コネクタモジュール(受注停止)
NPSにデータセンター接続機能を追加するには、コネクタモジュールをご契約ください。
対応するデータセンター構内で、お客様機器及び対応IIJサービス機器を直接接続できます。
品目
コネクタモジュールには、以下の品目があります。
| 品目 | 帯域品目 | 内容 |
|---|---|---|
| CN-1(受注停止) | 帯域確保:グループA(100Mbpsまたは500Mbps) | 左記範囲により通信帯域を確保して提供します |
接続方式
本モジュールには、以下の接続方式があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ユニット提供 | 本サービス対応のIIJサービスを接続する場合は、該当サービスの機器を接続するデータセンターラックユニットを10ユニットまで提供します |
| 構内接続 | 接続するお客様機器を、IIJデータセンターサービスが提供するラックに設置していただき、当該ラックと弊社設備を接続する構内ケーブルまでを提供します |
対応IIJサービス
接続方式でユニット提供を選択することにより、本モジュールは以下のサービスに接続できます。
- IIJ広域ネットワークサービス
- IIJマネージドVPN PROサービス
- IIJマネージドファイアウォールサービス
- マネージドルータサービス
- IIJマネージドIPS/IDSサービス
- IDゲートウェイサービス
対応データセンター
- 練馬DC(東京都練馬区)
- 高津DC(大阪府大阪市中央区)
機能
コネクタモジュールの機能を示します。
物理構成
構成例
対応データセンターで、以下のように接続します。
接続方式がユニット提供の場合、対応IIJサービスとパッチパネル間のケーブル、対応IIJサービス同士を接続する場合のケーブルを提供します。
接続方式が構内接続の場合、IIJデータセンターサービスで提供するラックまでの構内配線(UTPケーブルに限る)を提供します。なお、利用開始後に構内配線回線の変更はできません。
また、以下の作業はお客様が実施してください。
- ご契約時の構内回線とお客様機器の接続
- ご解約時の構内回線とお客様機器の接続解除
インタフェース仕様
お客様機器と接続する弊社設備のインタフェース仕様は以下のとおりです。
| 項目 | 仕様 | 備考 |
|---|---|---|
| インタフェース規格 | 1000Base-T | 構内回線に光回線は利用できません |
| メディアタイプ | お客様機器のインタフェースメディアタイプ 設定に応じて、以下のspeed/duplexの組み合わせで設定します。 10Mbps/full-duplex 100Mbps/full-duplex 1Gbps/auto auto/auto |
- |
| MDI/MDI-X | MDI-X | - |
注意事項
本モジュールに接続するお客様機器では、対象VLANのSTPを無効にするか、接続インタフェースでBPDUフレームをフィルタしてください。
L2ループを検知(BPDUのフレームを受信)した場合や、ブロードキャスト及びマルチキャスト通信を一定量観測した場合、弊社設備を保護するために通信を遮断させる場合があります。
論理構成

| 項目 | 仕様 | 内容 |
|---|---|---|
| ルーティング方式 | Static、BGP | 左記のルーティング方式を選択します |
| ボーダアドレス | /29から/24まで | NPSと接続機器のボーダセグメントは、左記範囲で設定できます |
| 監視ターゲット | IPアドレス6つまで | 6 IPアドレスまで任意の監視ターゲットを登録できます。指定されたIPアドレスへ死活監視を行い、障害検知及び復旧を通知します。通知内容の詳細は、「監視」をご覧ください |
BGP仕様
ルーティング方式にBGPを選択した場合は、以下の仕様で接続します。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ルーティングプロトコル | BGP4 |
| 本モジュールのAS番号 | 64512-65533の範囲で任意に指定できます(特に指定のない場合は、65504になります) |
| お客様機器のAS番号 | 本モジュールのAS番号と重複しない任意のAS番号を利用できます |
| BGPピア数 | シングルエッジ構成の場合:1 デュアルエッジ構成の場合:2 |
| トラフィック制御※ | デュアルエッジ構成の場合は、当社機器でお客様機器向け通信のActive/Standbyを固定的に制御します |
| MD5認証 | 不可 |
| 経路数 | 最大500経路 |
※お客様機器からのBGP Attributeによるトラフィック制御はサポート対象外です。
パケットフィルタ
本モジュールとNPSとの接続点を通過するパケットに対して、通信制御ができます。
| 設定項目 | 設定内容 | 設定対象 | |
|---|---|---|---|
| アクセス制御ルール | ステートフルフィルタ、ステートレスフィルタを選択できます。ステートレスフィルタを選択した場合、戻り通信も考慮したフィルタポリシーを設定してください。提供される設備は冗長構成ですが、ステートの同期はしていません | モジュール単位 | |
| ルールに合致しない場合の動作 | ポリシールールに合致しない通信を許可するか拒否するかを選択できます | モジュール単位 | |
| マッチフィールド |
通信方向 | NPSからデータセンター方向、データセンターからNPS方向を選択できます | ポリシー単位 最大100ルール指定できます |
| アクション | ポリシールールに合致した通信を許可するか拒否するかを選択できます | ||
| IPv4プロトコル | TCPパケット、UDPパケット、TCPとUDPパケット、ICMPパケット、すべてのIPパケット、特定のプロトコル番号のパケットから選択できます | ||
| 通信元IPアドレス | 対象パケットの通信元アドレスを指定できます | ||
| 通信元ポート番号 | 対象パケットの通信元ポート番号を指定できます | ||
| 通信先IPアドレス | 対象パケットの通信先アドレスを指定できます | ||
| 通信先ポート番号 | 対象パケットの通信先ポート番号を指定できます | ||
| ログ | フィルタのログ機能の有効/無効を選択できます | ポリシー単位 最大100ルール指定できます |
|
| フィルタステートTTL | ステートフルフィルタを選択した場合、動的フィルタの有効時間を指定できます(10-180秒) | ポリシー単位 最大100ルール指定できます |
|
契約条件
NPSグループごとに、本モジュールを1つまでご契約になれます。