desknet's NEO
【参考】
2021年10月15日時点での情報で掲載しています。
「desknet's NEO」との認証連携を設定します。
【注意】
- desknet's NEOがSAMLで認証するキーは「ログインID」です。
- IIJ IDサービス内のユーザ属性にdesknet's NEOの「ログインID」と同一の値を保持しておく必要があります。
- 確認したdesknet's NEOのバージョンは「desknet's NEO V6.1 R1.0a」となります。
1. IIJ IDサービスにSAMLアプリケーションを登録する
1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。
2. 「アプリケーションを追加する」をクリックし、「カスタムアプリケーションを追加する」をクリックします。
3. 「SAMLアプリケーション」を選択し、「次に進む」をクリックします。
4. アプリケーション情報を入力し、「アプリケーションを追加する」をクリックします。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
アプリケーション名 | 例)desknet's NEO | 必須 |
アプリケーションの説明 | 例)グループウェア desknet's NEO | 任意 |
アプリケーションロゴ | (ファイルアップロード) | 任意 |
IDプロバイダの選択 | 「アプリケーション専用のエンティティIDを利用」を選択 | 必須 |
【参考】
desknet's NEOのスマートフォン版も利用する場合は、手順を繰り返し、desknet's NEOのスマートフォン用のアプリケーションも作成してください。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
アプリケーション名 | 例)desknet's NEO(スマートフォン版) | 必須 |
アプリケーションの説明 | 例)グループウェア desknet's NEO | 任意 |
アプリケーションロゴ | (ファイルアップロード) | 任意 |
IDプロバイダの選択 | 「アプリケーション専用のエンティティIDを利用」を選択 | 必須 |
2. IIJ IDサービスのIDプロバイダ情報を確認する
1. 作成されたアプリケーションの「編集する」をクリックします。
2. 「IDプロバイダ情報」をクリックします。
3. 表示された「SSOエンドポイントURL(Redirectバインディング)」、及び「PEM」の値を控えます。
【参考】
- 「PEM」は、必ず「-----BEGIN CERTIFICATE-----」からはじまり、「-----END CERTIFICATE-----」で終わる形式です。
- 「PEM」に書かれている値を改行などせずにそのままテキストファイルに張り付けてください。
- 「PEM」情報をファイルでアップロードする必要があります。
【参考】
- desknet's NEOのスマートフォン版も利用する場合は、手順を繰り返し、desknet's NEOのスマートフォン用のアプリケーションについても、「SSOエンドポイントURL(Redirectバインディング)」及び「PEM」の値を控えてください。
- PEM情報はそれぞれ異なるファイル名で保存する必要があります。
3. desknet's NEOにIDプロバイダ情報を登録する
1. desknet's NEOに管理者としてコンソールにログインします。
2. メニューから「管理者設定」をクリックします。
3. 「(スパナ)」のアイコンをクリックし、プルダウンメニューから「オプションメニュー設定」をクリックします。
4. 「オプションメニューの追加」をクリックします。
5. 以下のとおり設定し、「追加」をクリックします。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
メニュー名 | 例)SAML認証連携設定 | |
URL | zsamlset.cgi?cmd=samlsetadmin | desknet's NEOが動作しているOS環境によって値が異なる場合があります。詳しくは以下の情報をご覧ください https://www.desknets.com/neo/help/ja_JP/admin/saml.html
詳しくは、desknet's NEOのマニュアルをご覧いただくか開発元、または、販売元にお問い合わせください |
アクセス権設定 | ロール「Administrators」を選択 |
5. 「オプション」から「SAML認証連携設定」をクリックします。
【参考】
「メニュー基本設定」にて「スライドメニュー」にして表示させています。
6. 「共通設定」から「SAML認証連携」の「使用しない」をクリックします。
7. 以下のとおり設定し、「変更」をクリックします。
項目 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
SAML認証連携 | 「使用する」 | ||
NEOへのアクセスURL | 本体 | desknet's NEOへのアクセスURLを入力 | desknet's NEOへのアクセスURLが「https://demo.dncloudtrial.com/cgi-bin/dneo/dneo.cgi」の場合は、以下のアドレスを入力します
desknet's NEOが動作しているOS環境によって値が異なる場合があります |
スマートフォン版 | desknet's NEOモバイルブラウザ版へのアクセスURL | desknet's NEOモバイルブラウザ版へのアクセスURLが「https://demo.dncloudtrial.com/cgi-bin/dneosp/dneosp.cgi」の場合は、以下のアドレスを入力します
desknet's NEOが動作しているOS環境によって値が異なる場合があります | |
IdPサーバー設定(PC版) | アクセスURL | 手順2-3で確認した「SSOエンドポイントURL(Redirectバインディング)」の値 | |
SPエンティティID | 例)dneo | ||
X.509証明書 | 手順2-3で取得した「PEM」の値を保存したファイルをアップロード | ||
IdPサーバー設定(スマートフォン版) | アクセスURL | 手順2-3で確認したスマートフォン版の「SSOエンドポイントURL(Redirectバインディング)」の値 | |
SPエンティティID | 例)dneosp | ||
X.509証明書 | 手順2-3で取得したスマートフォン版の「PEM」の値を保存したファイルをアップロード |
4. IIJ IDサービスのSAMLアプリケーションを設定する
1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。
