「取得理由」

「現在の起動状況」の「コンフィグ取得」欄の「取得理由」は、サービスアダプタがコンフィグを取得した経緯を読み取ることができます。

また、「接続確認開始」や「操作可能」が点灯しない場合のヒントが得られる場合があります。

取得理由の一覧
取得理由主な原因詳細・対処
電源投入のため

電源投入や再起動操作によって起動した


前回取得したコンフィグが不正だったため

使用しているファームウェアバージョンでは使用できない機能がコンフィグに設定されている

コンフィグ編集時の検証機構は最新バージョンのファームウェアの仕様を元にコンフィグの書式を検証するため、新しいバージョンでないと使用できない設定内容を古いバージョンのサービスアダプタが読み込むと、コンフィグを動作に反映できず、これを破棄して再取得します(繰り返します)。

この場合は最新ファームウェアバージョンを指定することで解消します。

ファームウェア更新を試みた現在のバージョンは、イベントの「コンフィグ取得の履歴」で確認できます。

管理サーバとの接続に失敗したため

取得したコンフィグではサービスホストとの操作用接続が確立しなかった

サービスアダプタは、取得したコンフィグを動作に反映したのちに、サービスホストとの操作用接続確認を行い、成功すると「接続」状態となり、失敗するとコンフィグを破棄して再取得します(繰り返します)。

これはコンフィグが未作成であったり、コンフィグの内容に不備がある場合に発生します。

また、利用するISPサービスやアクセス回線に障害が起きている場合にも発生することがあります。


コンフィグで指定されたファームウェアバージョンが、適用可能な最低バージョンより古かった

同一の機種であっても、ハードウェアリビジョン(世代)によってインストール可能な最低バージョンが制限されており、コンフィグにこれを下回るバージョンが指定されている場合は、コンフィグを破棄して再起動します(繰り返します)。

この場合は最新ファームウェアバージョンを指定することで解消します。

ファームウェア更新を試みた現在のバージョンは、イベントの「コンフィグ取得の履歴」で確認できます。

ファームウェア更新に失敗したため

コンフィグで指定されたファームウェアバージョンへの更新が必要であったが、更新できなかった

サービスアダプタが起動時に自動取得するコンフィグには、ファームウェアバージョンの指定が含まれます。

この指定バージョンと自身のバージョンが異なると、取得したコンフィグを動作に反映したのちに、ファームウェアのダウンロードを行います。

ダウンロードに成功するとファームウェアを更新して再起動しますが、失敗するとコンフィグを破棄して再取得します(繰り返します)。

これはコンフィグの内容に不備がある場合に発生します。