本サービスからお客様自身のDNSサーバまたは他社DNSサービスに移行する
本サービスで運用中のゾーンをお客様が用意されたサーバまたは他社DNSサービスに移行するには、以下の手順で行います。
【注意】
ネームサーバの変更を実施する際は、TTL値をあらかじめ短く設定しておくことで、DNSサーバの切り替えがスムーズに進みます。
DNSSECの無効化(DSレコードの削除)を行わずにDNSサーバ移行をすると、DNSSEC検証が有効なキャッシュDNSサーバで名前解決ができなくなります。かならず実施してください。また、「DNSSSEC状態」の表示が「無効」と表示されてからネームサーバの変更を実施して下さい。「無効化作業中」にネームサーバの変更を実施し、名前解決に問題が生じた場合、弊社では一切の責任を負いかねます。
DNSSECの無効化作業はDNSSECの仕組み上、数日間かかります。移行の際はDNSSECの無効化処理に2週間程度の余裕をもって実行してください。
【参考】
DNSサーバの変更には、ドメインの移管は必ずしも必要ありません。
- DNSSECを無効にする
本サービスではセキュリティ上DNSSEC鍵の外部への持ち出しを認めておりません。そのため、DNSサーバを移行するためには必ずDNSSECを無効にする必要があります。「DNSSEC管理」のページも参考にしてください。- 署名設定を「無効」にします。
- 「無効化」をクリックします。
DSレコードを削除します。ドメイン管理サービスをご契約の場合は自動で行われます。DNSSEC署名設定を無効化してからDSレコードを削除できるようになるまで数日程度かかることがあります。
【注意】
ドメイン管理サービスをご契約の場合、またはご利用中のレジストラ(指定事業者)がCDSレコードに対応している場合は、DSレコードの削除は自動で行われます。
レジストラ(指定事業者)がCDSレコードに未対応の場合はレジストラ(指定事業者)でDSレコードを削除する必要があります。削除方法はそれぞれのレジストラ(指定事業者)にお問い合わせください。
DNSSEC状態が「無効」になったことを確認します。DSレコードを削除してから「無効」になるまで数時間から数日程度かかることがあります。
【注意】
DNSSECの無効化(DSレコードの削除)を行わずにDNSサーバ移行をすると、DNSSEC検証が有効なキャッシュDNSサーバでは名前解決ができなくなります。かならず実施していただくようお願いします。
DNSSECの無効化作業は即時にはできません。スケジュールに余裕をもって作業を行ってください。
- 署名設定を「無効」にします。
- 移行先サーバでゾーンを編集する
コントロールパネル「ゾーン管理 > レコード管理」画面の「ゾーンファイルのダウンロード」で取得できるゾーンファイルを移行先サーバに設定するのが便利です。この際、ネームサーバ(NSレコード)は移行先サーバのものに変更してください。 - 移行元サーバ(本サービス)でゾーン編集する
同じようにネームサーバ(NSレコード)を移行先サーバに変更します。この時点で移行先サーバにクエリが送信され始めます。 ネームサーバを申請する
ネームサーバの申請を「ネームサーバを登録及び変更する」の手順で行います。
申請が完了すると本サービスへのクエリが減少し、数日で移行先サーバへの移行が完了します。【参考】
手順③で変更する前のNSレコードのTTL、及び上位ネームサーバに登録されたNSレコードのTTLの両方が過ぎた時点で本サービスへのクエリが止まります。
- マネージドDNSサービスを解約する
解約につきましては弊社担当営業までご相談ください。