2. アプリケーションの「編集する」をクリックします。
3. 「フェデレーション設定」をクリックします。
4. 以下のとおり設定し、「変更を適用する」をクリックします。
項目 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
SAML基本情報 | SAML情報を入力する | 「SAML情報を入力する」をチェック | |
シングルサインオンURL | 例) | desknet's NEOモバイルブラウザ版へのアクセスURLが「https://demo.dncloudtrial.com/cgi-bin/dneo/dneo.cgi 」の場合は、以下のアドレスを入力します
desknet's NEOが動作しているOS環境によって値が異なる場合があります | |
エンティティ ID | 手順3-7で入力した「IdPサーバー設定(PC版)」の「SP エンティティID」の値 | ||
NameIDフォーマット | urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified | ||
検証後の遷移先(RelayState) | (空欄) | ||
アプリケーションのトップページURL | 例) | desknet's NEOモバイルブラウザ版へのアクセスURLが「https://demo.dncloudtrial.com/cgi-bin/dneo/dneo.cgi 」の場合は、以下のアドレスを入力します
desknet's NEOが動作しているOS環境によって値が異なる場合があります | |
アサーションの署名アルゴリズム | 例) RSA-SHA256 | ||
ユーザ識別子(NameID)の指定 | 関連付けるユーザ属性 | 例) ID | desknet's NEOの「ユーザID」の値が格納されている属性を指定します |
【参考】
「アサーションの署名アルゴリズム」は連携先サービス側で指定などがない場合、デフォルト値の「RSA-SHA256」を選択してください。
「RSA-SHA256」を指定して動作しない場合及び連携先サービス側で明示的にそれ以外のものが指定されている場合は、「RSA-SHA512」、または「RSA-SHA1」に変更し、連携を確認してください。
【参考】
- 「ユーザ識別子(NameID)」の指定は、ユーザ単位ではなくSAMLアプリケーション単位でのみ設定できます。
- 「ユーザ識別子(NameID)」の指定した属性にユーザが値を保持していない場合は SAML連携は失敗します。
- 「ユーザ識別子(NameID)」にID以外の複数の値を持つ属性で指定する方法は以下のとおりです。
例として、IIJ IDサービスの各ユーザの属性「Entitlements」に以下のように値が設定されています。- 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro@iij.ad.jp」の場合は、「プライマリの値を使用する」をチェックします。
- 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro」の場合は、「タイプと一致する値を使用する」をチェックし、タイプに「SaaS_ID」を指定します。
- 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro@iij.ad.jp」の場合は、「プライマリの値を使用する」をチェックします。
【注意】
- 「ユーザ識別子(NameID)」としてID以外の属性を指定していると、IIJ IDサービスに対する更新処理でその属性の値が更新される場合があります。ただし、その更新は連携先サービスまで伝搬されないため、IIJ IDサービス側の属性の値が更新されると、連携していたアカウントに接続できなくなります。「ユーザ識別子(NameID)」としている属性の値が更新される場合は、連携先サービス側で紐づく属性(多くの場合、ユーザID)を忘れずに更新してください。
- 以下の画像のように複数のタイプに「SaaS_ID」が設定されている場合、「ユーザ識別子(NameID)」に「SaaS_ID」を指定すると、サービスマニュアルに記載されているルールに基づいていずれかの単数値だけが採用されます。連携対象のサービスに管理者の意図しないアカウントがSAML連携される危険性があります。対象となる各ユーザにおいて、「ユーザ識別子(NameID)」として指定するタイプが複数個存在しないように注意してください。
5. 「利用者設定」をクリックします。
6. 「利用者を追加する」をクリックし、アプリケーションにシングルサインオンさせたいグループ及びユーザを指定します。
【参考】
利用者に登録していないユーザにもこのアプリケーションを利用させたい場合は、「アプリケーションへのログイン」の「編集」をクリックしします。
「利用者でないユーザも、アプリケーションへのログインを許可する」を選択し、「変更を適用する」をクリックします。
【参考】
IIJ IDサービス上で作成したdesknet's NEOのスマートフォン版についても同様の作業を繰り返してください。
その際、手順4-4については以下のとおり設定してください。
項目 | 内容 | 備考 | |
---|---|---|---|
SAML基本情報 | SAML情報を入力する | 「SAML情報を入力する」をチェック | |
シングルサインオンURL | 例) | desknet's NEOモバイルブラウザ版へのアクセスURLが「https://demo.dncloudtrial.com/cgi-bin/dneosp/zsamlsp.cgi」の場合は、以下のアドレスを入力します
desknet's NEOが動作しているOS環境によって値が異なる場合があります | |
手順3-7で入力した「IdPサーバー設定(PC版)」の「SP エンティティID」の値 | |||
NameIDフォーマット | urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified | ||
検証後の遷移先(RelayState) | (空欄) | ||
アプリケーションのトップページURL | 例) | desknet's NEOモバイルブラウザ版へのアクセスURLが「https://demo.dncloudtrial.com/cgi-bin/dneosp/zsamlsp.cgi」の場合は、以下のアドレスを入力します
desknet's NEOが動作しているOS環境によって値が異なる場合があります | |
アサーションの署名アルゴリズム | 例) RSA-SHA256 | ||
ユーザ識別子(NameID)の指定 | 関連付けるユーザ属性 | 例) ID | desknet's NEOの「ユーザID」の値が格納されている属性を指定します |