リモートコネクト利用時のプロキシの設定遷移について知りたい

本サービスではリモートコネクトの設定に基づいて、プロキシ接続を行います。
利用するプロキシサーバーは、下記いずれかの方式が設定できます。

方式

説明

なしプロキシを利用しません。
WebゲートウェイWebゲートウェイをプロキシとして設定します。
手動設定任意のプロキシアドレスを手動で設定します。
構成ファイル配布PAC(Proxy Auto-Config)ファイルを設定します。
本設定を利用する場合、事前にPACファイルの作成・アップロードが必要です。

下記では、プロキシ設定を行った場合のクライアント設定の遷移について説明します。

Windowsの場合

「設定」>「ネットワークとインターネット」>「プロキシ」内の設定が変更されます。

「なし」に設定した場合

プロキシ設定を「なし」に設定した場合、クライアント設定の変更は行われません。

「Webゲートウェイ」に設定した場合

プロキシ設定を「Webゲートウェイ」に設定した場合、ご契約いただいているWebゲートウェイがプロキシサーバーとして設定されます。
この際、クライアント設定は下記のように自動で変更されます。

設定項目

接続時

切断時

設定を自動的に検出する「オフ」になります。「オフ」になります。
セットアップスクリプトを使う「オフ」になります。接続前の設定に復元されます。
手動プロキシセットアップ「オン」になります。
「アドレス」「ポート」「エントリ」に、Webゲートウェイの「アドレス」「ポート」とISAサービスに関する「エントリ」が自動で入力されます。
接続前の設定に復元されます。
「手動設定」に設定した場合

プロキシ設定を「手動設定」に設定した場合、ISAポータルから設定した任意のプロキシサーバーが設定されます。
この際、クライアント設定は下記のように自動で変更されます。

設定項目

接続時

切断時

設定を自動的に検出する「オフ」になります。「オフ」になります。
セットアップスクリプトを使う「オフ」になります。接続前の設定に復元されます。
手動プロキシセットアップ

「オン」になります。
「アドレス」「ポート」「エントリ」に、ISAポータルから設定した任意のプロキシサーバーとISAサービスに関する「エントリ」が自動で入力されます。

接続前の設定に復元されます。
「構成ファイル配布」に設定した場合

プロキシ設定を「構成ファイル配布」に設定した場合、ISAポータルから設定した任意のPACファイルが設定されます。
この際、クライアント設定は下記のように自動で変更されます。

設定項目

接続時

切断時

設定を自動的に検出する「オフ」になります。「オフ」になります。
セットアップスクリプトを使う「オン」になります。接続前の設定に復元されます。
手動プロキシセットアップ元の設定が保持されます。元の設定が保持されます。
リモートコネクトを切断せずにWindowsをシャットダウンした場合

リモートコネクトは切断時に接続前の設定に復元する動作をします。そのため、リモートコネクトを切断せずにWindowsをシャットダウン、またはリモートコネクトを強制終了した場合、正しく元の設定を復元・変更できない場合があります。

そのため、ご利用の環境によっては、正しく通信が行えなくなる可能性があります。切断時に正しく復元されなかった場合には、エージェントソフトウェアの起動時に、前回接続時の設定が復元されます。下記の手順に従って、エージェントソフトウェアを自動起動するように設定いただくか、手動でエージェントソフトウェアを起動してください。

エージェントソフトウェアの自動起動の設定方法について知りたい

「設定を自動的に検出する」について

「設定を自動的に検出する」は、仕様上、リモートコネクト接続時と切断時の両方で、元の設定に関わらず「オフ」になります。

WPAD (Web Proxy Autodiscovery Protocol) を利用する環境で、リモートコネクトを使用した後に正常な通信ができない場合は、設定をご確認ください。

macOS/iOS/Android などその他OSの設定遷移について

macOS/iOS/Android など Windows 以外のサポートOSに関しては、リモートコネクト専用のVPNプロファイルが作成されプロファイル内のプロキシ設定を参照するため、OSのプロキシ設定については変更されません。