楽楽販売

【参考】

2021年08月11日時点での情報で掲載しています。

「楽楽販売」との認証連携を設定します。

1. IIJ IDサービスにSAMLアプリケーションを登録する

1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。

2. 「アプリケーションを追加する」をクリックし、「カスタムアプリケーションを追加する」をクリックします。

3. 「SAMLアプリケーション」を選択し、「次に進む」をクリックします。

4. アプリケーション情報を入力し、「アプリケーションを追加する」をクリックします。

項目内容備考
アプリケーション名例)楽楽販売必須
アプリケーションの説明例)販売管理、受発注管理、顧客管理を効率化 クラウド販売管理ツール任意
アプリケーションロゴ(ファイルアップロード)任意
IDプロバイダの選択「アプリケーション専用のエンティティIDを利用」を選択必須
2. IIJ IDサービスのIDプロバイダ情報を確認する

1. 作成されたアプリケーションの「編集する」をクリックします。

2. 「IDプロバイダ情報」をクリックします。

3. 表示された「SSOエンドポイントURL (Redirectバインディング)」、及び「PEM」の値を控えます。

【参考】

  • 「PEM」は、必ず「-----BEGIN CERTIFICATE-----」からはじまり、「-----END CERTIFICATE-----」で終わる形式です。
  • 「PEM」に書かれている値を改行などせずにそのままテキストファイルに張り付けてください。
  • 「PEM」情報をファイルでアップロードする必要があります。

3. 楽楽販売のSAML設定を実施する

1. 楽楽販売に管理者でログインます。

2. 画面右上部の「管理者設定」をクリックします。

3. 「管理者設定」より、「システム設定」のタブをクリックします。

4. 「全体詳細設定」をクリックします。

5. 「シングルサインオン」内の「使用する」にチェックします。

6. 以下のとおり設定します。

項目内容備考

IDプロバイダーのログインURL

手順2-3で確認した「SSOエンドポイントURL(Redirectバインディング)」の値


IDプロバイダーのログアウトURL

例)
https://www.auth.iij.jp/console/
ログアウト後に表示させるURLを入力します

IDプロバイダーの証明書

手順2-3で取得した「PEM」の値を保存したファイルをアップロード


7. 「メタデータをダウンロード」をクリックし、ダウンロードします。「確定」をクリックします。

4. IIJ IDサービスのSAMLアプリケーションを設定する

1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。

2. アプリケーションの「編集する」をクリックします。

3. 「フェデレーション設定」をクリックします。

4. 以下のとおり設定し、「変更を適用する」をクリックします。

項目内容備考
SAML基本情報SPのメタデータをアップロードする「SPのメタデータをアップロードする」をチェック
SPメタデータ手順3-7で入手したSPメタデータをアップロード


検証後の遷移先(RelayState)

(空欄)


アプリケーションのトップページURL

(空欄)


アサーションの署名アルゴリズム

例)
RSA-SHA256


ユーザ識別子(NameID)の指定

関連付けるユーザ属性例)
ID

ユニーク性を担保する必要がありますのでIDを指定することをおすすめします

【参考】

「アサーションの署名アルゴリズム」は連携先サービス側で指定などがない場合、デフォルト値の「RSA-SHA256」を選択してください。

「RSA-SHA256」を指定して動作しない場合及び連携先サービス側で明示的にそれ以外のものが指定されている場合は、「RSA-SHA512」、または「RSA-SHA1」に変更し、連携を確認してください。

【参考】

  • 「ユーザ識別子(NameID)」の指定は、ユーザ単位ではなくSAMLアプリケーション単位でのみ設定できます。
  • 「ユーザ識別子(NameID)」の指定した属性にユーザが値を保持していない場合は SAML連携は失敗します。
  • 「ユーザ識別子(NameID)」にID以外の複数の値を持つ属性で指定する方法は以下のとおりです。
    例として、IIJ IDサービスの各ユーザの属性「Entitlements」に以下のように値が設定されています。

    • 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro@iij.ad.jp」の場合は、「プライマリの値を使用する」をチェックします。
    • 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro」の場合は、「タイプと一致する値を使用する」をチェックし、タイプに「SaaS_ID」を指定します。

【注意】

  • 「ユーザ識別子(NameID)」としてID以外の属性を指定していると、IIJ IDサービスに対する更新処理でその属性の値が更新される場合があります。ただし、その更新は連携先サービスまで伝搬されないため、IIJ IDサービス側の属性の値が更新されると、連携していたアカウントに接続できなくなります。「ユーザ識別子(NameID)」としている属性の値が更新される場合は、連携先サービス側で紐づく属性(多くの場合、ユーザID)を忘れずに更新してください。
  • 以下の画像のように複数のタイプに「SaaS_ID」が設定されている場合、「ユーザ識別子(NameID)」に「SaaS_ID」を指定すると、サービスマニュアルに記載されているルールに基づいていずれかの単数値だけが採用されます。連携対象のサービスに管理者の意図しないアカウントがSAML連携される危険性があります。対象となる各ユーザにおいて、「ユーザ識別子(NameID)」として指定するタイプが複数個存在しないように注意してください。

5. 「利用者設定」をクリックします。

6. 「利用者を追加する」をクリックし、アプリケーションにシングルサインオンさせたいグループ及びユーザを指定します。

【参考】

利用者に登録していないユーザにもこのアプリケーションを利用させたい場合は、「アプリケーションへのログイン」の「編集」をクリックしします。

「利用者でないユーザも、アプリケーションへのログインを許可する」を選択し、「変更を適用する」をクリックします。

【参考】

認証連携後、ユーザが楽楽販売に始めてログインする際に、SAML認証を行うと途中で楽楽販売の認証画面が標示されます。ここで楽楽販売側のログインID及びパスワードを入力し、ログインすると、認証に利用したIIJ IDサービスのユーザと楽楽販売のユーザが紐付けられ、次回以降、SSOが行われます。ただし、楽楽販売側のログインID及びパスワードを変更した場合も再度認証画面が標示されます。