リモートワイプ機能

遠隔操作でデバイス内のデータを消去または削除する機能です。デバイスが盗難に遭った場合や紛失した場合などに、機密情報及び個人データの漏洩リスクを軽減できます。
本機能は、WindowsまたはmacOSのデバイスでのみ利用できます。なお、macOSで本機能を利用するには、お客様が以下のいずれかを設定する必要があります。

  • 本サービスのコンポーネントに、フルディスクアクセスを許可する。
  • MDMを使用して、製品の構成プロファイルをデバイスにインストールする。
【注意】

ChromeOSのデバイスは本機能のサポート対象外です。

リモートワイプ機能には、以下の実行方法があります。

暗号化消去

ディスク暗号化がされたデバイスの暗号キーを消去することによって、データの読み取りや復元を困難にする機能です。消去が成功すると、正常にデータ消去が完了したことを証明する、サニタイズ証明書を発行します。

暗号化消去は以下の要件を満たすデバイスのみをサポートします。

OS要件
WindowsすべてのドライブがWindows BitLockerで暗号化されていること
macOSドライブが1つで、File Vaultにより暗号化されていること
全ファイル削除

デバイスのOSと一部データを除いて、データを削除します。

以下のファイル及びフォルダは削除されません。

  • 隠しパーティションに格納されたもの
  • 削除するファイルやフォルダをスキャンしたあとで作成したもの
  • サードパーティのツールでロックされたもの
  • アクセス権が無効化されアクセス不可になっているもの
  • Windowsによって自動的に再作成されるもの
  • 以下の表のシステムファイル
OS要件
Windows\WWANSVC\
\WLANSVC\
*.PAC
macOS*.DocumentRevisions-V*
*.fseventsd
*.Spotlight-V*
/bin
/Darwin
/dev
/etc
/home
/net
/private/Developer
/System
/tmp
/Users/Shared/.rpc
/usr
/var
mach_kerne