ソフトウェア反映ルールの登録
インベントリ収集対象がノードの場合は、ソフトウェア反映ルールを使用し、収集結果から構成管理データベースへ反映するソフトウェアを指定できます。
ここでは、「ソフトウェア反映ルール管理」画面でソフトウェア反映ルールを登録し、収集対象ノードに適用する方法について説明します。
ソフトウェア反映ルールの登録及びノードの設定は、インベントリ収集を行う前に実施してください。
【注意】
- ソフトウェア反映ルールを利用するには、「インベントリ収集」の「設定」で設定を保存してください。一度も設定を保存していない場合は、ソフトウェア反映ルールを利用できません。
- インベントリ収集の設定について詳しくは、「インベントリ収集の設定」をご覧ください。
1.「構成管理」画面のメニューを、「インベントリ収集」、「ソフトウェア反映ルール管理」の順にクリックします。
「ソフトウェア反映ルール管理」画面が表示されます。
2.「編集」をクリックします。
編集画面が表示されます。
3.「新規」をクリックします。
複数のルールを登録する場合は、手順3を繰り返します。
一覧に行が追加されます。
4.ソフトウェア反映ルールを入力し、「保存確認」をクリックします。
入力項目 | 必須/任意 | 説明 |
---|---|---|
ルール名称 | 必須 | ルールの名称を入力します |
ルール内容 | 必須 |
|
入力した項目が赤く強調表示されます。
5.入力内容を確認し、「保存」をクリックします。
画面上部に保存完了メッセージが表示されます。
6.「ノード設定」画面で、ソフトウェア反映ルールを適用するノードの「ソフトウェア反映ルール」に、手順5で登録した「ルール名称」を設定します。
詳しくは、「ノード設定」をご覧ください。
インベントリ収集完了後、自動反映の場合は、収集結果から、ソフトウェア反映ルールにマッチするソフトウェアのみが構成管理データベースに自動的に反映されます。
手動反映の場合は、手動反映を実行したときに、収集結果からソフトウェア反映ルールにマッチするソフトウェアのみが構成管理データベースに反映されます。
正規表現を用いたルールの設定例
「ルール内容」には、以下の正規表現を使用できます。
正規表現 | 説明 |
---|---|
^ | 文字列全体の先頭を表す |
$ | 文字列全体の末尾を表す |
[0,1] | 0または1を表す |
[1-9] | 1から9までのいずれかの数字を表す |
[0-9][0-9][0-9] | 3桁の数字を表す(000~999) |
[A-Z] | 大文字の英字を表す |
¥d | 1桁の数字を表す([0-9]と同じ) |
¥w | 大文字/小文字の英字、数字を表す([A-Za-z0-9]と同じ) |
.* | 任意の文字列を表す(改行も含む) (例)「a.*a」は「alfa」に合致します |
※正規表現の判定は、DOTALLモードで行っています。
例えば、インベントリ収集で以下のソフトウェアを収集した場合は、以下の表のように設定できます。ルール内容の設定により、反映するソフトウェアが異なります。
- python
- python3.8
- rpm
- rpm-common
- rsync
条件 | ルール内容 | 反映するソフトウェア | |
---|---|---|---|
設定例1 | 「rpm-」で始まるソフトウェアを反映 | ^rpm-.+ | rpm-common |
設定例2 | 全文一致となる「rpm」のみ反映 | ^rpm$ | rpm |
設定例3 | 「rpm」を含まないソフトウェアを反映 | ^.*(?<!rpm.*)$ | python python3.8 rsync |
設定例4 | 「-」を含まないソフトウェアを反映 | ^.*(?<!-.*)$ | python |
設定例5 | 「0-9」の数値を含まないソフトウェアを反映 | ^.*(?<![0-9].*)$ | python rpm rpm-common rsync |
設定例6 | すべてのソフトウェアを反映 | .* | python python3.8 rpm rpm-common rsync |