RAS接続においてSPNEGO認証に失敗する

現象

RAS(Remote Access Service)を利用してWindowsにログインしている場合に、SPNEGO認証に失敗する。

原因

RASによる資格情報がSPNEGO認証に利用されてしまい、正しいKerberosチケットが送信されていない可能性があります。

対応

以下のいずれかの方法で改善される可能性があります。

1.資格情報キャッシュの削除
  1. Windowsの資格情報マネージャを開きます。
  2. Windows資格情報を選択し、Windows資格情報のテーブルの*Sessionを削除します。
【参考】

この方法はRAS接続を行うごとに実施する必要があります。

2.UseRasCredentialsの無効化
  1. 「C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Network\Connections\Pbk」にある「.pbk」ファイルをNotepad.exeなどのエディタで開きます。
  2. 「UseRasCredentials=1」の行を「UseRasCredentials=0」に変更し、ファイルを保存します。
【参考】

この設定を行うと、以降はRASの資格情報が保存されなくなります。