VPNゲートウェイ
VPNゲートウェイは、お客様のデバイスとIoTサービスプラットフォーム、および、各種IIJサービスと接続するためのVPNゲートウェイ機能を提供します。
VPNゲートウェイをご利用頂くと IIJプライベートバックボーンサービスと連携し、IoTサービスのプラットフォームだけではなく、IIJ GIO、IIJクラウドデータプラットフォームサービス、WISE-PaaS IIJ Japan-East などのプラットフォームと接続することが可能です。
VPNゲートウェイへの接続は、VPNアクセスと同様にL2TP/IPsecまたはWireGuardによるインターネットVPN接続(リモートアクセスVPN)をご利用頂けます。
利用シーン
※VPNアクセスの利用シーンも合わせてご覧ください。
クラウド環境からのデバイス制御
VPNゲートウェイへ接続したデバイスは、クラウド上のサーバと双方向の通信を行うことが可能です。
この通信経路をご活用頂くことで、クラウドから遠隔地のデバイスに対する制御を行うことが出来ます。
デバイス間通信によるリモートメンテナンス
VPNゲートウェイへ接続したデバイス同士、あるいは、プライベートモバイルゲートウェイでモバイル接続したデバイスとは双方向での通信を行うことが可能です。
この通信経路をご活用頂くことで、遠隔地のデバイスに対するリモートメンテナンスを行うことが出来ます。
オフィスから遠隔地のデバイスを管理
IIJ Omnibusによる拠点VPNで接続頂くことで、オフィスネットワークからVPNゲートウェイへ接続したデバイスにアクセス可能です。
工場内のSCADA、PLCエンジニアリングなどのソフトウェア端末に、オフィスから管理可能です。
利用方法
VPNゲートウェイをご利用頂くには、あらかじめ書面にてVPNゲートウェイのご契約をお願い致します。詳細は担当営業にお問い合わせください。また、ご契約前にVPNアクセスの利用方法に記載の条件を満たしていることをご確認ください。
ご契約後、専有のVPNアクセスを作成することでVPNゲートウェイを利用してIoTサービスに接続することができます。以下の手順を実施してください。
- コントロールパネルにて専有のVPNアクセスを作成してください。
- VPNアクセス画面や画面の指示に従って作成してください。
- 作成時、VPNゲートウェイを選択すると専有のVPNアクセスが作成されます。
- 作成されたVPNアクセスの接続情報を元にデバイスに設定してください。
- 設定方法は、VPNアクセスのプロトコル別の設定方法をご参照ください。
- VPNアクセスに接続後は、IoTサービスの提供する各種機能の説明をご覧頂きご利用ください。
VPN接続プロトコル
VPNゲートウェイは、契約時に選択したVPNプロトコルのみで接続できます。
選択可能なプロトコルは、WireGuard、L2TP/IPsecです。
各VPNの仕様はVPNアクセスと同じです。詳細な仕様や設定方法は、VPNアクセスをご覧ください。
複数のVPNプロトコルを使用する場合は、複数のVPNゲートウェイが必要です。必要な数のVPNゲートウェイのご契約をお願い致します。 |
その他仕様
- VPNアクセスに割り当てるIPアドレスはシステムが自動的に決定します。
- VPNゲートウェイご契約時に指定したIPアドレスレンジ内で未使用のアドレスを割り当てます。
- VPNアクセス作成後、IPアドレスを変更することはできません。
- なお、一度割り当てられたIPアドレスはVPNアクセスを削除しない限り変動することはありません。
- VPNの接続先に指定するホスト名はシステムが自動的に決定します。
- VPNゲートウェイとプライベートバックボーン間との通信速度は100Mbpsです。
- VPNゲートウェイは複数ご契約頂くことが可能です。
- IPアドレスが不足した場合や性能増強する場合に追加契約をご検討ください。
- VPNアクセス作成後は、接続するVPNゲートウェイを切り替えることはできません。
- VPNアクセスに接続した状態でインターネットに接続する必要がある場合、お客様のプラベートバックボーンのネットワーク構成によって設定が異なります。
- プライベートバックボーン上にデフォルトゲートウェイとしてインターネット接続が存在する場合は、VPNアクセスにルーティングの設定無くご利用頂けます。
- 存在しない場合は、VPNアクセスのデバイスに追加のルーティング設定が必要です。
- VPNアクセスのご利用数に応じて使用料金が発生します。詳しくは料金表をご確認ください。
- 接続していないVPNアクセスにも使用料金が発生します。
- VPNアクセスを削除して再度作成した場合は、作り直したVPNアクセス1個分の追加料金が発生します。