メール取り込み設定

メールを取り込むためのフィルタリング条件を設定し、監視IDを発行します。設定が完了すると、監視IDに対して「アラート通知/対応設定」ができます。 

1. 「設定変更」の「監視条件」メニューの「メール取り込み」をクリックします。

2. 「設定情報」で適用希望日時を指定します。

必要に応じてメール送付先を設定します。設定時のメール送付について詳しくは、「設定時のメール送付」をご覧ください。

3. 「入力欄」で設定内容を入力します。

「行追加」をクリックし、優先度、フィルタリング名称、集約、補足情報(必要に応じて)を入力したら、「入力」欄の「」をクリックします。

※ 設定内容の入力は、Web画面で行う方法のほかに、CSVファイルをインポートする方法もあります。詳しくは、「CSVファイルのインポート手順(メール取り込み)」をご覧ください。


「入力欄」の項目について詳しくは、下表をご覧ください。

入力項目必須/任意説明
監視ID
  • 設定を行うと自動採番されます。入力はできません
優先度必須
  • メールフィルタリングの優先度を入力します
  • 1~999の範囲で入力してください。優先度の最も高い数字は「1」です
  • 重複する値は設定できません
  • 「アラート通知/対応設定」に複数のメール取り込み設定がある場合、優先度の高い順に照合し、合致した条件でのみフィルタリングします
  • 2022年6月以前に設定されたレコードは、レコードNoと同じ値が表示されます。必要に応じて変更してください
フィルタリング名称必須
  • メールフィルタリングを追加する場合は名称を入力します
入力必須
  • 」をクリックすると「フィルタリング内容」ポップアップ画面が表示されますので、メールと一致する条件を入力します
  • 「フィルタリング内容」ポップアップ画面での入力項目については、手順4をご覧ください
集約任意
  • 手順4で入力するフィルタリングに一致したアラートの重複排除について設定します
    • 同一アラートに対して重複排除をする場合は「有」
    • 同一アラートをすべて通知する場合は「無」
補足情報任意
  • 上記の入力欄を補う情報を入力します


「入力欄」に表示されているボタンについては、下表をご覧ください。

ボタン機能説明
行追加
  • 「入力欄」の一覧表右上に表示されます
  • 新しい設定を追加する際にクリックして設定入力欄に行を追加します
削除
  • 「操作」列に表示されます
  • 行の設定を削除する場合にクリックします
  • クリックするとこのボタンは「取消」に変化します
取消
  • 「操作」列に表示されます
  • 削除を取り消す場合にクリックします
  • クリックするとこのボタンは「削除」に変化します
コピー
  • 「操作」列に表示されます
  • 既存の設定内容をもとに新たに設定を追加したい場合、もとにしたい設定内容行に表示されているこのボタンをクリックします。複製された行は複製元のすぐ後にではなく、一覧表の最終行に追加されます
行削除
  • 「操作」列に表示されます
  • 「行追加」または「コピー」で追加された行に表示されます
  • クリックするとその行を削除できます

 4. 「フィルタリング内容」ポップアップ画面が表示されます。

メールのフィルタリング条件を入力します。

「From」、「To」、「Cc」、「件名」、「本文」に入力したすべての条件に一致するメールに対してフィルタリングを行います。
テキスト欄の入力可能文字数は、「From」が255文字、「To」、「Cc」、「件名」、「本文」が2048文字です。

例えば、上図のように入力した場合、以下のすべての条件に当てはまるメール取り込み設定が登録されて、監視IDが発行されます。

  • 「From」が「iij-taro@example.jp」
  • 「To」が「iij-jiro@example.jp」
  • 「件名」にノード名「testnode_001」を含み、更に「WARN」または「ERROR」のいずれかを含む

