リモートアクセスモジュール

NPSにL2TP/IPsecによるリモートアクセス機能を追加するには、リモートアクセスモジュールをご契約ください。

機能

インターネットからのVPNを利用したリモートアクセス機能を提供します。

【注意】

IPv4 over IPv6(DS-Lite方式やMAP-E方式など)を利用している環境からリモートアクセスは利用できません。

基本仕様
項目 内容
接続方式 L2TP/IPsec 事前共有鍵方式
対応IPバージョン IPv4
IPアドレス配布方法 NPS管理用IPアドレスより自動割当て
登録できるアカウント数

最大64アカウント※1

ユーザID・認証レルム

(ユーザID)@(認証レルム)※2

ユーザパスワード 任意のパスワードを指定可能
VPNサーバアドレス IPv4グローバルアドレスを弊社より指定
VPNサーバアドレスホスト名

X.X.X.X.rev.iij-omnibus.jp※3

※1:同一アカウントで同時に複数の接続を行えません。

※2:ユーザIDをアカウントごとに指定し、@より右側(認証レルム)を本モジュール共通で指定します。

※3:X.X.X.X:IPアドレスのオクテット単位で順番を逆にした順です。

【参考】

各種入力項目で使用できる文字数、文字列はそれぞれ以下のとおりです。

使用可能文字 ユーザID(最大32文字) パスワード(最大64文字) 事前共有鍵(最大32文字) 認証レルム(最大39文字)
英字 「a」から「z」まで
英大文字 「A」から「Z」まで
数字 「0」から「9」まで
記号 # + - = _ " # $ % & ' * + , - . / : ; = < > ( ) [ ] { } ? @ ^ _ ` | ! # $ % & ' * + , - . / : ; = < > ( ) [ ] { } @ ^ _ ` | ! ~

パケットフィルタ

本モジュールとNPSとの接続点を通過するパケットに対して、通信制御ができます。

設定項目 設定内容 設定対象
アクセス制御ルール ステートフルフィルタ、ステートレスフィルタを選択できます。ステートレスフィルタを選択した場合、戻り通信も考慮したフィルタポリシーを設定してください。なお、冗長構成をとっていたとしてもステートの同期はされません モジュール単位
ルールに合致しない場合の動作 ポリシールールに合致しない通信を許可するか拒否するかを選択できます モジュール単位
マッチフィールド

通信方向 NPSからリモートアクセスクライアント方向、リモートアクセスクライアントからNPS方向を選択できます

ポリシー単位

最大100ルール指定できます



アクション ポリシールールに合致した通信を許可するか拒否するかを選択できます
IPv4プロトコル TCPパケット、UDPパケット、TCPとUDPパケット、ICMPパケット、すべてのIPパケット、特定のプロトコル番号のパケットから選択できます
通信元IPアドレス 対象パケットの通信元アドレスを指定できます
通信元ポート番号 対象パケットの通信元ポート番号を指定できます
通信先IPアドレス 対象パケットの通信先アドレスを指定できます
通信先ポート番号 対象パケットの通信先ポート番号を指定できます
ログ フィルタのログ機能の有効/無効を選択できます

ポリシー単位

最大100ルール指定できます

フィルタステートTTL ステートフルフィルタを選択した場合、動的フィルタの有効時間を指定できます(10-180秒)

ポリシー単位

最大100ルール指定できます

契約条件

NPSごとに、本モジュールを1つまで契約できます。