バックアップからの復元
バックアップから復元する手順を説明します。
対象に応じた復元方法は、「復元」をご覧ください。
クラウドサービス(IIJ GIOインフラストラクチャーP2 パブリックリソース、IIJ GIOインフラストラクチャーP2 プライベートリソースの物理サーバなど)では、復元の際にブータブルメディアを使用できないものがあります。あらかじめ、利用するサービスの仕様を確認してください。
バックアップから復元する
1.「Acronis Cyber Cloudサービスコンソール」にログインします。
詳しくは、「ログインする」をご覧ください。
2.画面の左側で「デバイス」、「すべてのデバイス」の順に選択します。
3.バックアップから復元するマシンの項目をチェックし、「復元」をクリックします。
取得したバックアップの一覧が表示されます。
4.復元するデータを選択し、「復元」をクリックして「マシン全体」または「ファイル/フォルダ」を選択します。
「Recover machine」画面が表示されます。
5.「復元を開始」をクリックします。
必要に応じて復元オプションを指定します。復元オプションについて詳しくは、「復元オプション」をご覧ください。
「最終確認」画面が表示されます。
6.「復元を開始」をクリックします。
復元が開始されます。復元後に復元先のマシンを自動的に再起動するか、確認する画面が表示される場合があります。特別な理由がない限り、再起動するように設定してください。
ブータブルメディアから復元する
1.Acronis Cyber Cloudサービスコンソールにログインします。
詳しくは、「ログインする」をご覧ください。
2.画面右上にあるアイコンをクリックし、「ダウンロード」を選択します。
「ダウンロード」画面が表示されます。
3.一覧から「Bootable media」を選択し、右側にあるダウンロードアイコンをクリックします。
Bootable mediaがダウンロードされ、「ブータブルメディア」画面が表示されます。
4.「登録トークン」の下に表示される文字列をコピーするなどして保存し、「閉じる」をクリックします。
この文字列は、手順11の作業で使用します。
「ブータブルメディア」画面が閉じられます。
5.ダウンロードしたBootable mediaをVMware環境にアップロードします。
【注意】
IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2 VPC側の操作方法は『IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2 VPC マニュアル』の「プライベートOSライブラリへインストールメディアをアップロードする」を、操作に関するお問い合わせ方法は「お客様窓口」を、ご覧ください。
6.Bootable mediaを起動状態に設定します。
以下は、VMware Remote Consoleを利用したクライアントデバイスへの接続例です。ローカルでBootable mediaをマウントしています。
「Acronis Rescue Media」画面が表示されます。
7.「Rescue Media」をクリックします。
「Bootable Backup Agent」画面が表示されます。
8.「Configure network」をクリックします。
「Network Settings」画面が表示されます。
9.以下の項目を確認し、「OK」をクリックします。
項目 | 内容 |
---|---|
Hardware address | 接続するネットワークのMACアドレスが表示されます |
Status | 「Connected」が表示されます |
Auto configuration | 項目のチェックを外します |
IP address | ご利用のネットワークのIPアドレスを入力します |
Subnet mask | ご利用のネットワークのサブネットマスクを入力します |
Default gateways | ご利用のネットワークのデフォルトゲートウェイサーバのIPアドレスを入力します |
DNS servers | 参照DNSサーバのIPアドレスが表示されます。この参照DNSサーバでインターネット上のFQDNの名前解決ができることを、あらかじめ確認してください |
【参考】
IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2 VPCの操作方法は『IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2 VPC マニュアル』の以下のページを、操作に関するお問い合わせ方法は「お客様窓口」を、ご覧ください。
「Bootable Backup Agent」画面が表示されます。
10.「Register media」をクリックします。
「Registration」画面が表示されます。
11.「Registration token」に手順4で表示された登録トークンの内容を入力し、「Register」をクリックします。
「Welcome to ‘###.###.##.##’」画面が表示されます。
12.「Recover」をクリックします。
「Recover data」画面が表示されます。
13.「Required」をクリックします。
「Browser for Location」画面が表示されます。
14.「Cloud storage」にサービスコード(sbu########)が表示されていることを確認し、「OK」をクリックします。
バックアップデータを暗号化している場合は、「Access Credentials」画面が表示されます。
15.「Password」に暗号化パスワードを入力し、「OK」をクリックします。
「Data to Recover Selection」画面が表示されます。
16.復元するバックアップデータを「Archive name」から探し、戻したい時点を「Created」から選択します。マシン全体を復元するために「Backup contents」から「Volumes」を選択し、復元するすべてのボリュームの項目をチェックします。
「Created」はUTC表記です。
「Where to recover」欄に選択した復元内容が表示されます。
17.復元内容を確認し、「OK」をクリックします。
復元処理が開始され、以下の復元ステータスの詳細画面が表示されます。
18.「Schedule」が「「Manual」に、「Last result」が「Succeeded」になっていることを確認し、「Close」をクリックします。
「Recovery Bootable Media」画面が表示されます。
19.画面上部の「Actions」をクリックし、「Exit」を選択します。
「Bootable Backup Agent」画面が表示されます。
20.「Turn off」をクリックして電源を切るか、「Reboot」をクリックして再起動します。
以上で復元は終了です。