利用開始までの流れ
本サービスのお申し込みからIIJ GIO P2 Gen.2 VPCサービスで仮想サーバを作成し、利用開始するまでの基本的な流れを紹介します。
【注意】
以下の場合は、サービスのお申し込み日にサービスを利用できません。
- IIJ IDサービスが未契約で、IIJ IDサービスでお客様所有ドメインを利用する場合
- 「フレキシブルサーバリソースコントロールパネル」へのログインには、IIJ IDサービスとの連携が必要です。IIJ IDサービスが未契約の場合は、IIJ IDサービスの「サービスのご契約方法」をご覧の上、契約してください。
- IIJ IDサービスのご契約時にドメイン名を指定する場合は、ドメインの所有確認を行うため、利用開始までに数営業日かかることがあります。一方、ドメイン名を指定しない場合は、「<ランダムな文字列>.on.iijid.jp」ドメインで即日利用できます。IIJ IDサービスの利用ドメイン名は後から追加することもできるため、本サービスのためにIIJ IDサービスを契約していただく場合は、ドメイン名を指定しないことをお勧めします。
- 「フレキシブルサーバリソースコントロールパネル」へのログインには、IIJ IDサービスとの連携が必要です。IIJ IDサービスが未契約の場合は、IIJ IDサービスの「サービスのご契約方法」をご覧の上、契約してください。
- DCコネクタ:L2を利用して同一サイト内にお客様が契約したラックと接続する場合
1.P2 Gen.2 VPCサービスを申し込みます。
P2 Gen.2 VPCサービスを利用するには、P2 Gen.2 VPCサービスのご契約が必要です。P2 Gen.2 VPCサービスをご契約済みの場合は、本手順は不要です。手順2へ進んでください。
- サービスグループの運用管理担当者アカウントで「P2コントロールパネル」にログインしている場合は、「P2コントロールパネル」でP2 Gen.2 VPCサービスのご契約を申し込めます。
- 「IIJサービスオンライン」のIDを持っていない場合は、以下のページからお問い合わせください。 https://www.iij.ad.jp/biz/p2/orderguide/
詳しくは、「IIJ GIOインフラストラクチャーP2を新規契約する」をご覧ください。
申し込み完了と同時に、サービスコード(gis#######)が発行されます。「P2コントロールパネル」が表示され、ご契約のP2 Gen.2 VPCサービスのページへ移動します。
2.VPCを初期設定します。
設定方法については、「VPCルータの初期設定」をご覧ください。
VPCの初期設定には、数分程度かかる場合があります。初期設定が完了すると、VPCルータに他のご契約を追加し、接続できるようになります。
3.VPCにサーバリソースのご契約を追加します。
設定方法については、「サーバリソースを契約変更する」をご覧ください。
【注意】
サーバリソースは、ご契約のVPC以外のVPCでは利用できません。
4.VPCのプライベートネットワークを作成します。
作成方法については、「プライベートセグメントを作成する」をご覧ください。
5.ゲートウェイリソースを新規契約し、接続します。
ゲートウェイリソースには接続先によっていくつかの品目が用意されています。それぞれの設定方法は以下をご覧ください。
- インターネットゲートウェイを利用し、インターネットと接続する場合:「インターネットゲートウェイを新規契約する」
- インターネット経由でVPCの外から仮想マシンにアクセスする場合は、「グローバルIPv4アドレスを設定する」をご覧ください。また、境界FWをご契約の場合は、境界FWのポリシー設定も必要です。「境界FWの設定」も併せてご覧ください。
- 仮想マシンからインターネットへアクセスする場合は、「NAPTを設定する」をご覧ください。また、境界FWをご契約の場合は、境界FWのポリシー設定も必要です。「境界FWの設定」も併せてご覧ください。
- プライベートルーティングとVPCを接続し、他の弊社サービスと接続する場合:「プライベートルーティングの仮想ルータへの接続設定」
- モニタリング&オペレーションゲートウェイを利用し、IIJ統合運用管理サービスと接続する場合:「モニタリング&オペレーションゲートウェイを新規契約する」及び「IIJ統合運用管理サービスとの接続」
