器を挟んで設置

設置条件

以下の条件を満たす必要があります。

  • SDサービスアダプタのge0ポートにおいて、ネイティブVLANでDHCPによるIPv4アドレス取得、及びデフォルトルート取得ができるよう設定すること。
  • お客様機器群のスイッチなどの1つのインタフェースで、IEEE802.1Qに準拠したVLANタグ付きフレームと、VLANタグなしフレームを同時に透過、また転送できること。
  • お客様機器群のデフォルトルートがWANアクセスで提供するSAとなること。
  • SDサービスアダプタの品目がSA-2の場合、以下のプロトコル/ポート番号でSDサービスアダプタがNPSと通信できること。
    • 80/TCP
    • 443/TCP
    • 10010/UDP
    • 10443/TCP
    • 5140/UDP
    • 123/TCP
    • 123/UDP


パターン3:シングルエッジ構成の拠点にWANアクセスSAと接続して設置

制限事項

WANアクセスSAと直接接続して設置できるSD-SAは4台までです。

品目がWE-2及びWE-3であるWANアクセスを利用している拠点には設置できません。

契約条件
  • WANアクセスを利用している拠点のみ契約できます。
  • 1拠点につき、64まで契約可能です。
契約変更

契約変更はできません。