vAppテンプレートを作成しようとしたところ、「The requested operation will exceed...」というエラーが出て作成できない
事象
プライベートOSライブラリでvAppテンプレートを作成しようとしたところ 「The requested operation will exceed the VDC's storage quota: storage policy "xxxx" has xxx MB remaining, requested xxxx MB」 というエラーが表示され、テンプレートが作成できない。
対策
プライベートOSライブラリの契約容量が不足している場合、このエラーメッセージが表示されることがあります。OVFファイルをアップロードしてvAppテンプレートに変換した場合、OVFファイルで定義された仮想ディスクの容量分、プライベートOSライブラリの空き容量が必要となります。
対処方法は以下の通りです。
vAppテンプレートを作成せずに仮想マシンを作成したい場合
プライベートOSライブラリでvAppテンプレートを作成せずに仮想マシンを作成したい場合は、「OVF(OVA)ファイルをインポートして仮想マシンを作成する」をご覧ください。
OVFファイルで定義されている容量を変更したい場合
【注意】
- 下記の手順に関するサポート、及び下記の手順を実施したことにより発生した問題に対するサポートは行っておりません。あらかじめご了承ください。
- 下記の手順を実施する際は、必ず対象のOVF(またはOVA)ファイルのバックアップを取得してからお試しください。
OVFファイルで定義された容量を変更する手順は以下のとおりです。
OVAファイルはOVFファイルやVMDKファイルなどがtar形式で圧縮されたファイルのため、tarで展開します。
OVFファイルをテキストエディタで開きます。
VMDKに必要なサイズ要件を満たせる範囲内で、OVFファイル内のディスクサイズの定義を変更します。「ovf:capacity」で容量の値を、「ovf:capacityAllocationUnits」で容量指定の単位をそれぞれ指定します。
関連ファイルを再度tarで圧縮したOVAファイル(またはOVFファイルと、OVFファイルで指定されている仮想ディスクファイル)を、プライベートOSライブラリにインポートします。
不具合が発生している場合
プライベートOSライブラリに十分な空き容量があるにもかかわらず、当該エラーメッセージが表示される場合、下記の事象に該当している可能性があります。
- 起動中の仮想マシンからvAppテンプレートを作成した際に、ブロックストレージの容量を消費してしまう不具合を確認しています。詳しくは、「起動中の仮想マシンからvAppテンプレートを作成すると、仮想マシンが配置されているブロックストレージプールの容量が使用される」を確認してください。
上記の事象に該当しない場合は、IIJサポートセンターにお問い合わせください。詳しくは、「お客様窓口」をご覧ください。