6.IAMを初期設定します。(IIJ ID連携設定)
設定方法については、「IAMを新規申し込みする」をご覧ください。
IIJ IDアカウントの管理など、IIJ IDサービスの使い方について詳しくは、『IIJ IDサービス オンラインマニュアル[管理者用]』をご覧ください。
7.IAMの権限を設定します。
設定方法については、「ロールを管理する」をご覧ください。
指定したアカウントの権限設定が行われます。完了すると、権限を付与したIIJ IDアカウントで「フレキシブルサーバリソースコントロールパネル」を表示できます。
8. 仮想マシンをセットアップします。
VPCのフレキシブルサーバリソースに仮想マシンをセットアップするには、大きく分けて以下の2つの方法があります。
- フレキシブルサーバリソース上で仮想マシンを作成する場合:手順9へ進んでください。
- レプリケーション:移行契約を追加し、既存のvSphere環境から仮想マシンをレプリケーションする場合:手順10 へ進んでください。
9.仮想マシンを作成します。
まず、作成する仮想マシンの元となるイメージファイルまたはインストールメディアをOSライブラリに用意します。
- 無償で利用できる仮想マシンイメージを「標準ライブラリ」で提供しています。
- WindowsやRed Hat Enterprise Linuxの仮想マシンイメージを、フレキシブルサーバリソースでOSライセンスをご契約の場合に利用できます。OSライセンスのご契約方法については、「サーバリソースを契約変更する」をご覧ください。
- その他の仮想マシンイメージを利用して仮想マシンを作成する場合は、仮想マシンイメージまたはインストールメディアをプライベートOSライブラリにアップロードします。仮想マシンイメージのアップロード方法については、「プライベートOSライブラリへ仮想マシンテンプレートをアップロードする」を、インストールメディアのアップロード方法については「プライベートOSライブラリへインストールメディアをアップロードする」ご覧ください。
次に、仮想マシンを作成します。仮想マシンの作成方法については、「仮想マシンの作成」をご覧ください。
10.仮想マシンをvSphere環境からレプリケーションします。
仮想マシンを vSphere環境からレプリケーションするには「レプリケーション:移行」(または「レプリケーション:DR」)のご契約が必要です。契約方法については「サーバリソースを契約変更する」をご覧ください。「レプリケーション:移行」は、機能を有効化するために明示的にご契約いただく必要がありますが、利用料金は発生しません。
vSphere環境から仮想マシンをレプリケーションする場合、事前にBroadcom社が提供するVMware Cloud Director Availability (VCDA)アプライアンスを、お客様ご自身でお客様vSphere環境に展開し、弊社が提供するフレキシブルサーバリソースのエンドポイントに接続する必要があります。一度接続した後は、「フレキシブルサーバリソースコントロールパネル」またはVCDAアプライアンスのWeb管理画面から、仮想マシンのレプリケーションと移行を行えます。
アプライアンスの展開を含む詳細な手順については、「フレキシブルサーバリソースへ仮想マシンを移行する」をご覧ください。
11.仮想マシンにログインします。
【注意】
- 標準で提供されるLinux系OSの仮想マシンイメージを利用する場合は、ログインパスワードを設定してください。設定方法は、「仮想マシンのアカウントを設定する」をご覧ください。
- Windows、Red Hat Enterprise Linux、またはその他の仮想マシンイメージを利用する場合は、各OS製品またはメーカーが定めた方法でログインパスワードを設定してください。
作成した仮想マシンにログインするには、Webコンソールを使用するのが最も簡単な方法です。
作成した仮想マシンの「アクション」をクリックすると、メニューが表示されます。そこから「仮想マシンコンソール」、「Webコンソールの起動」を順にクリックします。
P2 Gen.2 VPCサービスの利用開始までの基本的な流れは、以上です。