お客様自身のDNSサーバまたは他社DNSサービスから本サービスに移行する
本サービス以外のサーバで運用中のゾーンを、本サービスに移行するには、以下の手順で行います。
【注意】
移行元でDNSSECを有効にしている場合、ネームサーバの変更作業を行う前にDNSSECの無効化を必ず実施してください。
無効化を行わずにDNSサーバ移行をすると、DNSSEC検証が有効なキャッシュDNSサーバで名前解決ができなくなります。
DNSSECの無効化方法につては、ご利用中のDNSサービス提供元へご確認下さい。ドメイン管理サービスをご利用の場合は、「ドメイン管理サービス」のマニュアルをご覧ください。
【参考】
DNSサーバの変更に、ドメインの移管は必ずしも必要ありません。
- マネージドDNSサービスを契約する
マネージドDNSサービスの契約手続きをします。詳しくは、「お申し込み・各種手続き」をご覧ください。 - ゾーンの設定をする
運用方法を決定し、利用形態にあわせて、以下のページの手順を参考に設定します。
以下は、利用開始日前(ゾーンが「公開前」の状態)から行えます。- ゾーンの編集ができます。
- 移行元のサーバからダウンロードしたゾーンファイルを本サービスにアップロードできます。
アップロードするゾーンファイルのNSレコードはマネージドDNSサーバのものに置き換えてください。
- 移行元のサーバからダウンロードしたゾーンファイルを本サービスにアップロードできます。
- お客様にて用意、または他社サービスのプライマリネームサーバから本サービスへのゾーンプロキシ設定が行えます(実際にゾーン転送が実行されるのはゾーン公開後になります)。
- ゾーンの編集ができます。
- 移行元のサーバでゾーンを修正する
- DNSSECが有効になっている場合は無効にしてください。
- 利用開始日以降に、コントロールパネル「ダッシュボード > サービス一覧」の画面でゾーンの状態が「公開」になっていることを確認します。
移行元サーバのゾーンファイルを編集し、NSレコードから移行元サーバを削除して、マネージドDNSサーバを追加します。
(例)「example.com」ゾーンを移行し、旧NSが「ns1.example.jp」及び「ns2.example.jp」だった場合は、以下のように設定します。(削除) @ 86400 IN NS ns1.example.jp. (削除) 86400 IN NS ns2.example.jp. (追加) @ 86400 IN NS ns-xxx.xxx.d-53.xxx. (追加) 86400 IN NS ns-xxx.xxx.d-53.xxx. (追加) 86400 IN NS ns-xxx.xxx.d-53.xxx.
変更作業が完了すると一部のDNSクエリが本サービスあてに向け変わります(旧サーバへのクエリはなくなりません)。
ネームサーバを申請する
ネームサーバの申請を「ネームサーバを登録及び変更する」の手順で行います。
申請が完了すると移行元のサーバへのクエリが減少し、数日で移行元サーバへのアクセスがなくなります。【参考】
手順③で変更する前のNSレコード、及び上位ネームサーバに登録されたNSレコードのTTLの両方が過ぎた時点で移行元へのクエリが止まります。
TTL値をあらかじめ短く設定しておくことで、DNSサーバの切り替えがスムーズに進みます。
また、移行元サービスの仕様などにより手順③でNSの切り替えができなかった場合は、移行元へのクエリは完全にはなくなりません。
移行元サーバを停止せずに並行期間を少し長めにすることで影響を軽減できます。
これでDNSサーバの移行が完了しました。
- 移行元のサーバを停止する
移行元サーバからゾーンを削除(解約)します。