GMOサイン

【参考】

2022年04月28日時点での情報で掲載しています。

「DocBase」との認証連携を設定します。

【注意】

  • GMOサインとのSAML連携設定はベンダーにて実施されます。そのため、GMOサインを購入された担当営業にIIJ IDサービスとSAML連携したい旨、依頼していただく必要があります。
  • GMOサインがSAMLで認証するキーは「ログインID(メールアドレス)」です。
  • IIJ IDサービス内のユーザ属性にGMOサインの「ログインID」と同一の値を保持しておく必要があります。

1. IIJ IDサービスにSAMLアプリケーションを登録する

1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。

2. 「アプリケーションを追加する」をクリックし、「カスタムアプリケーションを追加する」をクリックします。

3. 「SAMLアプリケーション」を選択し、「次に進む」をクリックします。

4. アプリケーション情報を入力し、「アプリケーションを追加する」をクリックします。

項目内容備考
アプリケーション名例)GMOサイン必須
アプリケーションの説明例)電子契約サービス任意
アプリケーションロゴ(ファイルアップロード)任意
IDプロバイダの選択「アプリケーション専用のエンティティIDを利用」を選択必須
2. IIJ IDサービスのIDプロバイダのメタデータを取得する

1. 作成されたアプリケーションの「編集する」をクリックします。

3. 表示された「SSOエンドポイントURL (Redirectバインディング)」、「エンティティID」、及び「PEM」の値を控えます。

【参考】

  • 「PEM」は、必ず「-----BEGIN CERTIFICATE-----」からはじまり、「-----END CERTIFICATE-----」で終わる形式です。
  • 「PEM」に書かれている値を改行などせずにそのままテキストファイルに張り付けてください。
  • 「PEM」情報はベンダーに送付してください。

3. GMOサインのベンダーとSAML連携情報を交換する

1. 手順2-3で取得したIDプロバイダの「SSOエンドポイントURL (Redirectバインディング)」、「エンティティID」、及び「PEM」をGMOサインのベンダーに送付します。

2. GMOサインのベンダーより、設定完了連絡と「識別子(エンティティID)」、「応答URL(Assertion Consumer Service URL)」、及び「SPオンのため専用サインインURL」の連絡を受けます。

【注意】

2022年04月28日時点でGMOサイン側の仕様及び制約は以下のとおりです。
また、GMOサイン側の方針により仕様及び制約は変更されます。最新情報はGMOサインにお問い合わせください。

  • GMOサインのサイトのURLからログインする場合、GMOサインから連絡される「SPオンのため専用サインインURL」からアクセスいただく必要があります。
  • GMOサインでSAML認証有効後、GMOサインのスマートフォン用アプリケーションは利用できなくなります。
  • GMOサインでSAML認証有効後、管理者及びユーザ自身からGMOサインのパスワードは変更できなくなります。
  • GMOサインでSAML認証有効後、GMOサインへ既存ユーザのパスワードの削除を依頼できます。パスワード削除後はGMOサインに対するID及びパスワードによるログインはできなくなり、IIJ IDサービスからのみログインが可能となります。
  • GMOサインでSAML認証有効後、新規にユーザを登録した場合、仮パスワードの送付は行われず、IIJ IDサービスからのみログインが可能となります。

4. IIJ IDサービスのSAMLアプリケーションを設定する

1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。

2. アプリケーションに対して「編集する」をクリックします。

3. 「フェデレーション設定」をクリックします。

4. 以下のとおり設定し、「変更を適用する」をクリックします。

項目内容備考
SAML基本情報





SAML情報を入力する「SAML情報を入力する」をチェック
シングルサインオンURL

手順3-2で入手した「応答URL(Assertion ConsumerService URL)」


エンティティ ID

手順3-2で入手した「識別子(エンティティID)」


NameIDフォーマット

urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified


検証後の遷移先(RelayState)

(空欄)


アプリケーションのトップページURL

(空欄)


アサーションの署名アルゴリズム例)
RSA-SHA256

ユーザ識別子(NameID)の指定関連付けるユーザ属性例)
ID

GMOサインの「ログインID」の値が格納されている属性を指定します

【参考】

「アサーションの署名アルゴリズム」は連携先サービス側で指定などがない場合、デフォルト値の「RSA-SHA256」を選択してください。

「RSA-SHA256」を指定して動作しない場合及び連携先サービス側で明示的にそれ以外のものが指定されている場合は、「RSA-SHA512」、または「RSA-SHA1」に変更し、連携を確認してください。

【参考】

  • 「ユーザ識別子(NameID)」の指定は、ユーザ単位ではなくSAMLアプリケーション単位でのみ設定できます。
  • 「ユーザ識別子(NameID)」の指定した属性にユーザが値を保持していない場合は SAML連携は失敗します。
  • 「ユーザ識別子(NameID)」にID以外の複数の値を持つ属性で指定する方法は以下のとおりです。
    例として、IIJ IDサービスの各ユーザの属性「Entitlements」に以下のように値が設定されています。

    • 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro@iij.ad.jp」の場合は、「プライマリの値を使用する」をチェックします。
    • 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro」の場合は、「タイプと一致する値を使用する」をチェックし、タイプに「SaaS_ID」を指定します。

【注意】

  • 「ユーザ識別子(NameID)」としてID以外の属性を指定していると、IIJ IDサービスに対する更新処理でその属性の値が更新される場合があります。ただし、その更新は連携先サービスまで伝搬されないため、IIJ IDサービス側の属性の値が更新されると、連携していたアカウントに接続できなくなります。「ユーザ識別子(NameID)」としている属性の値が更新される場合は、連携先サービス側で紐づく属性(多くの場合、ユーザID)を忘れずに更新してください。
  • 以下の画像のように複数のタイプに「SaaS_ID」が設定されている場合、「ユーザ識別子(NameID)」に「SaaS_ID」を指定すると、サービスマニュアルに記載されているルールに基づいていずれかの単数値だけが採用されます。連携対象のサービスに管理者の意図しないアカウントがSAML連携される危険性があります。対象となる各ユーザにおいて、「ユーザ識別子(NameID)」として指定するタイプが複数個存在しないように注意してください。

5. 「利用者設定」をクリックします。

6. 「利用者を追加する」をクリックし、アプリケーションにシングルサインオンさせたいグループ及びユーザを指定します。

【参考】

利用者に登録していないユーザにもこのアプリケーションを利用させたい場合は、「アプリケーションへのログイン」の「編集」をクリックしします。

「利用者でないユーザも、アプリケーションへのログインを許可する」を選択し、「変更を適用する」をクリックします。