フィルタリング条件に正規表現を使用する場合は、「正規表現」にチェックを入れます。
〇〇を含まない、△△から始まるといった柔軟な条件設定ができます。

使用できる正規表現の例は下表をご覧ください。

正規表現

説明

^文字列全体の先頭を表す※1
$文字列全体の末尾を表す※1
[0,1]0または1を表す
[1-9]1から9までのいずれかの数字を表す
[0-9][0-9][0-9]3桁の数字を表す(000~999)
[A-Z]大文字の英字を表す
¥d1桁の数字を表す([0-9]と同じ)
¥w大文字/小文字の英字、数字を表す([A-Za-z0-9]と同じ)
.*

任意の文字列を表す(改行も含む)

(例)「a.*a」は「alfa」に合致する

※正規表現の判定は、DOTALLモードで行っています。
※1:本文のフィルタリング条件に使用する場合は注意が必要です。詳しくは、こちらをご覧ください。



設定したい条件記入する内容
設定例1メールアドレス「iij-taro@example.jp」、「iij-jiro@example.jp」、「iij-saburo@example.jp」いずれかを含む条件iij-taro@example.jp|iij-jiro@example.jp|iij-saburo@example.jp※1
設定例2大文字小文字の区別なく「error」、「exception」、「fatal」いずれかを含む条件( (?i)error or (?i)exception ) or (?i)fatal
設定例3「〇〇を含む」と設定したい場合^(?=.*〇〇).*$※2
設定例4「〇〇を含まない」と設定したい場合^(?!.*〇〇).*$※2

※1:複数のメールアドレスを指定する場合、「|(パイプ)」で区切ります。

※2:〇〇に任意の文字列を設定してください。

【注意】メール本文のフィルタリング条件の判定方法について

  • 1行ずつの判定ではなく、本文全体で条件に合致するか判定します。

  • 「^」は各行の最初ではなく、文字列全体の最初を表します。以下にマッチする場合、マッチしない場合のサンプルを示します。
    フィルタリング条件:^alfa

    マッチする
    alfa
    bravo
    charlie
    マッチしない
    bravo
    alfa
    charlie
  • 「$」は各行の末尾ではなく、文字列全体の末尾を表します。以下にマッチする場合、マッチしない場合のサンプルを示します。
    フィルタリング条件:charlie$

    マッチする
    alfa
    bravo
    charlie
    マッチしない
    charlie
    bravo
    alfa

5. 入力が完了したら「入力内容決定」をクリックします。

「フィルタリング内容」ポップアップ画面が閉じます。

6. 適用希望日時と設定内容の入力が完了したら、「設定確認」をクリックします。

エラーメッセージが表示された場合は、メッセージ内の指示に従って対応をします。


「一時保存」をクリックすると、入力した内容を一時的に保存します。一時保存について詳しくは、「設定内容一時保存」をご覧ください。

設定を中止する場合は、「変更前に戻す」をクリックします。編集中の設定内容は破棄され、設定完了済みの情報が表示されます。

7. 「メール取り込み設定確認」画面で、赤く表示された内容を確認し、「設定する」をクリックします。

入力内容を修正する場合は、「戻る」をクリックして設定内容入力画面に戻り、修正します。

エラーメッセージが表示された場合は、メッセージ内の指示に従って対応をします。

8. 「設定完了」画面に、mUOMで始まる受付番号が表示されます。

お問い合わせ連絡先グループのメールアドレス宛にメールが送信されますので、確認してください。

「設定履歴一覧」で受付番号を検索すると、検索結果に設定が表示され、設定内容や設定状態が確認できます。
「設定履歴一覧」での検索方法について詳しくは、「設定履歴一覧」をご覧ください。

9. メール取り込み設定完了後、「メール取り込み設定参照」画面で「監視ID」が付与されたことを確認します。

「メール取り込み設定参照」画面のアクセス方法については、「メール取り込み設定参照」をご覧ください。

本手順で設定した「監視ID」及び「フィルタリング名称」は「アラート通知/対応設定」の「監視ID/名称」欄に表示されます。詳しくは、「アラート通知/対応設定」をご覧ください。

10. フィルタリング条件を設定したメールの送信先に、サービス設定の「アカウント情報」に記載されているメールアドレスを指定します。