フレキシブルサーバリソースのVMware Cloud Director Availabilityアプライアンスの動作要件

稼働中のオンプレミス環境をフレキシブルサーバリソースに移行する場合の、VMware Cloud Director Availabilityアプライアンスの動作要件について説明します。

移行元のVMware ESXiのバージョン

2023年11月現在、VMware ESXi 5.5U3未満のバージョンを利用している環境は移行のサポート外となります。

詳しくは、Broadcom社の以下のドキュメントをご覧ください。
https://knowledge.broadcom.com/external/article?legacyId=89181

VMware Cloud Director Availabilityアプライアンスの通信要件

VMware Cloud Director Availabilityアプライアンスとフレキシブルサーバリソースとペアリングする際、VMware Cloud Director Availabilityアプライアンスはインターネットに接続可能である必要があります。2023年11月現在、VMware Cloud Director Availabilityアプライアンスはプロキシを介してインターネットに接続できません。

VMware Cloud Director Availabilityアプライアンスでペアリング可能なフレキシブルサーバリソースの契約数

移行元の環境で構築されたVMware Cloud Director Availabilityアプライアンス1台につき、フレキシブルサーバリソース1契約とペアリング可能です。

1つの移行元環境を複数のフレキシブルサーバリソースに移行する場合、以下のような手順が想定されます。

  • 複数のVMware Cloud Director Availabilityアプライアンスを構築して、それぞれ別々のフレキシブルサーバリソースとペアリングする。
  • 1番目の契約のフレキシブルサーバリソースとペアリングして移行した後、1番目の契約とペアリングを解除して、2番目の契約のフレキシブルサーバリソースとペアリングする。
VMware Cloud Director Availability オンプレミスアプライアンスのバージョン要件
項目 内容
サポート対象VMware Cloud Director Availability アプライアンスバージョン

4.5、4.6、4.7

VMware Cloud Director Availabilityのオンプレミスアプライアンスは上記バージョン以外も利用することが可能ですが、クラウドサイト(フレキシブルサーバリソース環境)アプライアンスのバージョンとの組み合わせによっては、サポート内容が制限されることがあります。

クラウドサイトアプライアンスのバージョン情報については、レプリケーションコントロールパネル 「バージョン情報」欄を確認してください。

レプリケーションコントロールパネルについて詳しくは、「レプリケーションコントロールパネル」をご覧ください。

バージョンごとのサポート有無について詳しくは、Broadcom社のドキュメントをご覧ください。

https://techdocs.broadcom.com/jp/ja/vmware-cis/cloud-director/availability/4-7.html

その他の要件

その他、VMware環境からの移行に関する要件については、Broadcom社のドキュメントをご覧ください。
https://techdocs.broadcom.com/jp/ja/vmware-cis/vsphere/vsphere/7-0/vcenter-and-host-management-7-0/migrating-virtual-machines-host-management.html