7.2. ビルトインLoRaWAN®サーバーの起動
ビルトインLoRaWAN®サーバーの使用を開始する前に、データの保存場所を決定する必要があります。
TLG3901シリーズの場合は、内蔵フラッシュと外部のUSBメモリーのいずれかを選択します。
内蔵フラッシュの空き容量は約100Mバイトしかないため、データストレージにUSBメモリーを使用することをお勧めします。
図7-1はUSBメモリーの挿入場所です。
図7-1 TLG3901シリーズへのUSBメモリー挿入場所
次の手順では、LoRaWAN Pkt Forwarderのサーバーアドレスとポートを設定します。
ビルトインサーバーを使用するには、図7-2に示すように、アドレスが「localhost」であり、ポートが「1680」である必要があります。
図7-2 LoRaWAN Pkt Forwarderの設定
パケットフォワーダーを設定したら、ビルトインLoRaWAN®サーバーを管理ポータルで設定します。
LoRaWAN®サーバーのセットアップは[Setup]メニューにあります。 [LoRaWAN Server]をクリックすると、図7-3が管理ポータルに表示されます。
図7-3 LoRaWAN Server Cotrol
[LoRaWAN Server Control]の上部は後で使用されるLoRaWAN®サーバーコンソールのログインパスワードを変更するために使用されます。
デフォルトのパスワードは「admin」です。 [LoRaWAN Server Control]の下部には実行ステータスとストレージ情報が表示されます。
有効なUSBメモリーの挿入がシステムで検出された場合、[Drive Path]にはマウントされたパスが表示されます。
ストレージの場所は、[Strage]ボックスでInternal(内蔵フラッシュ)およびUSB(USBメモリー)のいずれかを選択できます。
図7-4 ストレージの場所の選択
[Stop]および[Restart]ボタンを使用して、LoRaWAN®サーバーのみを停止および起動できます。
[Goto LoRaWAN Sever]はLoRaWAN®サーバーが実行中のときに表示され、デバイス管理のためのLoRaWAN®サーバーのWebコンソールへのリンクとして機能します。