デバイスコントロール
デバイスコントロールは、デバイスの遠隔制御機能を提供します。
- デバイスに対し HTTP/HTTPS リクエストを送信する機能
- デバイスに対し SSH コマンドを発行する機能
- デバイスに対し ICMP(Ping)、UDP 通信を発行する機能
- ルータやゲートウェイ機器、ネットワークカメラに対する HTTP/HTTPS プロキシ機能(デバイスビューア)
閉域網内にあるデバイスに対し、コントロールパネルまたは Web API を介してリクエスト送信、コマンド実行、プロキシアクセスができます。
本機能を使うことでゲートウェイデバイスのメンテナンスや、お客様システムからデバイスを Web API で操作できます。
デバイスコントロールの仕様
- HTTP/HTTPS リクエスト送信機能を利用する場合、お客様のゲートウェイデバイスに HTTP/HTTPS に対応したアプリケーションを起動しておく必要があります。
- SSH コマンド送信機能を利用する場合、お客様のゲートウェイデバイスに SSH サーバアプリケーション(sshd など)を起動しておく必要があります。
また、SSH 実行時にはユーザ名とパスワードが必要となります。事前にゲートウェイデバイスに SSH 接続用のユーザを作成してください。 - SSH コマンド送信機能の認証は、ユーザ・パスワード認証にのみ対応しております。
- SSH コマンド実行機能は SSH v2 に対応しています。
- HTTP/HTTPS リクエスト送信、SSH コマンド送信それぞれに対し、同時に実行できるデバイスコントロール操作は 10 件です。制限以上の実行は失敗します。
- HTTP/HTTPS リクエスト送信、SSH コマンド送信実行結果のレスポンス・ボディサイズには制限があります。制限以上のレスポンス・ボディは、制限超過したデータを切り捨てたかたちでレスポンスデータを返します。
- HTTP/HTTPS リクエスト送信、SSH コマンド送信で一括で指定できるゲートウェイデバイスの数は 100 です。
- HTTP/HTTPS リクエスト送信、SSH コマンド送信で制限時間内にレスポンスがない場合、タイムアウトします。
- SSH、HTTP/HTTPS、ICMP(Ping)、UDP の送信元ネットワークアドレスは「10.64.2.0/24」になります。デバイスに対し同ネットワークからのアクセスを許可して下さい。なお、プライベートコネクタをご契約いただき、プライベートネットワークを介してコマンド/リクエストを送信している場合、お客様専用のゲートウェイ IP アドレスが送信元 IP アドレスです。お客様専用のゲートウェイ IP アドレスは プライベートコネクタ画面 を参照ください。
- デバイスビューア機能を利用する場合、お客様のゲートウェイデバイス、ネットワークカメラに HTTP/HTTPS に対応した Web アプリケーションを起動しておく必要があります。
- デバイスビューア機能を利用してゲートウェイデバイスの画面へアクセスした場合、HTTP によるファイルアップロードのサイズは 100MB に制限されます。
- UDP/Ping 送信機能は Web API のみ対応しています。1回の Web API リクエストに対し、1つのデバイスを指定して UDP/Ping を送信することが可能です。利用する場合は、コントロールパネル または Web API でデバイスコントロールフラグを有効化する必要があります。
利用シーン1:Web API を利用してデバイスへ制御通信を送る
お客様システム上で異常検知した際、デバイスコントロールの Web API 経由でデバイス側へフィードバックするシステムを実現することが可能です。
利用シーン2:コントロールパネルからデバイスを制御する
デバイスコントロールを利用し、一度に複数のゲートウェイデバイスへリクエスト、コマンド送信が可能です。
例えば、メンテナンス時に一括でデータ送信処理を停止させたい場合、再開させた場合などに有効活用できます。
利用シーン3:コントロールパネルからデバイスやネットワークカメラへリモートアクセスする
デバイスビューアを利用しネットワークカメラなどの Web 画面にアクセスすることで、ライブストリーミング動画の参照等が可能です。