7.4.4. LoRaScript
TLG3901シリーズのLoRaScriptは、アップリンクデータを取得するコールバック関数とダウンリンクデータを送信するためのAPIを提供します。
表7-6はこれらの機能の説明です。リスト7-1にこれらの機能の使用例を示し、結果を図7-25に示します。
表7-6 LoRaScriptのLoRaWAN®関数
| 名前 | タイプ | 使用法 |
|---|---|---|
onLoRaWANRx(data) | Callback | LoRaWAN®アップリンクを受信するごとに呼び出されます。 dataは「表7-1」の「JSONフィールド(LoRaScript)」に記載されているJSON文字列です。 |
onLoRaWanJoin(data) | Callback | デバイスがビルトインサーバーへのjoinに成功するごとに呼び出されます。 dataは以下のようなJSON文字列です。 { deveui: "", devaddr: ""} |
send_lorawan_pkt(deveui, data, port) | Method | LoRaWAN®ダウンリンクの送信に使用します。 deveuiは送信先のデバイスのDevice EUIの文字列です。 dataはダウンリンクで送信される16進文字列またはbase64文字列です。 portはダウンリンクで使用されるポート番号です。 |
リスト7-1 LoRaScirptアップリンクの受信とダウンリンクの送信の例
function onInit() {
}
function onLoRaRx (data) {
}
function onLoRaWANJoin(data){
}
function onLoRaWANRx (data) {
debug_print("Received LoRaWAN Data" + JSON.stringify(data));
send_lorawan_pkt("000b78fffe4c15c3", "EjRWeJBa",12);
}
図7-25 LoRaScript®サンプルの実行結果
