NAPT
パブリックネットワークに接続性するポートに、NAPT機能を提供します。
NAPT機能を利用するには、NAPTセッション追加オプションの契約が必要です。
仕様
- Smart HUBからクラウド方向宛の通信で使用します。
- NAPT機能は無効にできません。
- 通信ログは取得できません。
- 特定のアドレスまたはポート番号でのアクセス制御はできません。
- NAPT機能を利用するクラウドポートではパブリックネットワーク発の通信は拒否されます。
対応機能
NAPT機能が必要となるクラウドポートは以下のとおりです。
接続種別品目 | 接続クラウド |
---|---|
タイプA:パブリック | AWS Direct Connect Public |
タイプM:パブリック | Microsoft Azure ExpressRoute Microsoft Peering |
タイプM2:パブリック | Microsoft Azure Peering Service |
NAPTセッションの設定
NAPTセッション追加オプションのグレードにより、割り当てるIPv4 Prefixのプレフィックス長が異なります。
グレード | プレフィックス長 |
---|---|
3万セッション | /32 |
6万セッション | /31 |
12万セッション | /30 |
24万セッション | /29 |
48万セッション | /28 |
割り当てるNAPTセッションはコントロールパネルから変更できます。
なお、変更前後の合計セッション数に応じて、5分程度の通信断が発生します。通信断が発生する条件は以下の通りです。
- 変更前後で合計セッション数が50万、100万をまたぐ変更かつ、変更対象ポートの品目が1GbE以下の場合
- 変更前後で合計セッション数が200万、300万をまたぐ変更の場合
制限
- クラウドポートごとに、1個から8個のNAPTセッション追加オプションを割り当てます。
- クラウドポートからNAPTセッション追加オプションの割り当てをすべて解除することはできません。
NAPTセッション追加オプションは、ご契約後にポートに割り当てることで機能が有効になります。
- NAPTセッション追加オプションが提供するセッション数の上限を超えた場合は、新規通信が成立しなくなります。既存通信が完了し、セッション数が減少すると、新規通信が成立します。