10:Web アクセラレーション
Secure Accessは、Secure Accessクライアントによって要求されるHTTPコンテンツをGIF及びJPEG画像のサイズを選択的に縮小することで最適化し、ダウンロード時間を短縮できます。
ルールのインターフェイス条件が満たされると、Webアクセラレーションアクションによって、Secure Accessクライアントが要求するHTTPコンテンツに適用される最適化のレベルが決定します。Secure AccessはHTTPトラフィックに対してのみWeb最適化を適用し、HTTPSやFTPなど、その他のプロトコルには影響しません。
- より早い設定にすると、Webページのダウンロード時間は短縮されますが、画像の解像度は低くなります。
- 最も遅い設定では、Webアクセラレーションは無効になり、画像は修正されずにダウンロードされます。
Webアクセラレーションを含むポリシーがアクティブな場合、Mobilityコンソールの「クライアント設定」画面で構成されたWebアクセラレーションの設定は上書きされます。
【注意】
Webアクセラレーションが有効の場合、Secure AccessクライアントのWebトラフィックは、クライアントの仮想IPアドレスではなく、(プロキシWebサーバが実行されている)Mobilityサーバのアドレスから発生しているように見えます。
Webアクセラレーションを適切に動作させるには、プロキシWebサーバからのWebトラフィックをインターネットに転送する必要があり、それと同時に、Mobilityサーバがネットワークポリシーを強制するファイアウォールの内側に存在する必要があります。これにより、内部及び外部のすべてのネットワークトラフィックが確実に、適切なネットワークにのみ流れるようになります。
「Webアクセラレーション」アクションで指定することができるアクションを以下に記載します。
アクション:Webアクセラレーション | 説明 |
---|---|
Webアクセラレーションのイメージダウンロード速度レベル(アプリケーション) |
|
Webアクセラレーションのイメージダウンロード速度レベル(アドレス/ポート) | 指定するローカルアドレスとリモートアドレスの組み合わせのHTTPトラフィックを最適化し、任意でルールがアクティブになったときにSecure Accessクライアントに表示されるテキストメッセージを指定できます |