統合Windows認証の方式について(SPNEGO認証とフォーム認証)
本サービスで提供される統合Windows認証では2つの認証方式が提供されます。
クライアントがActive Directoryに参加可能かどうかによって、認証方式は自動的に切り替わります。
- SPNEGO認証
- フォーム認証
SPNEGO認証
SPNEGO(Simple and Protected GSSAPI Negotiation Mechanism)はブラウザを介したKerberosベースの認証メカニズムです。
SPNEGOを利用することで、Active Directoryに参加済みのユーザは追加の認証なく連携サービスにログインできます。
SPNEGOを利用するためには、2つの条件があります。
- クライアントがActive Directoryドメインに参加可能
- SPNEGOに対応したブラウザを利用すること
SPNEGOに対応するブラウザについては「ブラウザの統合Windows認証設定(SPNEGO認証)を有効にする」をご覧ください。
【参考】
Active Directoryドメインに参加したアカウントが本サービスと紐づいていない場合、ブラウザが認証情報を入力するモーダルを表示します。
モーダルに本サービスと紐づけられたActive Directoryアカウントの認証情報(IDとパスワード)を入力することでもログインができます。
次に説明するフォーム認証に似た挙動ですが、こちらはブラウザによるSPNEGO認証の挙動の1つです。
フォーム認証
Active Directoryアカウントの認証情報(IDとパスワード)をログイン画面のフォームに入力して認証を行ないます。
社外からのアクセスでActive Directoryドメインに参加できない場合、あるいはSPNEGOに対応していないブラウザなどでも利用できます。
ユーザの入力した認証情報はActive Directoryにて確認され、認証が成功すると連携サービスにログインできます。