KnowledgeC@fe

【参考】

2025年01月17日時点での情報で掲載しています。

「KnowledgeC@fe」との認証連携を設定します。

【注意】

  • KnowledgeC@feとのSAML連携設定は、KnowledgeC@feのベンダーにて実施されます。そのため、KnowledgeC@feを購入された担当営業にIIJ IDサービスとSAML連携したい旨を依頼する必要があります。
  • KnowledgeC@feがSAMLで認証するキーは「メールアドレス」もしくは「ユーザID」です。
    どちらをキーにして連携させるかは、事前にKnowledgeC@feのベンダーへ連絡してください。
  • 選択した値をIIJ IDサービス内の各ユーザ共通のユーザ属性に同一の値を保持しておく必要があります。

1. IIJ IDサービスにSAMLアプリケーションを登録する

1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。

2. 「アプリケーションを追加する」をクリックし、「カスタムアプリケーションを追加する」をクリックします。

3. 「SAMLアプリケーション」を選択し、「次に進む」をクリックします。

4. アプリケーション情報を入力し、「アプリケーションを追加する」をクリックします。

項目内容備考
アプリケーション名例)KnowledgeC@fe必須
アプリケーションの説明例)人材育成・学習管理システム任意
アプリケーションロゴ(ファイルアップロード)任意
IDプロバイダの選択「アプリケーション専用のエンティティIDを利用」を選択必須
2. IIJ IDサービスのIDプロバイダのメタデータを取得する

1. 作成されたアプリケーションの「編集する」をクリックします。

2. 「IDプロバイダ情報」をクリックします。

3. 表示された、「メタデータ」の「ダウンロードする」をクリックし、IDプロバイダのメタデータをダウンロードします。

3. KnowledgeC@feのベンダーにSAML設定を依頼する

1. KnowledgeC@feのベンダーのsaml利用申請書を以下のとおり記入し、返信します。

項目内容
[NameIDPolicy]の値urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified
[AuthnContextClassRef]の値urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:PasswordProtectedTransport
【参考】

  • 「saml利用申請書」はKnowledgeC@feのベンダーの担当営業よりお受け取りください。

  • 各項目の不明点については、KnowledgeC@feのベンダーにお問い合わせください。

2. KnowledgeC@feのベンダーより、SPメタデータを入手します。

3. KnowledgeC@feのベンダーへ以下の情報を連絡します。

項目内容備考
IDプロバイダのメタデータ手順2-3で取得したIDプロバイダのメタデータ
KnowledgeC@feとのマッピング項目「メールアドレス」か「ユーザID」を選択

IIJ IDサービス上のアカウントと一意に紐づけることが可能なKnowledgeC@feの項目を指定します

選択した項目に登録されている値と同一の値をIIJ IDサービス内の各ユーザ共通のユーザ属性に保持しておく必要があります

4. KnowledgeC@feのベンダーよりSAML設定の完了及び「SSOログインURL」の連絡を受け取ります。

4. IIJ IDサービスのSAMLアプリケーションを設定する

1. 「アプリケーション」の「アプリケーションの管理」 をクリックします。

2. アプリケーションの「編集する」をクリックします。

3. 「フェデレーション設定」をクリックします。

4. 以下のとおり設定し、「変更を適用する」をクリックします。

項目内容備考
SAML基本情報


SPのメタデータをアップロードする「SPのメタデータをアップロードする」をチェック
SPメタデータ手順3-2で入手したSPのメタデータをアップロード
検証後の遷移先(RelayState)(空欄)
アプリケーションのトップページURL手順3-4で入手した「SSOログインURL」
アサーションの署名アルゴリズム

例)
RSA-SHA256


ユーザ識別子(NameID)の指定関連付けるユーザ属性

例)
ID


属性値関連付け(ユーザ属性)

mail

例)
ID

手順3-3でKnowledgeC@feとのマッピング項目に選択した値が格納されている属性を指定します

【参考】

「アサーションの署名アルゴリズム」は連携先サービス側で指定などがない場合、デフォルト値の「RSA-SHA256」を選択してください。

「RSA-SHA256」を指定して動作しない場合及び連携先サービス側で明示的にそれ以外のものが指定されている場合は、「RSA-SHA512」、または「RSA-SHA1」に変更し、連携を確認してください。

【参考】

  • 「ユーザ識別子(NameID)」の指定は、ユーザ単位ではなくSAMLアプリケーション単位でのみ設定できます。
  • 「ユーザ識別子(NameID)」の指定した属性にユーザが値を保持していない場合は SAML連携は失敗します。
  • 「ユーザ識別子(NameID)」にID以外の複数の値を持つ属性で指定する方法は以下のとおりです。
    例として、IIJ IDサービスの各ユーザの属性「Entitlements」に以下のように値が設定されています。

    • 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro@iij.ad.jp」の場合は、「プライマリの値を使用する」をチェックします。
    • 連携先サービス側に「ユーザ識別子(NameID)」として渡す値が「iij-jiro」の場合は、「タイプと一致する値を使用する」をチェックし、タイプに「SaaS_ID」を指定します。

【注意】

  • 「ユーザ識別子(NameID)」としてID以外の属性を指定していると、IIJ IDサービスに対する更新処理でその属性の値が更新される場合があります。ただし、その更新は連携先サービスまで伝搬されないため、IIJ IDサービス側の属性の値が更新されると、連携していたアカウントに接続できなくなります。「ユーザ識別子(NameID)」としている属性の値が更新される場合は、連携先サービス側で紐づく属性(多くの場合、ユーザID)を忘れずに更新してください。
  • 以下の画像のように複数のタイプに「SaaS_ID」が設定されている場合、「ユーザ識別子(NameID)」に「SaaS_ID」を指定すると、サービスマニュアルに記載されているルールに基づいていずれかの単数値だけが採用されます。連携対象のサービスに管理者の意図しないアカウントがSAML連携される危険性があります。対象となる各ユーザにおいて、「ユーザ識別子(NameID)」として指定するタイプが複数個存在しないように注意してください。

【参考】

  • 「属性値関連付け(ユーザ属性)」は、ユーザ単位ではなくSAMLアプリケーション単位でのみ設定できます。
  • 「属性値関連付け(ユーザ属性)」で複数値を持つ属性での指定する方法は以下のとおりです。
    例として、IIJ IDサービスの各ユーザの属性「Entitlements」に以下のように値が設定されています。
    • 連携先サービス側に「属性値関連付け(ユーザ属性)」として属性名が「hogehoge1」、渡したい値が「abc」の場合は、「プライマリの値を使用する」をチェックします。
    • 連携先サービス側に「属性値関連付け(ユーザ属性)」として属性名が「hogehoge1」、渡したい値が「1234」の場合は、「タイプと一致する値を使用する」をチェックし、タイプに「SaaS_Attr1」を指定します。
    • 連携先サービス側に「属性値関連付け(ユーザ属性)」として属性名が「hogehoge1」、渡したい値が「multi1」、「multi2」のように複数の場合は、「タイプと一致する値を使用する」をチェックし、タイプに「SaaS_MultiAttr1」を指定します。

5. 「利用者設定」をクリックします。

6. 「利用者を追加する」をクリックし、アプリケーションにシングルサインオンさせたいグループ及びユーザを指定します。

【参考】

利用者に登録していないユーザにもこのアプリケーションを利用させたい場合は、「アプリケーションへのログイン」の「編集」をクリックします。

「利用者でないユーザも、アプリケーションへのログインを許可する」を選択し、「変更を適用する」をクリックします。