9:レジストリキー
指定したキーが存在すること、存在しないこと、値が指定したものと一致するかどうかなどを要求して正常性をチェックする機能です。キーはレジストリの「HKEY_LOCAL_MACHINE\」セクションにある必要があり、以下の例のように、キーと値をひとつの文字列で指定します。
例
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run\ccApp
【注意】
「正常性チェックの編集」画面の「レジストリキー」へのキー情報の入力では、「HKEY_LOCAL_MACHINE\」までのパスは上の行で指定済みのため、テキストエリアには続きの部分のみを入力します。上記の例では、
「SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run\ccApp」と入力します
32ビット及び64ビットの両方のSecure Accessクライアントに対応しなければならない場合、もうひとつ追加のルール作成が必要になります。これは、32ビットキーが、64ビット版のレジストリエディタでは別のレジストリキー「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\WOW6432Node」の下に表示されるためです。
レジストリキー比較で使用できる値の型は、string、binary、dwordのいずれかです。
値の型 | 説明 |
---|---|
string | 比較に使用する文字列値は、値の型に関係なく最大256文字で構成できます。サブ文字列及びワイルドカード(任意の1文字を示す「?」、及び任意の0文字以上を示す「*」)を使った比較も可能です。レジストリ文字列値は、REG_SZ、REG_MULTI_SZ、及びREG_EXPAND_SZキー値をサポートします |
REG_SZ | 固定長のテキスト文字列です |
REG_EXPAND_SZ | 可変長のテキスト文字列です。値には環境変数も入力できます |
REG_MULTI_SZ | リストなど、複数の値を含む文字列です。REG_MULTI_SZ値との比較では、「等しい」以外のすべての演算子を使用できます。エントリがひとつだけの場合は「等しい」を使用できます |
binary | Rawバイナリデータです。バイナリ値は、16進数で最大512桁までの16進バイナリ値、または最大256文字の文字列のいずれかです |
dword | 固定長のテキスト文字列です。0~4294967295までの10進数値の場合もあります |