JUST.SFA

【参考】

2020年09月11日時点での情報で掲載しています。

JUST.SFA」との認証連携を設定します。

【注意】

  • JUST.SFAがSAMLで認証するキーは「メールアドレス」です。
  • IIJ IDサービスのユーザ属性内でJUST.SFAの「メールアドレス」を保持する必要があります。

1. IIJ IDサービスにSAMLアプリケーションを登録する

1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。

2. 「アプリケーションを追加する」をクリックし、「カスタムアプリケーションを追加する」をクリックします。

3. 「SAMLアプリケーション」を選択し、「次に進む」をクリックします。

4. アプリケーション情報を入力し、「アプリケーションを追加する」をクリックします。

項目 内容 備考
アプリケーション名 例)JUST.SFA 必須
アプリケーションの説明 例)成長型営業支援(SFA)クラウドサービス 任意
アプリケーションロゴ (ファイルアップロード) 任意
IDプロバイダの選択 「アプリケーション専用のエンティティIDを利用」を選択 必須
2. IIJ IDサービスのIDプロバイダ情報を取得する

1. 作成されたアプリケーションの「編集する」をクリックします。

2. 「IDプロバイダ情報」をクリックします。

3. 表示された「SSOエンドポイントURL(POSTバインディング)」、「エンティティID」、及び「PEM」の値を控えます。

【参考】

  • 「PEM」は、必ず「-----BEGIN CERTIFICATE-----」からはじまり、「-----END CERTIFICATE-----」で終わる形式です。
  • 「PEM」に書かれている値を改行などせずにそのままテキストファイルに張り付けてください。
  • 「PEM」情報をファイルでアップロードする必要があります。

3. JUST.SFAにIDプロバイダ情報を登録する

1. JUST.SFAに管理者アカウントでログインします。

【注意】

あらかじめJUST.SFA側で各アカウントの設定変更が必要になります。詳しくは、製品マニュアルをご覧いただくか販売元にお問合わせください。

1. 「ユーザー管理」をクリックします。

2. IIJ IDサービスでシングルサインオンするユーザを編集し、「認証タイプ」として「シングルサインオン」を選択します。

「メールアドレス」には、IIJ IDサービスの各ユーザ共通のユーザ属性内で値を格納していることを確認してください。

2. 右上のユーザ名をプルダウンし、「運用管理画面」をクリックします。

3. 「シングルサインオン設定」をクリックします。

4. 「シングルサインオン設定」を以下のとおり設定します。

項目 内容 備考
SAML認証を有効にする 「SAML認証を有効にする」にチェック
シングルサインオンに限定する (任意)

チェックを入れるとIIJ IDサービスからのシングルサインオンでしかログインできなくなります。JUST.SFAのアカウントをIIJ IDサービスで作成しておく必要があります

IDプロバイダのエンティティID

手順2-3で確認した「エンティティID」の値


IDプロバイダのシングルサインオンURL

手順2-3で確認した「SSOエンドポイントURL(POSTバインディング)」の値


IDプロバイダのシングルログアウトURL (未記入)
IDプロバイダの署名証明書 手順2-3で取得した「PEM」の値を保存したファイルをアップロード
署名設定

「認証リクエストに署名する」のチェックを外す


ユーザーの識別 「メールアドレス」を選択
ログインが必要な場合の動作 (任意)

表示される画面の挙動を踏まえ、ご利用シーンに合わせて選択してください

ログインが必要な場合の動作(モバイル)

(任意)

表示される画面の挙動を踏まえ、ご利用シーンに合わせて選択してください

5. 「サービスプロバイダメタデータのダウンロード」の「ダウンロード」をクリックします。

6. 「設定を保存する」をクリックします。

7. 「閉じる」をクリックします。

4. IIJ IDサービスのSAMLアプリケーションを設定する

1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。

2. アプリケーションの「編集する」をクリックします。

3. 「フェデレーション設定」をクリックします。

4. 以下のとおり設定し、「変更を適用する」をクリックします。

項目 内容 備考
SAML基本情報 SPのメタデータをアップロードする 「SPのメタデータをアップロードする」をチェック
SPメタデータ 手順3-5で編集したSPメタデータをアップロード


検証後の遷移先(RelayState)

(空欄)


アプリケーションのトップページURL

(空欄)


アサーションの署名アルゴリズム

例)
RSA-SHA256


ユーザ識別子(NameID)の指定

関連付けるユーザ属性 例)
ID

JUST.SFAの「ユーザID」の値が格納されている属性を指定します

【参考】

「アサーションの署名アルゴリズム」は連携先サービス側で指定などがない場合、デフォルト値の「RSA-SHA256」を選択してください。

「RSA-SHA256」を指定して動作しない場合及び連携先サービス側で明示的にそれ以外のものが指定されている場合は、「RSA-SHA512」、または「RSA-SHA1」に変更し、連携を確認してください。

【参考】

  • 「ユーザ識別子(NameID)」の指定は、ユーザ単位ではなくSAMLアプリケーション単位でのみ設定できます。
  • 「ユーザ識別子(NameID)」の指定した属性にユーザが値を保持していない場合は SAML連携は失敗します。
  • 「ユーザ識別子(NameID)」にID以外の複数の値を持つ属性で指定する方法は以下のとおりです。
    例として、IIJ IDサービスの各ユーザの属性「Entitlements」に以下のように値が設定されています。

    • 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro@iij.ad.jp」の場合は、「プライマリの値を使用する」をチェックします。
    • 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro」の場合は、「タイプと一致する値を使用する」をチェックし、タイプに「SaaS_ID」を指定します。

【注意】

  • 「ユーザ識別子(NameID)」としてID以外の属性を指定していると、IIJ IDサービスに対する更新処理でその属性の値が更新される場合があります。ただし、その更新は連携先サービスまで伝搬されないため、IIJ IDサービス側の属性の値が更新されると、連携していたアカウントに接続できなくなります。「ユーザ識別子(NameID)」としている属性の値が更新される場合は、連携先サービス側で紐づく属性(多くの場合、ユーザID)を忘れずに更新してください。
  • 以下の画像のように複数のタイプに「SaaS_ID」が設定されている場合、「ユーザ識別子(NameID)」に「SaaS_ID」を指定すると、サービスマニュアルに記載されているルールに基づいていずれかの単数値だけが採用されます。連携対象のサービスに管理者の意図しないアカウントがSAML連携される危険性があります。対象となる各ユーザにおいて、「ユーザ識別子(NameID)」として指定するタイプが複数個存在しないように注意してください。

5. 「利用者設定」をクリックします。

6. 「利用者を追加する」をクリックし、アプリケーションにシングルサインオンさせたいグループ及びユーザを指定します。

【参考】

利用者に登録していないユーザにもこのアプリケーションを利用させたい場合は、「アプリケーションへのログイン」の「編集」をクリックします。

「利用者でないユーザも、アプリケーションへのログインを許可する」を選択し、「変更を適用する」をクリックします。