1. 本製品について

kiwitec TLG3901シリーズ(TLG3901BV2 / TLG3901BLV2)は、LoRaで使用する全ての周波数に対応する、ハイブリッドLoRaゲートウェイです。

パケットフォワーダ機能によって受信したパケットを直接インターネットに転送する他、MQTTでアクセスすると外部から取得することが可能です。また、LoRaScript や Node-RED を搭載し、データ処理をカスタマイズすることも可能です。

ChromeやFirefoxなどの最新のブラウザーを使用してコンセントレータチャネル、パケット転送、MQTTブローカー、およびネットワーク構成を設定し、目的に応じてプラグインをカスタマイズすることができます。

以下にTLG3901シリーズのソフトウェアおよびハードウェアの仕様と正面図および背面図を示します。

 

ソフトウェア仕様

 

表1‐1 TLG3901シリーズのソフトウェア仕様

管理ポータル

ChromeまたはFirefox

ディスカバリーツール

Windows 7またはそれ以降

M2Mプロトコル

MQTT

パケットフォワーダー

ANNWS.01.2.1.W.SYS Gateway to Server Interfaceと互換

ファームウェア更新

Webブラウザから実施可能

ネットワーク接続

DHCP、静的IPおよびDHCPサーバーをサポート

 

ハードウェア仕様

 

表1‐2 TLG3901シリーズのハードウェア仕様

 

モデル

TLG3901BV2
TLG3901BLV2 (LTE内蔵)

トランシーバーSemtech SX1301       
CPUMTK MT8516 (ARM Cortex-A35)
メモリ512 Mbytes
フラッシュメモリ256 Mbytes
外部インタフェース

Ethernet 10/100 Mbps
無線LAN
LTE (TLG3901BLV2のみ)

電源

DC5V (Micro-USB)

周波数範囲         

902 MHz ~ 928 MHz

変調方式

LoRa (スペクトラム拡散)

チャネル数

8

動作温度0 ~ 55
保管温度-20 ~ 70

 

図1-1 TLG3901シリーズゲートウェイの正面図と背面図