Active! Gate SS

【参考】

2019年10月03日時点での情報で掲載しています。

「Active! Gate SS」との認証連携を設定します。

【注意】

  • Active! Gate SSがSAMLで認証するキーは「ログインID(メールアドレス)」です。
  • IIJ IDサービス内の各ユーザ共通のユーザ属性にActive! Gate SSの「ログインID」と同一の値を保持しておく必要があります。
  • Active! Gate SSと連携した際、Active! Gate SS側でログアウトしても完全にはActive! Gate SSからはログアウトされない場合があります。
  • IIJ IDサービスとActive! Gate SSをともにログアウトしても、手順4-4で設定する「アプリケーションのトップページURL」を指定すると、認証なしでそのまま再接続されます。
    完全にログアウトする場合には、IIJ IDサービスとActive! Gate SSをともにログアウトした上で、ブラウザを終了させてください。

1. IIJ IDサービスにSAMLアプリケーションを登録する

1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。

2. 「アプリケーションを追加する」をクリックし、「カスタムアプリケーションを追加する」をクリックします。

3. 「SAMLアプリケーション」を選択し、「次に進む」をクリックします。

4. 「アプリケーション情報」を入力し、「アプリケーションを追加する」をクリックします。

項目内容備考
アプリケーション名例)Active! Gate SS必須
アプリケーションの説明例)Office365,G Suiteと連携するメール誤送信防止サービス任意
アプリケーションロゴ(ファイルアップロード)任意
IDプロバイダの選択「アプリケーション専用のエンティティIDを利用」を選択必須
2. IIJ IDサービスのIDプロバイダ情報を確認する

1. 作成されたSAMLアプリケーションの「編集する」をクリックします。

2. 「IDプロバイダ情報」をクリックします。

3. 表示された「SSOエンドポイントURL (Redirectバインディング)」、「エンティティID」、及び「PEM」の値を控えます。

【参考】

  • 「PEM」は、必ず「-----BEGIN CERTIFICATE-----」からはじまり、「-----END CERTIFICATE-----」で終わる形式です。
  • 「PEM」に書かれている値を改行などせずにそのままテキストファイルに張り付けてください。
  • 「PEM」情報をファイルでアップロードする必要があります。

3. Active! Gate SSにIDプロバイダ情報を登録する

1. Active! Gate SSの管理コンソールにログインします。

2. 「ユーザ管理」の「シングルサインオン」をクリックします。

3. 「SAML認証設定」に以下のとおり設定し、「OK」をクリックします。

項目内容備考
サービスプロバイダとして使用使用する

接続先IdP設定

IdPのテンプレート

その他
IdPのEntityID手順2-3で確認した「エンティティID」の値
IdPのログインページURL手順2-3で確認した「SSOエンドポイントURL (Redirectバインディング)」の値
IdPのログアウトページURL(空白のまま)
IdPの証明書手順2-3で確認した「PEM」の値を保存したファイルをアップロード
サービスプロバイダ設定EntityID(任意)

Active! Gate SSのサーバURLでも「activegatess」といった任意の文字列でかまいません。

ログアウトの署名証明しない

4. 「OK」をクリックします。

4. IIJ IDサービスのSAMLアプリケーションを設定する

1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。

2. SAMLアプリケーションの「編集する」をクリックします。

3. 「フェデレーション設定」をクリックします。

4. 以下のとおり設定し、「変更を適用する」をクリックします。

項目内容備考
SAML基本情報





SAML情報を入力する「SAML情報を入力する」をチェック
シングルサインオンURLhttps://XXXXXX/gate/sso/saml_acs.igm「XXXXXX」の部分は、Active! Gate SSのURLを指定します
エンティティ ID手順3-3で設定した「サービスプロバイダ設定」の「EntityID」の値
NameIDフォーマットurn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress
検証後の遷移先(RelayState)(空欄)
アプリケーションのトップページURLhttps://XXXXXX/pc.igm/saml_login?id=YYYYYY

「XXXXXX」の部分は、Active! Gate SSのURLを指定します

「YYYYYY」の部分は、連携するドメイン名を指定します

例)
「XXXXXX」が「sample.activegate-ss.jp」で、「YYYYYY」が「sample.co.jp」の場合は、以下のとおりです

https://sample.activegate-ss.jp/pc.igm/saml_login?id=sample.co.jp

アサーションの署名アルゴリズム

例)
RSA-SHA256


ユーザ識別子(NameID)の指定関連付けるユーザ属性

例)
ID

Active! Gate SSの「ログインID」の値が格納されている属性を指定します

【参考】

「アサーションの署名アルゴリズム」は連携先サービス側で指定などがない場合、デフォルト値の「RSA-SHA256」を選択してください。

「RSA-SHA256」を指定して動作しない場合及び連携先サービス側で明示的にそれ以外のものが指定されている場合は、「RSA-SHA512」、または「RSA-SHA1」に変更し、連携を確認してください。

【参考】

  • 「ユーザ識別子(NameID)」の指定は、ユーザ単位ではなくSAMLアプリケーション単位でのみ設定できます。
  • 「ユーザ識別子(NameID)」の指定した属性にユーザが値を保持していない場合は SAML連携は失敗します。
  • 「ユーザ識別子(NameID)」にID以外の複数の値を持つ属性で指定する方法は以下のとおりです。
    例として、IIJ IDサービスの各ユーザの属性「Entitlements」に以下のように値が設定されています。

    • 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro@iij.ad.jp」の場合は、「プライマリの値を使用する」をチェックします。
    • 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro」の場合は、「タイプと一致する値を使用する」をチェックし、タイプに「SaaS_ID」を指定します。

【注意】

  • 「ユーザ識別子(NameID)」としてID以外の属性を指定していると、IIJ IDサービスに対する更新処理でその属性の値が更新される場合があります。ただし、その更新は連携先サービスまで伝搬されないため、IIJ IDサービス側の属性の値が更新されると、連携していたアカウントに接続できなくなります。「ユーザ識別子(NameID)」としている属性の値が更新される場合は、連携先サービス側で紐づく属性(多くの場合、ユーザID)を忘れずに更新してください。
  • 以下の画像のように複数のタイプに「SaaS_ID」が設定されている場合、「ユーザ識別子(NameID)」に「SaaS_ID」を指定すると、サービスマニュアルに記載されているルールに基づいていずれかの単数値だけが採用されます。連携対象のサービスに管理者の意図しないアカウントがSAML連携される危険性があります。対象となる各ユーザにおいて、「ユーザ識別子(NameID)」として指定するタイプが複数個存在しないように注意してください。

5. 「利用者設定」をクリックします。

6. 「利用者を追加する」をクリックし、アプリケーションにシングルサインオンさせたいグループ及びユーザを指定します。

【参考】

利用者に登録していないユーザにもこのアプリケーションを利用させたい場合は、「アプリケーションへのログイン」の「編集」をクリックしします。

「利用者でないユーザも、アプリケーションへのログインを許可する」を選択し、「変更を適用する」をクリックします。